2018年1月〜12月の日記 本文へジャンプ

つれづれなるままに・・・・・・私の日常風景



2018年12月30日(日)
良いお年をお迎えください。
 今年もあと2日になりました。
 私にとっては充実した1年で、あっという間に時間が過ぎました。でも、悲しい別れもありました。かつては一緒に活動したことがある3人の方を見送ることになってしまい、
何度も心のなかで思い返しています。
 そんな今年の心身の疲れを洗いながすために、いつものように湘南の海を見に行きました。穏やかに広がる海を見ると心が安らぎます。大学にいる時は美浜の海を見ているのですが、年末に湘南の海を見ると、いつもと違って心が純化されていきます。
 来年は悲しい出来事が少ない年になるといいなぁと思います。それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。。。

2018年12月28日(金)
学生からのプレゼント
 水曜日は実習指導の最終授業の後、3年生の社会福祉士実習クラスの打ち上げでした。すると、サプライズで学生から色紙をもらいました。この大学に来て初めてです。もう感激の嵐。。。
 思えば4月に赴任したときは誰一人として学生のことは知らなかったのですが、徐々に互いを知りあうプロセスは、とても面白いものでした。新任で実習システムがわからないなか、2回も失敗して申し訳ないことをしたにも関わらず、あたたかく受けとめてくれました。
 学生同士も仲良くなったようなので、様々なことに挑戦する4年生になってからも、支え合っていってほしいです。
この大学に来て、いろいろと有形無形のプレゼントをもらいましたが、今回が一番心に残るものでした。みんな、ありがとう!
9ヶ月経ち、ようやくここまで辿りつきました。

2018年12月23日(日)
会議の日々
 気がつけば世は三連休でした。あまり気にしていなかったけれども、今年は三連休が多いのでしょうか。
 私はいつものように仕事をしています。昨日は学術会議の分科会で、人権教育について議論しました。本日はスーパービジョンの枠組作りの会議があり、多様な課題について検討しました。その合間に、論文の修正をして投稿したり、年賀状を印刷したり、いつも行っている年末の大仕事に取りかかったりと、例年と変わらない年末スケジュールで動いています。
 そんな三連休ですが、街のイルミネーションを楽しんだり、初めてフランスの冷凍食品メーカーのPicardで買い物してみたり、愛知のデパートでケーキを購入したりと、少しだけクリスマス気分も味わっています。明日は注文したケーキをピックアップし、明後日のクリスマス会&最後の授業に備えます。
ちょうど冬らしい気候になってきました。

2018年12月21日(金)
実習報告会
 昨日、3年生の実習報告会がありました。1年間かけて事前学習・実習・事後学習を行ってきて、ようやく一つの形にまとまりました。学生達にとっては緊張する場だったかと思いますが、のびのびと話せた様子がうかがえ良かったです。1年でこんなにも成長するのかということを目の当たりにし、改めて実習体験の大きさを実感した日でした。
 また、私にとってはイメージがない中での手探りでの実習指導でしたが、なんとか終わってホッとしています。実習指導の授業はあと1回。安堵と寂しさがまじった気持ちになっています。
※雑誌に載っていた猫の写真が素敵だったので、写真立てに入れてみました。愛知の家に飾り、毎日見て和んでいます♪ 


2018年12月15日(土)
今年の漢字
 先日、清水寺で発表された今年の漢字は「災」でした。本当にいろいろな災害があった年だったと思います。
 では、私の漢字は。。。「転」か「拡」と迷ったのですが、やはり「濃」だと思いました。
大きな転換を果たした年ですが、物理的なものに留まらず質的にも大きな転機になりました。なんといっても毎日が濃いのです。濃い学びができる、濃い仕事ができる、濃い人間関係がもてる、そんな日々でした。
 総じて言えることは、「新しい環境に身を置いて本当に良かった!」ということです。私を育んでくれた美浜の海の近くで、毎日変わりゆく海の色を楽しみながら来年も仕事をしていきたいと思います。
 と言いつつ、まだまだ今年の仕事は終わりません。今日もまた、山積みの仕事と格闘しているところです。

2018年12月15日(土)
卒論発表会
 昨日は4年生の卒論発表会がありました。今年度赴任した私は3年ゼミしか担当していないので、卒論指導はしていないのですが、1年でこんなにもまとまった卒論が書けるのかということに感心しました。発表者それぞれの個性が出ていて、とても面白い時間でした。
 そして、それにも増して関心したのは、我がゼミ唯一の男子学生が司会を行い、アドリブを交えながら素敵な進行をしたことでした。いつもは「人前に出るのが気後れする」なんてことを言っている彼が鮮やかな司会進行をしたことに、驚きながらも愉快な気分になってしまいました。
 フロアで聴いていた女子学生達が、「よし、来年は彼に人前に出る役割を担ってもらおう」と顔を見合わせてほくそ笑んだことは言うまでもありません。

2018年12月09日(日)
お出掛けの週
 今週も長い1週間でした。私にとって愛知の家が「別荘」だったはずなのですが、いつのまにか東京の家が「別荘」になっています。さて、そんな今週はよく出掛けた週でした。
 火曜日には、12時半までの授業を終えた後に13時の電車に乗り京都の会議へ。スーパービジョン体制のワーキンググループ作業を2時間で終え、17時には家路につきました。
 そして金曜日には大学の最寄り駅を19時発の列車に乗り、静岡に向かいました。ホテルで1泊し、翌日朝から静岡県医療ソーシャルワーカー協会での講演とコメンテーターを務めました。その後は愛知に戻り、本日の入試業務を経て東京へ。
 静岡では私も加わり作成していた医療ソーシャルワーカーの実践能力ルーブリック評価とスーパービジョンが主題で、中堅・ベテランのワーカーさん達の熱い想いとやる気に満ちた濃い時間となりました。一緒に参加した愛知県医療ソーシャルワーカー協会役員の方々と、「愛知もやろう!」と士気を高めて帰ってきた次第です。
 こんな移動が多い私に嬉しい報せが。愛知の交通ICカードを使うと高いポイント還元があることを地元の先生から教えていただきました。そろそろmanacaも持つべきか。。。


2018年12月01日(土)
オーストラリアと日本のソーシャルワーカー
 あっという間に師走になってしまいました。今週はかなりハードで、愛知にいた5日間とも夜の予定が入っていました。5日のうち3日間は研究会、1日は授業、1日はプライベートの女子会です。
 そのうち、一昨日の夜はオーストラリアのソーシャルワーク大学の先生が来日され、お寿司を食べながらの小さな研究会が開催されました。そこでは、オーストラリアでの資格制度やスーパービジョンの様子をうかがうことができました。
 そして今日は、その先生を囲むセミナーがあり、私も「ソーシャルワーカーのアイデンティティ」に関するシンポジウムに登壇しました。すると、オーストラリアと日本のワーカーの立場や成長過程には大きな違いがなく、様々なジレンマを抱えながらも前向きに進んでいることができました。参加した多くの現場実践者にとっても、新鮮な学びの機会だったのではないでしょうか。本学とは提携を結んだため、今後も一緒に研究ができそうで楽しみです。
 ということで少々疲れモードにつき、明日・明後日はゆっくりしたいと思います。


2018年11月25日(日)
栃木研修
 一昨日・昨日の授業に加え、本日は宇都宮で社会福祉士会会員を対象にした研修でした。昨日も今日も「新幹線で家族連れが多いなぁ」と思っていたら、世は三連休ということに気がつきました。完全に世の中の流れから切り離されていますね。
 研修にはいつも以上の人達が集まり、熱心に取り組んでくださいました。そうなると相互作用で、こちらもエネルギー全開で話せます。
 そして、またもや嬉しい再会がありました。2つ前の大学の卒業生が研修に参加していたのです。一目でわかり、15年ぶりくらいの再開を果たしました。研修会で卒業生に会うことはたまにあるのですが、そんな時は本当に嬉しいものです。成長した姿が見られると、いつも「教師の仕事って良いなぁ」と感激しますし、今後も続けていくエネルギーがもらえます。今日もまた、卒業生から「プレゼント」をいただきました。


2018年11月24日(土)
出会い・再会・出会い
 今週も沢山の出会いや再会がありました。
 まず来年度のゼミの見学先開拓で、昔勤めていた病院付近にある介護用品会社を訪問し、メンテナンスの様子を詳しく見せていただきました。医療ソーシャルワーカーの頃は何気なくつきあっていた業者さん達。実はこんな工程で介護用品の管理をしていたんだということがわかり、とても新鮮な時間となりました。
 それから、昔のワーカー仲間が何人かに呼びかけてくれて、私を囲む懇親会を開いてくださいました。20年ぶりくらいの再会で、その頃新人だったワーカーさんが魅力的なベテランになっており、嬉しい再会ができました。
あたたかい心遣いに感謝です!
 そして今日は、難病を患いながらもハローワークワーカーの支援により就職し、生き生きと日々を過ごしている社会福祉士さんをお呼びし、特別講義を行っていただきました。彼女の話には説得力があり感銘を受けました。学生達も沢山影響を受けたことと思います。

 といろいろありましたが、今週の最大のトピックは来年度ゼミのエントリー結果が出て、満員御礼になったことです(11月2日の日記)。ゼミ生達と楽しく学べる時間を沢山過ごそうと、今から計画を練っています♪

2018年11月18日(日)
大学院ゼミの面白さ
 今週も本日までの勤務を終えて、東京に戻ってきました。この1週間のなかで面白かったのは、月1回の土曜に行われる他教授の大学院ゼミでの議論です。
 私は大学院を来年度から担当するので、この大学でまだ指導院生はいないのですが、同じ医療専修の先生の修士課程ゼミに入れてもらっています。そこでは、どういうわけか私の本の輪読をしています。報告レジュメはなく、
それぞれが決めた章を読んで疑問に思ったことについて質問を出したり、そのテーマに関する討論をします。
 全員が社会人(私と同じ歳の人も複数!)でそれぞれ専門の職業(医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、看護師、建築士等)に就いているため、昨日も自らに引きつけた話が盛り上がりました。そのため、私も知らない世界のことがわかり、面白い時間になっています。かつ、指導教員でない「気軽さ」があるのかもしれません。
 こんなことを言っていられるのは今年かぎりかもしれませんが、来年度からの大学院生指導に向けた予行演習をさせていただいているようで、私にとって大変有り難い機会です。

2018年11月11日(日)
スーパービジョンの検討委員会
 本日は某団体のスーパービジョン体制に関する検討委員会で、終日缶詰です。スーパービジョン体制を構築するため検討を行っているのですが、この間、先行研究の整理を行ったり、有名なスーパーバイザーからお話をうかがってきました。
 その一環として、本日は先進的なアメリカのスーパービジョン体制について話をうかがいました。スーパービジョンと言っても多様な方法があること、スタイルによって長所と短所があること等、なかなか刺激的な学びでした。徐々にではありますが、形にしなければなりません。
 ところでこの間、2つの県の行き来のなかで、当初予定していなかった支出が発生しています。それは送料と御菓子代です。右手を怪我して以降、移動時に重い荷物は持たず、毎週のように宅急便で送っています。また、愛知に行くときには東京の、東京に戻るときは愛知の土産物を買っていきます。初年度なので来年以降の見学先を開拓したり、様々な方にご馳走していただいたり、調査の手土産を持っていったりと、お付き合いに伴う支出がけっこう多いのです。だからお金は貯まりませんが、それも初年度の必要経費なのでしょうね。。。

