2017年1月〜12月の日記 本文へジャンプ

つれづれなるままに・・・・・・私の日常風景



2017年12月30日(土)
良いお年をお迎えください
 働きに働いた