2018年11月09日(金)
原稿書き
 来週からの初回授業を前に、水曜日に時間が空きました。愛知で時間が空いた時には、ジムや接骨院に行ったりするのですが、この日はどちらもお休みの日。そのため、久しぶりに長時間かけて原稿を書き上げました。
 今度ソーシャルワーク学会で出版する研究方法の本に、主人公が研究に取り組み進めていくという架空の事例を入れることになり、それを書いたのです。架空とはいえ研究のノウハウを入れたり、研究内容に触れなければならないため、そのテーマに関する論文を読みながらの執筆になりました。最初は全く白紙でしたが、書き始めると面白くなり起承転結のある話に仕上がりました。
 たしかにこんな創作は楽しいのですが、凝りはじめるとそればかりに集中して他が手薄になってしまうため、今回はほどほどにしておこうと思います。

2018年11月09日(金)
訃報
 数日前に飛び込んできた元同僚の訃報。女性管理職として、いつも颯爽とプライドをもって仕事に取り組んでいた姿が目に焼き付いています。今年3月の管理職退職の日まで、とても大変な状況にありながら業務を全うされました。
 私は上から物を言える立場ではないけれど、彼女には「よく頑張られましたね。本当にお疲れ様でした」と伝えたいです。私が職場を辞めるとき、お互いにハンカチを交換しあい、今日もそれを使いました。彼女の思い出とともに大切にしていきたいと思います。
 長い間、本当に御世話になりました。痛みや苦しみから解放されて、どうか安らかにお眠りください。。。

2018年11月02日(金)
ゼミ紹介
 今週のトピックは、なんといっても昨日行われたゼミ紹介です。来年度の専門ゼミを決めるためのオリエンテーションで、現3年生や教員がゼミ紹介をします。その後は2年生が各ゼミのブースに行き相談会を行います。そしてゼミを選択するという大事な行事です。
 昨年度、初年度のためかゼミ生がとても少なかったのでショックを受け、何とかリベンジをはかりたいと思っていました。他のゼミは学生がパワーポイントを作ってゼミの様子を発表するのですが、少人数の我がゼミは10月に実習に行ってしまい教員自らが作ることに。そして、けっこう凝ったパワーポイントを作成しました。
 結果は・・・予想を上回る沢山の学生がブースに来てくれ、ゼミ生達もフル回転で後輩の相談にのってくれました。エントリーはまだ先ですがもう昨日で満足です。やはり2年生の授業を担当していたことが大きかったのでしょうね。リベンジの気持ちが一気に安堵感に変わった1日でした。

2018年10月28日(日)
誕生日
 昨日は誕生日でした。家族からも友達からもお祝いしてもらい、とても充実した誕生日を迎えることができました。
 思えばこの1年は怒濤の日々でした。昨年度は新しい職場が決まり、次年度の準備をしながら目の前の課題に取り組み、4月になってからはノンストップで駆け抜けてきました。夏休みに休めるかと思いきや、授業期間よりも慌ただしい日々が待っており、「帰省した時と台風の時は休んだかな」というくらいで、ほとんど休んだ記憶がありません。
 それでも、凝縮した学びができる愛知とリラックスできる東京の二重生活はとても気に入っており、生きている実感が持てています。こんな素敵な日々が迎えられたのは、やはり私を支えてくださる方々のおかげだと思っています。みなさまに、心から感謝申し上げます。

2018年10月26日(金)
たまには贅沢に
 今日の締めくくりは失敗体験でした。学生に5限目の教室変更を伝えていなかったために、授業直前の休み時間に元の教室に変更先のお知らせを貼りに行くため全速力で5分間走ったら、ヘトヘトになってしまいました。たまにこんな失敗をやってしまうのですよね。
 そのため、20時の東京行き新幹線に乗る時に、ちょっとリラックスしたくなりました。幸い東海道エクスプレスカードのポイントが貯まっており、通常の指定席料金でグリーン車に乗れたので、明日の誕生日の前祝いということにしました。
 わずかな乗り継ぎ時間にお土産とお弁当を買い、新幹線に乗り込んだあとはゆったりと過ごします。お弁当を食べて、グリーン車の雑誌を読んで、本を読んで、音楽を聴いて、お茶を飲んで。。。そんなことをしていると、東京までの1時間40分はあっという間です。このエアポケットのような移動時間がけっこう好きなのですよね。

2018年10月26日(金)
実習巡回終了
 今週も講義の合間を縫って、3箇所の実習巡回に行ってきました。毎週、巡回訪問か帰校指導をしなければならないのですが、今回が最後の週になります。
 実習最初の週に巡回に行った時には、ストレスのかたまりだった学生達の顔つきが、ゆとりと実習が終わることの寂しさがまじった表情に変わっていました。学生達とは1時間半程いろんな話をして、以前より教員と学生との関係性も深まった気がしています。ようやく、本当に相手に「出会えた」気分です。
 11月の授業からはまとめの作業に入り、実習報告会と報告書作成にむけて取り組んで行く予定です。せっかくなら、どちらも良いものにしたいですね。

2018年10月22日(月)
やっぱり医療ソーシャルワーカーは良い仕事
 今日は、ベテラン医療ソーシャルワーカーの実践知を集めるインタビュー調査に出掛けました。招聘されて講演した学会で知り合った超ベテランの方です。
 お話を聞くなかで何度か私の琴線に触れる箇所があり、「ああ、やっぱり医療ソーシャルワーカーって良い仕事だなぁ。。。」とつくづく思いました。そして、優れたベテランワーカーに共通する特性として、豊富な知識や技術とともに高い倫理観や覚悟をもっていることがあります。どちらが先か後かはわかりませんが、相互作用しながら専門性の高い実践を形作っているのです。
 このような素晴らしい実践を行っているワーカーさんに出会った後には、今度は自分がその実践をできるだけ早く広く世に知らせていかなければならないという、研究者としての使命感が強くなります。それが、研究を行い続ける原動力の一つなのでしょうね、きっと。

2018年10月20日(土)
幅広い勉強ができた週
 今週も盛り沢山で、いろいろな勉強の機会がありました。
 火曜日の科研費研究会(私が主導で行う実践能力の調査準備)から始まり、水曜日は質の高い取り組みを行っている病院見学に行き、多職種カンファレンスにも同席させていただきました。久しぶりに「現場の空気」を吸うことができ、新鮮で気が引き締まる思いになりました。その間に、学会誌からの頼まれ原稿を書いて投稿完了。
 木曜日は本学で行われた防災・減災に関する円卓会議に出席し、被災直後から数年間の被災地の様子を知ることができました。金曜日は仕事をしたり学生と駄弁ったり…。本日の午前は同僚の先生の院生研究会に入れてもらい私の本のディスカッションを、午後は医療福祉政策塾で本の輪読や他者の研究発表を聞く機会を得ました。その合間に、政策塾の先生に今度世に出す論文指導をしていただきました。
 こんなかんじで、関東地方にいるときよりも密度の濃い学びができています。講義の準備や校務は慣れないのでがむしゃらにやっていますが、それ以外は知的好奇心の赴くままにゆとりをもって取り組んでいます。赴任直後と比べてかなり脂が乗ってきました〜♪

2018年10月14日(日)
久々の京都
 今回も校務の関係で、月曜日から今日まで愛知にいました。そのなかで、昨日はスーパービジョンの体制構築ワーキンググループがあり、日帰り京都へ。とても好きな街ですが、訪問するのは随分久しぶりです。いつの間にか駅の中がリニューアルされており、活気にあふれていました。
 ワーキンググループでの作業がいつにもましてサクサク進んだので、その後楽しくランチを食べて、お土産を買ってさっと愛知に戻ってきました。
 以前だったら一箇所でもお寺巡りを入れるところですが、論文書きや仕事が待っているので、今回は自粛しました。でも、一瞬でも京都に行けたことでかなりのリフレッシュ。名古屋からは新幹線で35分(前任校の通勤で新幹線に乗っていた時間と同じ!)なので、十分に日帰り可能な距離です。次回はゆっくりお寺を巡りたいものです。

2018年10月07日(日)
ぎっしり三連休
 世は三連休。私は東京でタイトなスケジュールで動いています。
 昨日は美容院に行った後に統計教室で指導を受け、その後は出版に向けた打ち合わせ。
 今日の午前中は家で仕事をした後に、午後は近くの出版社にて学会で出版する本の編集委員会、夜は大学院修了生達との懇親会でした。いちごの季節に結成したので「いちごの会」と命名し、今日が2回目の「例会」となります。私を含めて全員が新しい環境に飛び込んだ人達ばかりで、半年経った時点での各人の変化が面白かったです。サプライズで早めの誕生祝いをしていただき、感激しました。
 そして明日は、日本社会福祉学会の若手・女性研究者支援検討委員会の後、2つ前の大学の同窓会に出席します。
 なんだかんだと、これまでいろいろなネットワークを作ってきたことを感じています。
※写真は待ち合わせ場所の数寄屋橋公園の「若い時計台」(岡本太郎氏作)

2018年10月05日(金)
サポーター生活はじまる
 今週は、岐阜県にて今度来てくださるゲスト講師の方との打ち合わせからはじまり、やはり講義と実習巡回、講義と実習巡回という移動の日々でした。
 そんななか右肘の直りが悪く、とうとうサポーターをつける生活に突入してしまいました。肘の部分をプロテクトすると筋肉への負担が少なくなり、以前より痛みが和らぐということでつけています。サポーターをつけてジムで運動をしていると、なんとなく格好良く見えるのですが、ぴっちりした長袖の服は着られない難点もあります。
 「生きていると日々いろいろなことが起こるなぁ〜」といささか達観しながら、初めてのサポーター生活を送っています。ということでまだまだクリニック通いは続きそうです。が、実は私が住んでいるアパートの1階にあるので、通院は楽ちんなのでした。

2018年9月30日(日)
はかどりました!
 台風休暇2日目にして、かなりいろいろなことができました。
 まずしっかり眠ることと、身体のケアにも行きました。
 仕事では、前回講義のリアクションペーパーのまとめと次回・次々回の講義準備。今度行う研修資料の作成と送付、学会誌に出す原稿の仕上げと送付、とりまとめをしている本1冊のゲラチェックと編集会議に向けたメモの作成、見学依頼メールの送付。
 また、家のこともできました。台風に備えて買い物に行き、久々に手の込んだ料理を作ったり、何度も洗濯機を回したり、蒲団を干したり、掃除をしたり、秋物の服を愛知に送ったり。
 時間があれば物事は進むので、つくづくまとまった時間は必要だなぁと思います。そして、これから関東に台風が来ます。交通機関は全部ストップ。大きな被害がなければよいのですが。。。

2018年9月28日(金)
台風休暇
 3週連続で東京滞在1泊2日になるかと思いきや、台風の接近により日曜日に予定していた三重の講演がなくなり、思わぬ2日間の休暇をいただきました。ということで、早めに東京に戻ってきました。伊勢神宮にも行きたかったのですが、気候の良い時に出直します。
 この4日間、授業をしながら実習巡回にも行くという慌ただしいスケジュールが続いています。そのためか夏に怪我をした右肘の状態が思ったように回復しておらず、通院しているクリニックの柔道整復師さんから、「この1週間は睡眠取れてます?」「右手をよく使っています?」「疲れてないですか?」と聞かれました。それに対し、「この1週間で3回程睡眠不足で…」「来年度のゼミ紹介のパワーポイントをかなり凝って作っており…」「机に向かうといってもせいぜい毎日23時くらいまでで…」「毎日、講義と巡回の行き来で…」「後期の授業が始まり緊張しているのかも…」等と話したら、「疲れてますね!」と言われました。「来週まで休んで右手の様子をみましょう」とも。
 『そうか、私疲れているんだな〜』と認識するしだい。。。もっと自分の状態を客観視できないといけないですね。ということで、台風休暇を享受させていただくこととします。お休みなさいzzz。

2018年9月23日(日)
帰校指導
 先週月曜日に愛知に行き日曜日に帰るという、長い1週間でした。といっても、またすぐにトンボ帰りですが…。
 この間の特筆すべきことは、実習の帰校指導を行ったことです。私が受け持っている学生達は大学のある付近ではなく、そこから1時間程離れた名古屋市で実習を行っているため、実習終了後に名古屋にある大学院の校舎に集まりました。
  「君、実習先では借りてきた猫のようだけど、なんでここではそんなに違うの(笑)」というかんじの学生もいました。帰校指導では何を言ってもOKなので、心にたまっていることを全部はきだし、久しぶりに会うクラスメートとわいわいがやがや情報交換して、目の輝きを取り戻した熱い一時でした。
 来週は、4日間連続で巡回指導にうかがいます。学生が実習で頑張っていることを思って私も頑張ります〜♪

2018年9月17日(月)
新学期
 あっという間に夏休み期間が終わり、新学期が始まりました。
 後期は前期の担当科目に加え、社会福祉士国家試験の受験対策講座と、新しく始まる2年生の実習指導も受け持つ必要があります。加えて休日の入試業務が入るので、愛知に滞在する時間が長く、東京に戻れても1泊2日という状況が続きます。
 そんななか、先週は研究会で研究報告を行ったり、ベテラン医療ソーシャルワーカーさん達と調査データの分析をしたり、他者の研究指導をしたりと、盛り沢山の日々でした。自分でも「毎日が濃いなぁ〜」と感じています。
 前期に引き続き、後期も時間管理が最大の課題で、まとまった時間をどこでどのように作り、それを活用するのかを考えて実行する毎日です。ただ、やはり1年間のサイクルを経験しないと、スケジュールの見通しが持てないですね...。

2018年9月11日(火)
実習巡回
 社会福祉学会の若手研究者支援セッションには100人近い人が参加してくださり、盛況のうちに終わりました。皆さんの関心の高さが伝わってきて、ますます積極的に取り組まなければと思った次第です。
 そして、昨日・今日は実習巡回を行いました。2日間で4箇所の施設を訪問し、元気な学生の姿に会えて安堵しました。まだまだ実習ははじまったばかり、これからさらに濃厚な学びを積み重ねることでしょう。
 さて、明日は埼玉で講演した後に愛知に帰ります。こんな生活のため、東京にいるのは一瞬になりますが、どんなに短くても東京に戻りたいのですよね。今日、実習先に近い友人宅に下宿しながら実習に行っている学生が言った、「遠くても、お金がかかっても、週末には自分の下宿(実習先からは遠い)に戻りたいんだ」という言葉を、共感しながら聞いていました。

2018年9月07日(金)
日本社会福祉学会へ
 今回は北海道で大地震が起きました。被害に遭われた方々が、早くふつうの暮らしを取り戻されることをお祈りしております。
 そしてこの週末は、名古屋の金城学院大学で開催される日本社会福祉学会全国大会に向かいます。私は初日にある、若手研究者支援に向けたセッションでコメンテーターを務めます。本学会のみならず、社会事業史学会、日本社会学会、日本心理学会からもシンポジストが登壇し、各学会での取り組みを共有するので、新しい視点が得られることでしょう。このような機会が、社会福祉学会での若手支援のはずみになるといいですね。
 その前に、今日は学術会議の別の分科会に参加します。昨日はお休みで、存分に心身をケアしたのでリフレッシュできました♪

2018年9月05日(水)
台風一過
 本当に酷い台風でした。被害に遭われた地方の方々には、お見舞い申し上げます。
 いつもスケジュールが台風に翻弄されるのですが、幸いなことにこの間は東京に滞在していたため、昨日の学術会議の分科会と本日の埼玉県社協の講演には行くことが出来ました。ただ、愛知の半島の家が停電にあっていないかどうか。。。そうだとしたら、冷蔵庫の物を捨てるしかないのですが、電力会社のお知らせを見てもイマイチ状況がつかめないままです。
 それにしても、夏の暑さといい台風の強さといい、生命の危機を伴うものになりました。おまけに今年は回数も多いですね…。来週の講演時には、遭遇しないことを願うばかりです。

2018年9月03日(月)
日本社会福祉教育学会
 岐阜で行われた日本社会福祉教育学会が終了しました。金曜日の理事会から土曜・日曜の大会までの3日間、岐阜県各務原市に向かいました。毎回知らない人達との出会いがあり、知的な語らいがあるため、やはり学会参加は面白いです。
 このところ関わっている複数の学会で、数年にわたり分科会の座長を行ってきているのですが、その都度初めて触れるテーマや研究方法に接する機会があり、研究内容や方法について考えさせられます。知的好奇心をくすぐられる一方で、大学院修了後も継続的に研究力量を向上させる仕組み作りが求められることも、ひしひしと感じています。
 今週は最後の夏休み期間。会議や講演、学会参加と相変わらずの毎日ですが、新学期に備えて講義準備にも取り組んでいく予定です。

2018年8月30日(木)
日本社会福祉教育学会へ
 この週末は日本社会福祉教育学会で岐阜に行きます。馴染みのある岐阜県ですが、初めての中部学院大学なのでワクワクします(新しい場所に行く時はいつもワクワクするのですが…)。
 今回の役割は理事会出席と分科会座長ということで、本日の実習巡回、明日の帰校指導を終えて理事会へ。その後、2日間の学会があります。新しい知識や人との出会いに恵まれた、素敵な時間になりますように〜。
 そして、来週末は日本社会福祉学会。これまた名古屋市内の大学で開催されるので、今年は「中部地方」の年ですね。シンポジウムのコメンテーターとしての準備をしたり、他者の研究計画の指導をしたりと、細々としたいくつかの仕事は合間をぬって取り組む予定です。

2018年8月28日(火)
地域包括ケア公開研究会
 昨日の朝早く愛知に行き、後期授業の準備を行いました。取り組むまでに心理的な壁がある科目だったので、どうなることかと思いきや半分まで資料を作ることができ一安心です。
 そして今日は、愛知県東海市にある校舎で地域包括ケア公開研究会でした。ニッセイ財団より助成金をもらい、2年計画で取り組んでいます。私が所属するのは、地域毎のアセスメントシート作成を目的とする分科会で、看護学部の先生方と協働で研究を行っています。
 公開研究会には関心を持っている数十人の参加者のもと、なかなか活発な議論が繰り広げられました。これまで地域包括ケアにはあまり触れたことがなかったのですが、とても勉強になっています。
 明日は埼玉での講演のため速攻で東京へ。その後は愛知で実習巡回。と、こんな毎日なので授業期間より慌ただしいのです。毎日手帳とにらめっこしながら、持ち物や服装、次への準備をしています。


2018年8月26日(日)
日本医療社会福祉協会専門研修
 今日は日本医療社会福祉協会の専門研修で、3時間かけて医療ソーシャルワーカーの実践能力に関するルーブリックを作るワークを行いました。この研修は協会のなかで最上位に位置付くもので、日本社会福祉士会との共催です。
 参加者のなかには、25年ぶりくらいに再会した方や映像のなかで活躍していた方などがいて、印象に残る一時となりました。ルーブリック評価の作成は、想定していたよりも時間がかかりましたが、グループ毎に独自の評価票ができました。今後にむけて、何らかの気づきがあれば嬉しいです。
 研修の後は統計教室へ。放電した分、充電しないと前に進めません。このところ放電の方が多いので(ただし心と身体の充電は十分!)、もう少し「頭の充電」に時間を注ぎたいと思います。

2018年8月24日(金)
福祉の将来への希望
 約20年前からの知り合いで、私の弟のような人が施設長を行っている社会福祉法人で講演を行ってきました。仕事終わりにもかかわらず数十人のスタッフ(そのほとんどが20代・30代)が一堂に会し、集中して話しを聴き、熱心に議論を行ってくれました。また、理事長や複数ある施設の長も皆参加してくださいました。
 この法人は、経営と職員の利益を統合的に考えている理事長の理念や姿勢が素晴らしいこと、個々の施設長がしっかり職員を把握していること、若くて勢いのある職員が沢山いて離職がないこと等、「こんな法人があればまだまだ大丈夫!」と福祉の将来に希望の光をみた気がしました。
 そして20代だった頃の彼は、困ったことがあったらよく電話をかけてきた青年だったけれども、今やキャリアを積んで、立派な施設長で父親になったことが何よりも嬉しかったです。

2018年8月23日(木)
ハラハラした日
 今回の愛知も長丁場でした。
 医療ソーシャルワーカー協会幹部へのレクチャーから始まり、協会での講演、オープンキャンパスでの相談担当、実習指導、県社協での講演と、慌ただしい日々を送っていました。極めつけは昨夜から今日の午前中にかけて、急遽トータル5時間の医学研究倫理に関するEラーニングを行う必要が生じ、時間とのたたかいのなかでパソコンとにらめっこしたことです。修了証の発行には最終試験で8割以上正解しなければならず、頭のなかが医学と統計と臨床試験の知識で飽和状態になりながらも、なんとかパスできて安心しました。
 そんな状態で講演に行ったところ、台風のために1時間早く終わることになり話し足りない状態でした。が、理由が台風では仕方がないので、またの機会にゆっくりお話したいです。「新幹線は大丈夫かな・・・」と思いきや無事に運行しており、明日の関東での講演を前に、今日中に東京に戻れたので安堵しています。そんなかんじで、ハラハラしどおしの1日でした。

2018年8月17日(金)
調査
 とある県のとある大病院に、ベテラン医療ソーシャルワーカーさんの調査に行ってきました。ベテランならではの「さすが!」という実践を目の当たりにし、ワーカーがこんなことまでできるんだということを、広く世に伝えていかなければという思いが強まりました。
 加えて、今回はその病院で働く卒業生2人と会うことができ、元気そうな2人の姿が眩しかったです。
 そして、また仕事の日々です。今夜は医療ソーシャルワーカーさん達にレクチャーを行い、明日は医療ソーシャルワーカー協会での講演、翌日以降はオープンキャンパスや実習指導と、私の夏休みは終了しました。
※夜道で至近距離のうり坊に遭遇!走る車の前を悠々と横切る姿に驚きました。

2018年8月15日(水)
データ三昧
 ようやく大学教員の夏休みらしくなってきました。2回のベテランソーシャルワーカーの実践能力調査の合間に、2つの科研費研究のデータ分析を行いました。
 一つは、ベテラン精神科ソーシャルワーカーへの聴き取りデータのまとめ。これらに基づき、量的調査実施に向けた調査票を作成します。もう一つは、すでに行っていたベテラン医療ソーシャルワーカーの実践行動と根拠に関するもの。これらのデータは、今後例数を増やしていきます。
 ありがたいことに、今年度は大学から支給される研究費に加え、2つの科研費を合わせた3桁を越える予算が使えます。逆に言うと、頑張って研究して使わなければなりません。と言いつつ、赴任初年度のため後期に入ればまたもや授業準備に追われることでしょう。その合間をぬって時間を創っていかなければ。。。

2018年8月13日(月)
帰省
 無事に愛知での講演を終え、日本海側の実家へ帰省しました。懐かしいけれども、どこか少しずつ変わっている町並み。緑があって、山があって、海がある自然豊かな故郷は、いつも落ち着いた雰囲気で迎えてくれます。
 そのなかで、昨年度オープンしたばかりの県立美術館は快適で気品があり、なかなか素敵なスポットでした。家族と沢山話し、沢山美味しい物をいただき、ゆっくりした時間がもてて心身ともにリフレッシュできました。
 さて、今週は2度の調査と講演と校務で、首都圏のいくつかの県と愛知をめぐる移動の日々が待っています!

2018年8月06日(月)
プランB
 またもや台風が接近しています。今回は関東地方を直撃すると言われており、その進路が当たるとスケジュール的に大変まずいことになる予感。なぜなら、今週控えている愛知での講演は必須であり、そのためには私が必ずその日に愛知にいなければならないため、当初予定では危ないのです。
 過去何度かの失敗の教訓から、リスクが予想される際ギリギリに行動するのは、どうしても避けたい。ということでプランB発動です。代替案をかなえるためには、当初の2,3の予定を動かさなければなりません。かつ、いつどこで何をするのかが変わるため持って行く荷物も増えます。そんな感じでスケジュール変更を行いました。
 本当に、ここのところ気象の変化は侮れないですね。。。

2018年8月05日(日)
スーパービジョン
 諸々の成り行きで、1年前からある団体のスーパービジョンの枠組検討会に関わっています。昨日は、その資料を得るため大御所スーパーバイザー2人のヒヤリングを行いました。スーパービジョンのやり方にはそれぞれの個性と技が表れており、大変刺激的な時間が持てました。
 ソーシャルワークのやり方も、最初は仕事をこなすのに一生懸命で自分の「型」のようなものは発揮できなくても、徐々にその人のカラーが出てくるように、スーパービジョンや研究指導なども同じなのかもしれません。
 また、それらが伝統芸能の師弟関係における「守・破・離」の3段階とはどこがどう違うのか、考えるのも面白いのではないかと思っています。

2018年8月03日(金)
期末試験と夏休み
 今週は試験と会議の1週間です。週初めに担当科目の期末試験を終え、昨日、400人分の成績を提出しました。その間、試験監督、3回の会議、ベテランソーシャルワーカーのインタビュー調査と、暑い美浜と名古屋と半田を行ったり来たりの毎日です。
 ということで、前期中にやるべきことを行ったので、いよいよ夏休み期間に突入です。といっても毎週大学の仕事があるうえに、講演、会議、調査と授業期間よりも慌ただしいいつものパターン。授業期間は毎週愛知と東京の往復で良かったのですが、それが変則的になり、かなり移動が複雑なのです。そのため、手帳とにらめっこしながら、毎回の移動経路、持ち物、服装、いつどんな作業に取り組むのかを意識しながら動かなければなりません。
 そんなかんじで、今年は見通しが立たないため海外渡航はお預けですが、来年度は必ず北欧に行くと決めています!当面は北欧の空を思い浮かべながら、新しく購入した自転車に乗り、別宅付近で新たな発見をして楽しみたいと思います。

2018年7月29日(日)
タスク達成!
 台風休みの成果はありました。まず、懸案だった論文を最後まで書き終えることができました。細部の見直しはこれから行うとして、まずは形にできたことに安堵しています。
 さらに、なんと約1年ぶりに本紹介をアップしました。毎回のページを作成するのに半日くらいかかるので、この数ヶ月間の東京滞在のときは他のスケジュールを優先してしまい、これまた心をチクチクさせながらもずーっと放置したままの状態でした。でも、ようやくスッキリしました。
 夜には、昨夜から今日に延期になった隅田川の花火大会があります。心の中の雲がなくなった状態で、家から花火が見られるのはなんとも贅沢ですね〜。

2018年7月27日(金)
台風に備える
 今回の愛知はショートステイでした。明日からの台風には、風が激しそうな半島にある愛知の家より、しっかりした造りの東京の家で迎えた方が良いだろうと思い、早々に戻ってきました。買い物に行けないことを考えて、フレッシュな食材をしこたま買い込み、明日の予定2つがなくなり時間ができました。
 嵐の間は缶詰状態で論文を書きます。この4ヶ月、ひたすら講義と講演の準備に追われていましたが、ようやく前期の講義が終わり夏に行う8回分の講演資料も作って提出したので、あとは本来やるべきことをやります。ということで、この間ずっと心の隅をチクチク刺し続けてきた書きかけの論文を執筆することにしました。
 いつものように書斎にこもりピアノ曲をかけながら。この状況、なんだか幸せな気分です。

2018年7月24日(火)
リフレッシュ
 久しぶりに自宅とお友達の1日でした。たまっていた郵便物や新聞・雑誌に目を通し、一通りの家事を行い(掃除・洗濯・買い物・調理に加え、クリーニングをとりに行く、アイロンをかける、蒲団を干す等)、郵便局に行き、身体のケアに行き、必要なメールを出し、数時間かけて研修にむけたパワーポイントを作成しました。
 アニメーション機能を沢山使うため、2時間分のパワーポイント作成にはけっこう時間がかかります。今回は過去1度しか行ったことのない内容を話すので、どうすればわかりやすく説明できるかを考えて作成するうちに、自分が話すイメージも明確になってきました。そんな工程を通して、当日話すための自信がついていくようです。
 涼しい自宅で予定どおりタスクがこなせて、リフレッシュできた1日でした。

2018年7月23日(月)
ゲスト講師
 岡山から戻った翌日は、最後の授業としてハローワークのソーシャルワーカーIさんをゲスト講師にお呼びしました。Iさんは、私が岐阜で医療ソーシャルワーカーをしている時から仲良くしてくださっており、毎年のようにお食事をしながら楽しい時間を過ごしています。
 超ベテランであり、多様な現場を経験されているIさんの言葉には説得力があり、学生にも響くものがあったと思います。私自身も講義を聴いて、「やはりソーシャルワーカーは素晴らしい仕事だなぁ」としみじみ思いました。暑い中、はるばる岐阜から知多奥田までご足労いただいたIさんに感謝です。
 というわけで、今回は先週の月曜日に家を出て今週の月曜日に戻るという、海外旅行なみの長期滞在でした。暑い中の周遊はなかなか疲れるもの。明日はゆっくり充電します。

2018年7月23日(月)
日本ソーシャルワーク学会
 週末は、岡山県での日本ソーシャルワーク学会でした。開催校の川崎医療福祉大学は被災地からは遠く落ち着いた状況でしたが、観光地には人がおらず学生のボランティア募集の張り紙が目立っていました。
 今回は昨年度(2017年7月24日の日記)に引き続き、研究方法に関する2回目のワークショップを開催しました。2回目ということで、主催側も少しやり方がわかってきた感があります。現場実践者から困っていることを出してもらい、実践者・大学院生・研究者で意見を交わした学会中で一番面白かった企画でした。来年3月に本が出版されたら、もっと頻繁にワークショップを行いたいです。
 それ以外にも、シンポジウムや研究発表、沢山の人との出会い、素敵なレストランでの美味しい食事と、写真を撮るタイミングは沢山あったのに、なぜか撮影したのは大学にある立派なドクターヘリだけでした。。。

2018年7月14日(土)
通信教育スクーリング
 今日は午前中本学の通信教育学部のスクーリングがあり、私は「ゲスト講師」ということで、「ソーシャルワークと専門職」のテーマで3時間の講演を行いました。全国から300人程が国際会議場に集まり、本日、明日と缶詰で勉強します。世は三連休、そして名古屋は38度という猛暑のなか、「本当にお疲れ様」としか言いようがありません。
 それでも、日頃一人でパソコンに向かって勉強している人にとって、生の講義が受けられて、他の学生達と交流ができる場は楽しそうでした。皆さん熱心に聞いてくださり、とりわけ私の研究テーマであるソーシャルワーカーの成長過程について、沢山の前向きな感想をいただきました。ありがたいことです。今日出会った皆さんが、熱い想いをもった良い支援者になってほしいなぁと思います。
 午後からは研究会に出席し、私自身の充電を行い東京に戻ってきました。

2018年7月07日(土)
久しぶりの統計教室
 西の方では集中豪雨の被害が発生しており、心よりお見舞い申し上げます。一刻も早くふつうのくらしが戻りますように。。。
 昨夜、そんな西から消耗しながら戻ってきて、今日は数ヶ月ぶりの統計教室でした。今年度から4年間、科学研究費補助金・基盤研究(B)の研究がスタートし、私は実践能力指標の作成担当になりました。量と質のミックス研究です。以前書いた、シンプルな検定を行った論文を見てくださった研究代表者の先生からのご指示で、ほぼ素人にも関わらず量的調査担当となってしまいました。でも3年間統計教室で学んできて、以前あった数学アレルギーだけはなくなったので、前向きな気持ちで取り組めそうです。そこで、今日から統計教室への通学を再開しました。
 教室がある再開発中の渋谷駅に行く度に
歩行ルートが変わっており、行けるかなと思ったら道がなかったり、意外な所に道ができていたりと街の変化を肌で感じています。完成時が楽しみです。

2018年7月06日(金)
合同模擬カンファレンス
 いよいよ合同ゼミカンファレンスの日がやってきました。1週間前のリハーサルの成果がどのように出ているかと思いきや、2つのチームともその時点からさらにブラッシュアップし、質の高いカンファレンスの場になっていました。2年生と4年生が見守るなかさぞ緊張したのではとも思いましたが、皆とても冷静に話しているように見えました。
 その後は4年生のゼミ対抗ディベートです。死刑制度廃止の有無などの難しいテーマにもかかわらず、しっかり調べて裏付けのある発言をしており、最高学年の風格が感じられました。来年度は、我がゼミ生もその状態を目指します。そんなかんじで、私とゼミ生にとって初の合同模擬カンファレンスは幕を閉じました。
 教員も学生も横のつながりが強いので、このようなユニーク企画ができます。加えて、昨日のLGBTサークルと教職員との学習会や、今日行ったソーシャルワーク担当教員の共同研究会も面白かったです。知的刺激が多く、今のところ充実した生活が送れています!

2018年6月29日(金)
模擬カンファレンスにむけて
 今日は3年ゼミ合同の模擬カンファレンスのリハーサルでした。5月25日の日記に書いた合同模擬カンファレンスを来週にひかえ、まずは3年生と教員でリハーサルを行うのです。
 我がゼミは精神科医の役割で、見ているこちらがハラハラするなか、演じた学生は冷静に準備していた内容を話すことができました。
 そして教員はリハーサルを見ながらつぶやき、そのつぶやきをパソコンでアップするという初の仕掛けを準備しました。思わず口をついた言葉がアップされ、もう少し言い方に気をつけなきゃと反省した次第です。また、別の先生からはさらに高い水準を要求するコメントが。。。
 さて、来週の本番はどうなりますか。他の学年も見守る大がかりなカンファレンスになりそうです。

2018年6月24日(日)
岐阜県ソーシャルワーカー協会での講演
 今日は、岐阜県ソーシャルワーカー協会での講演でした。私の最初の職場がある場所であり、その時に御世話になった方が会長さんだったので、お引き受けしました。普段集まる倍の人数が参加し、熱心に話を聞いてくださり良かったです。
 なかでも、当時近隣の病院でワーカーをしていた方や、私の病院で実習にされた元学生さん(今はベテランワーカーさん)が参加されており、懐かしい再会となりました。
 やはり馴染みがあり、親近感を持つ岐阜の地。これからも何らかの形で関わっていけたらと思います。
※昨日の研究会の合間の昼休みに、鶴舞公園にある素敵なカフェに行ってきました。それだけで気分が上がります〜♪

2018年6月17日(日)
日本医療社会福祉協会全国大会 in 高松
 金曜日から今日まで、日本医療社会福祉協会の全国大会が香川の高松でありました。今回は実践能力のルーブリックに関する3年越しの共同研究の発表があったために(発表者は別の人)、会場で詰めていました。会場から出された質問やコメントなどは今後の役にたちそうです。それ以外には、出版社と本の打ち合わせや、2年目の医療ソーシャルワーカーになった卒業生とも会い、話ができて良かったです。
 終始お天気に恵まれて、海の前の高層ホテルはとても快適でした。過去2回はプライベートで来た香川県ですが、今回はじめて出張という形で訪れました。青い空と海が綺麗なうえ、最後は空港で美味しいうどんが食べられて、素敵な旅の締めくくりとなりました。

2018年6月10日(日)
2つ目の職場があった町
 久しぶりにのんびりと土日を過ごしています。読まなければならない本を読んだり、3コマ分の講義準備をしたり。。。
 そして今日は
隣町の美容院に行った帰りに、次の予定までに時間があったのでぶらぶら歩いていたら、2つ目の職場があった町に辿り着きました。もう20年以上前に、一人で上京した際に勤めた老人保健施設のある場所です。今日は数年ぶりに降り立ちました。さすがに6月1日のように町のことを全く覚えていないわけではなく、見覚えのあるお店が今でも開いていてホッとしました。
 この町では、老人保健施設の立ち上げ時期だったため、毎日毎日残業続きで必死だったことばかり思い出されます。それでも、施設や地域医療について学べたことや、給料が高く大学院の学費が貯められたことは良かったです。なんだかんだと、これまでの経験は今につながっているのですね。

2018年6月08日(金)
さいたま市社会福祉協議会研修
 職場が愛知に移っても、御世話になった埼玉県で行う仕事があります。それが、埼玉県とさいたま市社会福祉協議会での研修です。ということで、今週と来週の月曜日はさいたま市での講演です。
 ここ数年にわたってこの研修を行っているのですが、講師が「埼玉の人間」ではなくなったのでどれだけ人が集まるかなぁと思っていたら、いつもどおり定員を満たしており一安心でした。そして、皆さんとても熱心に取り組んでくださいました。
 今回、こちらが時間の流れが早いなぁと思っていたら、事務局の方もそう思っていたそうです。昔、こちらが「疲れたなぁ、今日の研修は長いなぁ」と思った時は、受講生も疲れていました。不思議なことに、ライブの研修では講師も受講生も事務局の方も、互いに感覚が伝播しあうみたいです。
次の月曜日も、時間が早く流れる研修を目指します!

2018年6月02日(土)
臨床実践の現象学研究会
 今日は、臨床実践の現象学研究会に参加するため、隣の区にある首都大学東京荒川キャンパスに行ってきました。数十人の参加者中99パーセントが看護の研究者であり、社会福祉の研究者は私と友人だけで、あとは哲学の先生がいらっしゃいました。
 質的研究法であり本も読んだことがあるため、看護研究者の報告内容は馴染みやすかったのですが、まだまだ現象学の基本的な勉強が足りないため、根本的な部分は十分に理解できていません。
 が、私自身が今行っているベテラン医療ソーシャルワーカーの実践知研究の記述方法を検討するうえで、参考になりました。主催の西村ユミ先生も気さくな方で、お知り合いになれて良かったです。
※大学敷地の水辺に彫刻が飾ってあって、どこかの美術館かと思うくらい素敵でした!

2018年6月01日(金)
思い出の病院へ
 昨日、ゲスト講師でお呼びするワーカーさんとの打ち合わせのために、岐阜市まで行ってきました。その帰りに夜の研究会まで時間があったので、最初に勤めた岐阜の病院にふらっと足を運んでみました。が、20年以上ブランクがある町に降り立ったところ、病院までの道順が全く思い出せないのです。
 幸い今は携帯ナビがあるので、御世話になりながら雨のなか駅から15分程歩きました。道すがら、当時のことがいろいろと浮かんできます。毎日6時台に家を出て名鉄で1時間かけて通ったこと、月給が13万5千円の貧しい毎日だったこと、車椅子の患者さんと職業訓練校に出掛けたこと、あんなスタッフやこんなスタッフがいたこと。。。
 ところが、辿り着いたのは私が知っている病院とは全く別の建物でした。二つ目の棟を建設し、ヘリポートを作り、機能が充実し、昔の面影はほとんどありませんでした。つくづく20年の月日の長さを感じた一時でした。それでも、「あの頃の医療ソーシャルワーカーの仕事は面白かったなぁ」という思いは、私の心のなかにずっと残っています。

2018年5月27日(日)
日本社会福祉学会総会
 今日は日本社会福祉学会総会と春季大会でした。
 総会では、3月にまとめた若手・女性研究者に対する支援検討委員会の調査報告を行いました。当初は1年かぎりの臨時委員会の予定でしたが、ありがたいことに今年度以降も継続する常設委員会に格上げされることになり、報告書で提言した内容の具体化がはかれることになりました。私自身は一委員として、今後も関わっていくことになります。
 また、ちょうど良いタイミングで3月31日に行ったシンポジウムで発表した動画もアップされ、「一仕事終えたなぁ」とスッキリした気分になりました。
 とはいえ、若手・女性研究者支援は課題山積みです。若手・女性を研究対象に含んでいる社会福祉学会として、恥ずかしくない対策を行わなければなりません。

2018年5月25日(金)
模擬カンファレンスの準備
 我が医療コースの3年生は、ゼミ毎に医療職の役割を割り振り、初夏に2年生の前でケースの模擬カンファレンスを行います。私は赴任後にこの事実を知ったため、前期のゼミ内容に慌ててこの準備を組み込みました。
 精神科の架空事例のカンファレンスをするのですが、なんと我がゼミは精神科医を引き当ててしまったのです。といっても授業の都合で、昨年度に先輩の模擬カンファレンスを見ていた人はゼロ、おまけに4年の先輩がいないために申し送りもありません。
 圧倒的に不利な状況ですがそれに甘えてはいられないので、疾患のビデオを見たり本で重要事項を調べた後に、学内の精神科医にインタビューを行い、精神科医になりきる準備を行っています。来週は、ゼミ生だけで近くの精神科病院に見学に行き、病院の雰囲気を掴んできます。今が正念場、頑張れみんな!

2018年5月20日(日)
日本ソーシャルワーク学会理事会
 今日は、日本ソーシャルワーク学会理事会でした。1年前まで頻繁に通っていた品川にあるソーシャルワーク教育学校連盟の事務局には、久しぶりに行った気がします。
 いつものように各委員会からの報告を行い、必要な議論や打ち合わせを行いました。私が編集を行ったニュースレターは5月中に発行され、編集のとりまとめを行っている実践者向けの研究方法の本は今年度中に刊行予定です。
 美浜と同じ海の近くにある事務所なのですが、都会で嗅ぐ潮の香りは異なっていて、新鮮な気分になりました。品川駅でお洒落なカフェに入ったり、顔馴染みの先生達とお話しするのもまた楽しかったです。

2018年5月18日(金)
再びの海
 大学の一番高い場所にあるレストランからは、美浜の景色が一望できます。とびきり綺麗な夕焼けの海が見えた昨日、学部の皆さんが新入教員の歓迎会を開いてくださいました。楽しい余興や美味しい食事をいただき、心温まる時間を過ごすことができました。
 これまで数々の職場を経験し、今の職場は6箇所目になりましたが、ここが最後の職場です。あちらこちらで荒波に揉まれてきましたが、ようやく水が合う場所で安堵感に包まれて過ごせそうです。「ずっとこの海の近くにいて、もうどこにも行きたくないなぁ」と心から思います。
 夕方の景色を見ていると、大学3年生の時に見た美しくも悲しい景色がよみがえってきました。こんなタイミングで再びこの海が見られたことで、再スタートを後押しされた気がします。

2018年5月14日(月)
2つの家で不自由なこと
 今回は、2つ家があって不自由さを感じる主なことを3つ書きます。
 まず、見たいときに資料や本が見られないこと。パソコン上のデータはクラウドサービスを活用し、2つの家と研究室で作成中の資料を共有できるため、とても助かっています。が、東京で所持している資料や本は、いつでも見られるわけではありません。そのため、本宅では課題山積みのスケジュールで動いています。
 次に、思いたったときにホームページの記事がアップできないこと。これもデータを何とかすれば良いのかもしれませんが、まだできていないため東京からしかアップできません。
 そして、ゴミ出し。本宅ではいつでも出せるのですが、別宅では出す曜日が決まっています。そのため、次の生ゴミの日まで1週間あるときは、密封してゴミ箱に入れてくるのですが、これからの季節が恐ろしい。。。何か対策をしなければ!

2018年5月12日(土)
懐かしい気持ち
 私が所属している大学は、最寄り駅から10分弱の坂道をのぼったところにあります。坂の途中には色とりどりの花が咲いており、まさに春爛漫です。
 一昨日、この道を歩きながら、「帰るべきところに帰ってきたなぁ」と、幸せでわくわくする気持ちに包まれました。学生の時に、なにか出会いがありそうな期待感を持ちながらこの道を歩いたことを思い出し、自分のなかに今でもそんな期待があることに、かえって新鮮な気持ちがしました。
 自然に囲まれている校舎にいると、日々、森林浴をしている感じがします。お天気が良い日は、近くの海が綺麗に見えてとても気持ちが良いのです。

2018年5月04日(金)
合宿
 この連休のメインは、熱海での研究合宿です。私が行ったベテラン医療ソーシャルワーカーの方の臨床知データを、これまたベテラン医療ソーシャルワーカーと研究者から成るチームで分析するというものです。
 研修センターで缶詰になり、昨日の朝から夕食後まで、そして本日の午前中まで作業を進めました。なかなか面白い議論のもとデータ分析ができ、有意義な時間になりました。この結果は、来年度の学会で発表する予定です。
 そして、作業は午前中で終わったため、足を伸ばして初島へ。真っ青な空と海のもと、沢山歩き、綺麗な景色が見られて、思いっきりリフレッシュした一時でした。

2018年4月29日(日)
編集会議×2
 気がついたら、世はゴールデンウイークでした。といってもこちらはほとんど関係なく、2日にわたり2冊の本出版に向けた編集会議を行いました。偶然にも同じ出版社になります。昨日はその出版社の会議室で分担執筆者として、本日は貸し会議室で編集委員会の取りまとめ役として出席しました。
 これまでも何冊かの本を作る過程に携わってきましたが、その都度、いろいろなことを学んでいます。今回も、なかなかシビアな出版業界の事情から執筆者のニーズへの対応方法まで、本作りで生じる課題を検討しました。
 でもそんな過程も含めて、一つの作品を創っていくのは楽しいですね。ぼんやりとした構想が企画書となり、何人もの「知」を結集した文章が集められ、編集し、出版する。手をかければかけるほど良い作品になる。そんな醍醐味は何度も味わいたくなるものです。ただ、いずれの本もゴールはまだまだ先なのです。。。

2018年4月27日(金)
新しい学びの機会
 愛知に来て、新しい学びの機会が3つ増えました。
 一つは、大学院の恩師が行う医療福祉研究塾(二木ゼミ)。院生に戻ったようにいくらかの緊張感を保ちながら、大学院修了生や現場で働く人達と学びあいたいと思います。二つ目は、スーパービジョンに関する研究会。今年度からは大きな科研費も取得できたため、大々的に調査研究に取り組んでいく予定です。そして三つ目は、地域包括ケアに関する研究会で、これまた大口の助成金事業とのこと。少しでも役に立てればと思います。
 以前、母校での大きな研究プロジェクトの様子を目の当たりにし、とてもとても刺激を受けました(2012年5月12日の日記)。それは、私のなかで眠っていた「学びへの渇望」を覚醒させるには十分な刺激でした。『いつかこんな活気に満ちた学びの場をつくりたい』とずっと思って試行錯誤してきましたが、その夢をかなえるにはそれに見合う環境(人、物、金、情報…)が必要なことも痛感してきました。
 今回、せっかく得られた貴重な機会と丁寧に向き合い、大いに学んでいきたいと思います。

2018年4月22日(日)
スーパービジョン検討委員会
 本日は、久しぶりに終日スーパービジョン検討委員会でした。午前中は、各自がスーパービジョン関係の研究論文レビューを実施したものを持ち寄って検討し、午後はスーパービジョン体制の検討を行いました。
 なんとラッキーなことに、ちょうど昼休みが13時〜14時だったため、羽生選手のパレードの様子をみんなでライブで見ることができました。ジワジワと私の周りでも羽生ファンが増殖中です!
 そして、夜は事務局の新旧交代があったために歓送迎会を行いました。美味しい料理を食べながら、楽しいトークが展開されました。振り返ると、東京に戻った時はいつも大学の業務とは離れたことをしながら、美味しい物を食べて沢山おしゃべりしてます。きっとそんなふうにして、自分なりにリフレッシュしているのかもしれません。
 さて、明日からはまた「大学の先生」としての時間がはじまります。

2018年4月21日(土)
講義準備の日々
 高性能な耳栓(人の声は遮断するけど目覚ましの音は聞こえる)が届き、疲れもたまっているせいか、この頃はよく眠れています。ひとまず「眠り問題」は解決しました。
 そして目下の課題は講義の準備です。前の大学では1年生向けのソーシャルワーク総論を担当していましたが、今回は2年生対象のためバージョンアップしなければなりません。また、障害をもつ学生への対応が必要で(なんといっても障害学生の受け入れ日本一)、学生サポートセンターに依頼するだけでは追いつかないので、今週は自分でDVDの文字起こしをしました。30分の文字起こしに2時間もかかり、慣れない作業のためけっこう疲れました。
 そんなこんなで、朝起きたら講義の準備、大学で講義の準備、夜アパートに戻ってやることがないため講義の準備と、常にタスクに取り組んでいます。今日は、大学院時代の恩師が行うゼミの初回で、日頃使わない頭の筋肉を使いました。久しぶりに、研究に向かう際の緊張感を思い出し新鮮な気分になれました。
 
この「新入生」の時期は、まだ仲良くなりきれていない周囲の人達や環境と、少しずつ距離を縮めいろいろなことを学ぶ時期であり、ちょっとしたことでも嬉しく感じるという特典がついています。そこそこ歳をとり余裕もあるようで、一度しかないこの時期をどこかで楽しみながら過ごしている毎日です。

2018年4月15日(日)
眠りの問題
 さてさて、目下の課題は睡眠不足をどうするかです。
 愛知では、新しい環境への緊張感と講義の準備、おまけに壁の向こうから聞こえてくる真夜中の隣人の歌声が気になって、ずっと寝不足気味になっていました。すぐに寝付けるのですが、早朝に目が覚めた後眠れないという状態。でも東京に戻った時は沢山眠れるのでそこまで深刻な状況ではないのですが、やはりできればいつもしっかり眠りたい。
 ということで、本日、眠りの質を良くするための寝具を買いました。お値段は十数万円というかなり高価な買い物です。でも、必要経費と思って購入しました。
 これで解消するのか、もう少し日が経たないと解消しないのか…。こんなとき、鈍感力を強くしたいと思ってしまいます。

2018年4月13日(金)
歓迎会
 新しい職場に赴任して、ようやく1週間の授業を終えました。200人の講義が2つ、演習と実習とゼミ、新人のFD研修と、比較的ゆるやかなスケジュールになっています。が、日々それ以外の仕事が増えてきて、講義と仕事に追われる生活を送っています。
 そんななか、同僚の専修の先生たちが歓迎会を開いてくださいました。デザートへのウェルカムメッセージに感激です!率直で誠実なコミュニケーションを行い、一緒に一つのゴールに向かって取り組んでいくチームの一員として迎えていただき、とても充実感があります。
 その一方で、気を張っているため寝不足ぎみの毎日で、身体に負荷がかかっているのは事実。いつかどっと疲れがでそうな予感がします。。。
 

2018年4月8日(日)
東京の日々
 東京での日々を過ごしているうちに、一息つきました。
 いつものようにピアノ曲を聴きながら、来週締め切りの報告書をまとめ、研究計画書を書いて提出し、講義の準備を行いました。これらは私にとって原点に立ち返る作業で、大学教員としての根幹に位置するものです。
 それから、美容院やジムに行き、お友達とランチをして思いの丈を語りました。これは、心と身体と暮らしに潤いをもたらす大切な時間。
 そして、愛知の家にもっていく荷物を準備したり、家事を終えました。
 やっつけ仕事や駆け込みが苦手で、思い描いたビジョンにそって納得のいく準備をしないと落ち着かないので、これからも東京の日々はそんな時間になりそうです。ということでエネルギーチャージが完了し、また新しい週が迎えられます。

2018年4月6日(金)
新しい環境
 この1週間は怒濤の日々でした。辞令交付があり、入学式があり、立て続けにオリエンテーションやFD研修があり、研究室の整理をしつつ、もう今日から授業です。入学式では久しぶりに校歌を歌い、ジワジワと感動に包まれました。
 初日の今日は3年ゼミ。新任ということで避けられたのか、なんと前任校の4分の1の人数!それでも、全く知らない教員のところに飛び込んできてくれた勇気と積極性のある学生達と、少数精鋭を目指して楽しくやっていきたいと思います。
 さらに、新しい大学のシステムは、覚えることばかりです。学生数も多ければ教員数も多いため、とにかくさまざまな仕組みがしっかりしています。それでいて皆さんとても親切で、きめ細かにサポートしてくださいます。また、嬉しいことに歓迎会やお食事の誘いも次々にいただいています。
 そして、別荘での生活は日を追う毎に快適になってきました。少しでもストレスが少ない生活を送ることを主眼に置き、自分が好きな物だけを集めたことと、なんといっても職場からの距離が近いこと。これまで2時間弱かけて通っていたのが、20分弱で通えてしまうのは本当にありがたいですね。
 そんなこんなで新しい環境のもとに身を置いています。もちろんそれだけでもストレスを受けているのですが、消耗する体験は今のところ皆無なので、また来週も頑張ろうという気持ちになっています。といいつつ、久しぶりの我が家はやはり落ち着きますね〜。
※写真は、お友達になった新任の先生と発見した素敵なカフェにて。新しい町でこんな場所に出合えるとテンションがあがります。

2018年3月31日(土)
男女共同参画推進にむけて
 現在の肩書きで行う最後の仕事は、2月27日の日記で書いた人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会の公開シンポジウムでの日本社会福祉学会の取り組み報告でした。ちょうど我々が作成した若手・女性研究者支援の報告書が公開されたところなので、良いタイミングとなりました。
 お茶の水女子大学での企画には、大学長、内閣府男女共同参画局長、文部科学省生涯学習政策局長等のそうそうたる顔ぶれが揃いました。皆さん女性研究者の地位向上に向けた思いは一つで、会場は熱気に満ちあふれており報告もしやすかったです。
 これにて、立正大学教授としての仕事は完結しました。そして、新年度からしばらくはホームページが更新できない環境のため、日記のペースもゆっくりになります。では、どちらさまも素敵な新年度をお迎えください。。。

2018年3月29日(木)
準備
 新しい研究室を整えたら、次は新年度の準備です。
 まずは講義の準備から。これまで担当していた講義内容とほぼ同じではありますが、学年や対象学生の人数、新しい大学でのやり方が少しずつ異なるため、どう照準を合わせればよのか模索しながら初回授業の準備をしています。ここにきてようやくクラウドサービスの活用を覚え、東京の家・愛知の家・大学研究室で、いつでも資料が見られるようになりました。
 次に心身のケア。この数日で、体調のケアと人前に立つための諸々のケアを行います。
 そして生活環境の整備。愛知の家への必需品の配送や東京の家を清潔に保つこと。こんど東京に戻るまでの間がスムーズに乗り切れることを目指して、予測できる範囲のことをします。が、始まったらきっといろいろニーズが出てくることでしょう。。。
 最後に、東京の桜も目に焼き付けています〜♪

2018年3月27日(火)
荷物の搬入
 今日は4月から赴任する大学研究室への荷物の搬入でした。3月22日に熊谷を出発した荷物が、今朝愛知に到着しました。
 大変有り難いことに、引越業者さんとは研究室への荷物の運び入れまでの契約だったのですが、ご厚意により荷解きと本棚への収納まで行っていただき、あっという間に研究室が出来上がりました。「感謝」の一言に尽きます!
 風光明媚な4階が私の居場所で、校舎が一望でき海も見えます。青春時代を過ごした校舎の匂いは懐かしく、いくらかの安堵感とあの頃のワクワクした期待感を呼び覚ましてくれます。その一方で、「ここからまたはじまる、また納得のいく研究を行っていく、また学生の成長をサポートをしていく」という身の引き締まる思いも抱いて、新たなスタートラインに立ちました。

2018年3月23日(金)
卒業式
 本日卒業式が行われ、ゼミ生達が旅立っていきました。そして、私の本学での最後の仕事も終わりました。13年間にわたり、支え、励まし、教えてくださった方々に、心より感謝申し上げます。これをもちまして、20年間勤めた埼玉県における大学教員の仕事も終了します。
 そして、4月からは母校である日本福祉大学に赴任する予定です。といっても東京と愛知の家を行ったり来たりの生活になると思いますが、研究と教育の拠点が愛知に移ります。20年前に愛知から上京したときに、「10年経って一旗あげたら戻ろう」と思っていたのですが、いつのまにか20年が過ぎていました。今後は、母校と社会福祉の発展のため取り組みたいと思います。
 最後までゼミ生には気を遣ってもらい、素敵なプレゼントをいただきました。また、家族からも有り難い贈り物をもらい、加えて羽生選手の凱旋公演チケットが当選するという、数年分の幸運が重なったような1日でした。皆様、ありがとうございます!

2018年3月22日(木)
引越
 初夏のような南国から寒い日本に戻り、本日は研究室の引越でした。引っ越し屋さんお任せパックなので、こちらはただそこにいるだけの気軽さ。あっという間に研究室が元の状態に戻ります。そして関係各所への挨拶と、研究室や校舎に一礼をして大学を後にしました。
 最初は在来線で2時間10分、途中から新幹線に切り替えて1時間半かけて、13年間通った通勤路。こんどいつこの地に足を踏み入れるかわかりませんが、熊谷市も私のなかで特別な場所の一つとなりました。
 さて、今夜は学部と大学院で指導した人達とのスウェーデンナイトです。毎年、論文を書き上げた人達を私がスウェーデン料理にご招待する企画です。もしかすると、この企画も今回が最後になるかもしれません。。。

2018年3月18日(日)
旅立ち
 昨日、本学の大学院修了式があり、私が主査・副査として関わった3人の修士・博士の院生が旅立っていきました。一緒に過ごした日々を思い返し、何ともいえない感慨深さに包まれました。
 それぞれに個性あふれるテーマに取り組み、研究指導を通して私自身の世界も広げてくれた気がします。これからの人生も三者三様で、納得のいく生き方をしてほしいものです。
 私にとっても本学での最後の修了式。仏教系の格式高い荘厳な雰囲気の式に出ると、いつも身が引き締まる思いがしました。昨日もしっかりと締めの儀式を行うことができ満足しました。
 そして、私も家族と一緒に南の国に旅立ちます!

2018年3月14日(水)
カウントダウン
 この間、実感が伴わないまま時間が過ぎて、さまざまなイベントが押し寄せてくるかんじです。今日は最後の教授会と研究科委員会、そして学部の歓送迎会でした。
 いよいよ現在の職場での日々もカウントダウンです。あとは大学院修了式、引越、大学卒業式に出席するのみで、熊谷に行くのは残り1回となりました。そのため、今日はもう見ることはない夕暮れの校舎を目に焼き付けてきました。
 今の職場で過ごした13年は、それまで4年毎に職場を移っていた私にとっては、けっこう長い年月です。あまりにも多くのことがあり語り尽くせませんが、やはり思い出すのは学生との日々です。今日行った2回の挨拶でも学生の話しをしました。学生との関わりは常に楽しいことばかりではないけれど、「教員っていい仕事だなぁ」と思えることが多かったです。
※今、我が家は「花屋」になっています〜♪

2018年3月10日(土)
埼玉でのクロージング
 連日、いろいろな「お別れの儀式」が続いています。本日は、20年間お世話になった埼玉県でのクロージングの機会が2つありました。
 一つは、様々な場面で関わりがあった埼玉県医療ソーシャルワーカー協会で講演を行い、これまでの御礼を述べたことです。協会とは、実習、卒業生の就職、講演、調査と多角的な関わりがありました。会長さんからもあたたかいご挨拶をいただきました。
 二つ目は、埼玉県社会福祉士会の元ユースメンバーの同窓会&送別会です。15年前から研修やスーパービジョンで関わり、今はもうユースではなくベテランになった人達と久しぶりに会いました。お互いの近況報告をしながら、感慨深い思いに包まれました。
 こんなふうにお送りいただくと、「20数年前に単身で上京してから、沢山の人に出会えたのだなぁ」としみじみ思います。人の縁に恵まれたことに感謝します。。。

2018年3月7日(水)
あたたかい送別会
 この間、沢山の方々からあたたかくお送りいただく機会が続いていますが、今日は職場の有志が送別会を開いてくださいました。
 この仲間は、私が教授に昇格した際にお祝い会を開いてくれた人達(2013年2月28日の日誌)で、その時もとても感激しましたが、今日も嬉しかったです。だから、「この大学に来て嬉しかったことは何?」と聞かれ、「一番目は昇格祝い、二番目は今日」と答えました。
 「私が去った後も大丈夫、きっと大学を盛り上げてくれる」と思える頼もしい仲間に、心より感謝したいと思います。それにしても、いただいた熊の可愛いこと!次の研究室で同居することを即決しました。

2018年3月4日(日)
日本社会福祉学会関東部会研究大会
 関東に来て20年以上経った今日、最初で最後の日本社会福祉学会関東部会研究大会に出席しました。昨年度から運営委員を行い、学会企画を立て裏方を行ってきましたが、入試のため当日は欠席でしたが、今年度は入試監督免除で大会に出ることができました。
 朝イチは、私が企画した研究活動の情報交換ワークショップです。テーマ毎に6グループを作り、専門の先生にアドバイザーを担ってもらい話し合いをしました。思ったより人が集まり盛り上がったので、今後もぜひ続けていただきたいものです。そして、その後は高齢者・精神保健分野の分科会座長です。全国学会では、いつも教育分科会座長なので、久しぶりに別分野の発表が聞けて勉強になりました。
 午後は講演とシンポジウム、夜は懇親会と、ぎっしり詰まった1日でした。沢山の人とも出会え、充実した余韻のなかで2年間の運営委員を終えることができました。

2018年3月3日(土)
静岡研修+卒業生と
 今日は、私達が2年かけて行ってきた医療ソーシャルワーカーの実践能力評価指標(ルーブリック評価)のお披露目をかね、静岡で講演を行いました。経験年数の短い人も長い人も、熱心に取り組んでくださったのは良かったです。これで一段落となるかどうかは、もう少し後で。。。
 その後は卒業生との会食会。ありがたいことに、年明け以降、沢山の卒業生からお声かけいただき、会う機会を持っています。今日は時間がなくゆっくり話せなかったのですが、はつらつとしたみんなの姿が見られただけで満足しました。
 ほんと、こんな機会は嬉しいものですね〜。

2018年2月28日(水)
本が出ます!
 2月12日の日誌に書いたソーシャルワーク演習研究会の仲間と一緒に作った本が、ようやく発行されるはこびとなりました。『すぐに使える!学生・教員・実践者のためのソーシャルワーク演習』(ミネルヴァ書房)です。
 数年にわたり、構想を練って、出版社を選定し、執筆し、編集してきました。編集委員会は何度行ったかわかりません。そのため、みんなにとって大事な大事な本となりました。「本を作ろう」と言い出した私が関東甲信越ブロックを離れるタイミングで出版できたことで、一つの区切りとなりました。
 いろいろなサイトで予約受付中です〜♪

2018年2月27日(火)
女性研究者の地位向上にむけて
 日本社会福祉学会で若手・女性研究者に対する支援検討委員会委員長を行っている関係で、今日は人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会の会議に出席してきました。平たく言うと、人文社会科学系の女性研究者の支援を行う組織、ということになります。私達が一学会で行っていることを、多数の学会のネットワークを作って取り組もうという趣旨です。
 自然科学系の学会でつくるネットワークでは、すでに精力的に活動をしているにもかかわらず、社会科学系はこれからということでした。
 本学会で調査を行ったことを話したところ、3月31日に行う公開シンポジウムでこの取り組みを報告することになりました。女性研究者の地位向上にむけてまだまだ課題山積ですが、少しずつネットワークを広げながら取り組んでいきたいと思います。

2018年2月24日(土)
最終講義
 今日は、大学院修士課程で御世話になった二木立先生の最終講義があり、名古屋のキャンパスに行ってきました。卒業生の面々が、しっかりと取り仕切っていました。
 いつものように先生は、切れ味良い語り口調でこれまで取り組まれた研究について話されました。今に至るまでの膨大な研究業績の量と質にただただ圧倒されるばかり。加えて、先生の恩師の上田敏先生(東京大学)が開会の挨拶をされたことも印象的で、愛弟子の退職記念会に恩師が出席されるとは、さぞ感慨深いことだろうと思いました。二木先生は「少なくとも85歳までは研究を行う」と宣言されていたので、実現されることをお祈りしています。
 そして個人的には、久しぶりに昔一緒に研究した人に会えたり、母校の先生方に「4月からよろしくお願いします」の挨拶ができて良かったです。

2018年2月21日(水)
確定申告
 日中時間があった今日は確定申告へ。この時期恒例の作業です。インターネット申告もできるのですが、毎年、新たな申告項目が増えるためいつも会場に出向いて行います。
 私の場合は、給与の支払者以外からの複数の支払いがあり、各種の控除も受けられます。最終的に追徴課税になる時と還付金がある時があるのですが、今回は少々の還付金がありました。幸か不幸か、昨年から医療費控除を受けるようになったので、それが効いているのかもしれません。
 総収入や研究活動に使った必要経費を入力していると、『思っていた以上に昨年は働いたのだな』ということを認識します。そんなかんじで、確定申告を終えると少しスッキリする季節なのでした。

2018年2月18日(日)
金メダル!
 昨日は羽生選手が、本日は小平選手が金メダルを獲得しました!本当は今頃ピョンチャンにいるはずだったのですが(?)、チケットが取れなかったので日本に留まることに。そのため、西の別荘の引越作業をしながら、テレビに釘付けの日々を送りました。
 二人とも、戦略的な頭脳と強靱な精神と自在に動かせる身体があったからの勝利でしょう。もちろん強力な周囲のサポートも。本当におめでとうございます!! 「不屈の精神」と「努力し続けること」は、やはり見習いたいですね。
 そして先日、またもや知り合いを亡くしたばかりなので、そんなときはいつも「生きることの実感」を強く求めます。そのため、オリンピックを観ながら生きることの大切さやこんなにも感動的なシーンに出会えたことの喜びも、つくづく感じました。

2018年2月13日(火)
学生の日
 今日は学生の日でした。午前中は、数年前に卒業して医療ソーシャルワーカーを行っている卒業生が会いに来てくれました。彼女は4月から海外赴任になり、2年間は日本に戻れないとのこと。くれぐれも身体に気をつけて頑張ってほしいものです。
 午後は在学生の相談です。一つ一つの不安を聞き出し、実際の方向を一緒に考える作業を行うなかで、「そういえばソーシャルワーカー時代はこうだったなぁ」と、どこか懐かしさを感じながらじっくり話しをしました。
 そして夜は4年ゼミの打ち上げ会。特大の写真パネルとお花とケーキをサプライズでいただきました。みんなとても仲が良く、立正大学最後の1年が楽しいゼミで終わることができ、感慨無量です。それぞれの道を、元気に進んでくれることを願っています。

2018年2月12日(月)
バトンタッチ
 2012年に立ち上げたソーシャルワーク演習研究会も、代表としては今日が最終日となりました。ソーシャルワーク教育学校連盟関東甲信越ブロックで位置づけられ、予算がついていたので、関東甲信越ブロックを離れる私がこれ以降代表を続けるわけにはいきません。
 とてもとても愛着のある研究会でした。10数年前に一度立ち上げたものの解散し、その後、再度立ち上げてソーシャルワーク教育について仲間と一緒に学んできました。これからは、仲間に後を任せます。でも、時間があれば顔を出したいと思っています。
 そして、ただおしまいではありません。なぜなら、次に行くエリアでも研究会を立ち上げるからです!これまでも社会資源がなければ創ってきたので、また新たなエリアでの開墾がはじまります。

2018年2月11日(日)
若手・女性研究者支援検討委員会
 今日は、今年度最後の日本社会福祉学会若手・女性研究者支援検討委員会でした。秋に行った調査結果をまとめた報告書を作成しており、ようやく形が出来上がりました。今回の調査結果を正確に反映できたのではないかと思っています。
 これはひとえに、パフォーマンスが良い若手メンバーのおかげです。メンバーは、皆これまで明らかにされてこなかった若手・女性研究者の状況を世に知らしめたいという情熱に燃えており、その思いが原動力になりました。報告書は春にWEB公開します。
 そして委員会の後は、高級ホテルのアフタヌーンティーでの打ち上げ会。若手メンバーにとっては初めてのアフタヌーンティーで、夕暮れの街を見おろしながら優雅な時間が流れました。

2018年2月7日(水)
引継ぎと赤ちゃんの日
 入試監督が終わり、本日は会議の日でした。
 このところ、少しずついろいろな引継ぎを行ってきています。引継ぎでは、私が作成したデータや講義資料の全てを次の担当者に渡します。その人なりにアレンジして、わかりやすい授業を展開してくださればと思っています。
 そして、研究室に赤ちゃんが来ました!一昨年結婚した卒業生が、はるばる遠くまでご家族で会いにきてくれました。毎年、医療ソーシャルワーク論の特別講義の講師として来てくれていた彼女が、こんどはママになり幸せな姿が見られて、こちらまでほっこりした気持ちに包まれています。「またいつか、必ず会いましょう」と約束してお見送りしました。
※写真はパパさんからいただいたレアな一品。硫黄島のお土産です。

2018年2月3日(土)
ダブルヘッダー
 今日は掛け持ち研究会でした。
 午前中は、四ッ谷にてスーパービジョンに関するグループインタビュー結果の分析を行い、その足で台東区の出版社へ。午後一番はこんど学会で出版する研究方法本の編集委員会です。
 とうとう、2年前から故岩間伸之先生と一緒に構想を練っていた本の輪郭が出来上がりました。これから、執筆・編集作業に入ります。今日集まったメンバーも出版社の方も想いは熱く、それが形になっていくプロセスはとても面白いものがあります。
 今行っている活動でいくつか力が入るものがありますが、この本の制作もその一つ。目指す方向は、現場のソーシャルワーカーや院生が研究について理解し使える本にすることです。

2018年1月30日(火)
少しゆっくりペースで
 1月のイベント諸々が終わり、2月の仕事が舞い込むまでの日々、少しだけゆっくりペースで過ごしています。
 1日に2つの研究会に行ったり、原稿の骨子を書いたり、グループインタビューのデータ分析を行ったり、ケーキを作ったり、クリニックに行ったり、映画を観たり、携帯会社に行ったり、好きなカフェに行ったり。。。師走の慌ただしさが嘘のような時間です。
 あまり巡ってこないこんな時間には、「やらなければならないこと」よりも「やりたいこと」を優先したいものです。
 さて、明日は1月最後の大学へ。試験の採点を行います。これは「やらなければならないこと」ですね。

2018年1月27日(土)
大学院報告会&卒業生と
 今日は、口頭試問を終えたばかりの大学院生の報告会が開かれました。修士2年生の3人は、無事に報告を終えることができました。思い返すと、このような報告の機会は2年間で6回目です。その都度、抄録を書き、パワーポイントを作り、それらの指導を行ったうえで、予行演習をして臨んできたのですが、今日はじめて全く指導を行いませんでした。
 そんななかで、1年前とは比べものにならないほど自信に満ちた報告であり、2年間での成長ぶりがうかがえました。指導のプロセスはすべて終了し、あとは審査を行うのみです。私が指導した2人が無事に飛び立ってくれそうで、安堵しています。
 そして夜は卒業生との食事会。有り難いことに、何人かの卒業生に3月で退職することを伝えたところ、次々に会う約束をしてくれます。今日は、出産した人と結婚した人のおめでたいコンビ。ついつい頑張ってしまう2人に、「たまには息抜きしながらやっていこうよ」なんて話しながらの楽しい女子会になりました。 離れていてもつながっているのですね〜。

2018年1月23日(火)
雪の朝
 昨日から降り続いた雪が積もり、白い朝を迎えました。
 昨日は、無事に埼玉県社協主催のステップアップ研修(1月16日の日誌)を終えることができました。といっても、雪の影響で少し早く切り上げたのですが。。。
 今日は熊谷市の開発審査会に出席します。開発審査会とは「都市計画法の規定に基づく市街化調整区域内の開発行為等に係る申請についての審議及び開発許可処分又は不作為等についての審査請求に対する裁決についての議決を行うために、市の附属機関として位置付けられているもの」。審査委員はすでに9年行っているので、熊谷市長から永年表彰をうけました。が、未だ十分に分かっているとはいえない状態です。
 ともあれ、今日が私にとって最後の審査会になるため、遅刻しないよう早めに出掛けようと思います。

2018年1月20日(土)
博士論文公聴会
 今日は、4年間、副査として指導した博士課程の院生の論文公聴会がありました。論文はさらに長い時間をかけて書き上げた力作です。公聴会で報告する姿は堂々としており、高い質のものになりました。ずっと二人三脚のように進んできたので、こちらの感慨もひとしおです。
 終了後、報告者ともう1人の院生とで研究室でお茶を飲みながら、楽しい「女子会」が繰り広げられました。論文作成の過程で感じたこと、思うところを心ゆくまで語ってもらったため、きっと今日はゆっくりと眠れることでしょう。
 5年前の私自身の博士論文公聴会のことをちらりと思い出しながら、頑張った彼女を心から讃えました。

2018年1月17日(水)
3連覇!!
 昨日の実習成果報告会で、またもや学生達が栄冠を手にしました。今年度から、3年次秋の実習成果は1月の報告会で報告することになりました。そして、聴衆が良かったゼミに投票して上位の順位を決める仕組みになっています。
 過去2回、私の医療実習ゼミが首位を獲得していたので、今年の3年生も周りのゼミからプレッシャーを受けながらも、3回連続首位獲得を目指してそれはそれは燃えていました。
 そして、見事に3連覇を達成しました!徹底的に聴く側に立った内容のわかりやすさと、プレゼンの工夫にこだわった作品になったと思います。終了後の打ち上げでは、サプライズでケーキや色紙をもらい感涙。。。
 私にとって、来年度この人達の4年ゼミを持てないという負い目があったのですが、それでも何らかの達成感を伴う体験があれば、きっと今後の自信につながるだろうと思い関わってきました。そんな思いを形にできて本当に良かったです。みんなお疲れ様、ありがとう!

2018年1月16日(火)
社会福祉援助技術ステップアップ研修
 昨日は、埼玉県社会福祉協議会主催の社会福祉援助技術ステップアップ研修でした。もう10年程、県内の福祉機関・施設に勤める新人職員向けの援助技術基礎研修を行ってきましたが、その上の研修も必要ということで昨年度から始めました。
 中堅以上を対象にしたこの研修では、プレゼンテーション技法や面接の積極技法を伝えています。昨日はテーマを決めてのプレゼンテーションを実際に行ってみたところ、さすがに中堅者以上の方々のプレゼンの出来は優れており、こちらも学べるものが多くありました。
 昨年度、大遅刻をした研修だけに(2017年2月13日・20日の日記)、今回も会場へは在来線ではなく新幹線で向かい、無事に研修を始めることができました。来週の最終日まで気が抜けません。

2018年1月12日(金)
研究日
 5日間、朝から夜まで濃い密度で働き、今日は研究日を迎えました。朝イチでジムに行き、一通りの家事や買い物をすませてから、音楽をかけて机に向かいました。今日書くと決めていた原稿に取り組み、ようやく一段落です。手帳にその日行うことを前もって書いているので、大体いつもスケジュールどおりに過ごすことができます。
 「心理的圧迫感のない研究日を過ごしたのはいつ以来だろう」と考えてもわからないのですが、とにかくこんな日は幸せです。砂漠でオアシスに出会ったように潤います。
 明日・明後日はセンター入試がありますが、幸運なことに今年は監督を免れました。その分、別の会議が終日入っているので出掛けますが。でも、一息入れたので明日からも頑張れそうです。

2018年1月8日(月)
研修×2日間
 もう10年以上になるでしょうか。財団法人テクノエイド協会の福祉用具プランナー研修のテキストを書いたり、音声資料を作成したり、研修を行ったりと、なんだかんだと関わってきています。
 そして昨日・今日は、その最上位の資格である福祉用具プランナー管理指導者養成研修を計12時間行いました。管理指導者を目指す人達が全国から参加します。20人中半数がリハビリのセラピスト資格を持っており、大学教員も数人いました。いつも行う福祉職研修とはまた異なる雰囲気があり、それがけっこう新鮮だったりします。
 久しぶりの連続長丁場(講義コマでは8コマ分)となりましたが、皆さん熱心に取り組んでいただけたので、こちらも心地良く研修が行えました。さあ、明日から授業再開です。

2018年1月6日(土)
仕事始め
 大学教員は、いつの時点をもって仕事始めと言えばよいのでしょうか。新年に家で仕事を始めた時、外部で仕事を行った時、講義を再開した時など、いろいろな見方があります。
 新年に家で仕事を始めたのは2日の夜から。新年度のシラバスを作成し、本1冊の校正をし、2時間半のインタビューデータの確認と修正をし、8コマ分の研修資料を作成しました。次に、外部での仕事は明日から。1日4コマ(6時間)の研修が2日間続きます。そして、大学の講義は火曜日から。この間、携帯を買い変えたり、ジムに行ったり、西にある別荘に行ったりもしました。
 そんなかんじで、早くも新年になってすでに1週間が経とうとしています。やりたいこと、やるべきことが沢山あるなかで、いつもながら時間の流れの早さを感じています。
※携帯と一緒にタブレットもゲット!
 
2018年1月2日(火)
新年を迎えました
 昨年の正月は家族が入院し虚しい気分に包まれましたが、今年はみんな揃って正月を迎えることができました。それが嬉しく、充実した年明けとなりました。
 それでは、今年の目標を立てたいと思います。

・新年度から始まる新たな環境と生活リズムに慣れる。
・これまで行ってきた医療ソーシャルワーカーの業務継続中断研究の本を執筆する。
・ベテラン医療ソーシャルワーカーの力量研究の調査を旺盛に展開する。
・ソーシャルワーク実習・演習に関する討論や研究を引き続き行う。努力目標は新しい研究会を立ち上げること。
・若手・女性研究者への支援策を提言し、具体化していく。
・旧交を温めたり、家族と過ごす時間を確保する。
・トレーニングを継続し、自分の心身の状況をコントロールする。
・スケート・芸術に触れるとともに、教養を身に付ける時間をもつ。

 かなり盛り沢山になりました。それでは、今年もよろしくお願い致します。



2017年1月から12月の日記へ戻る
2019年1月から12月の日記へ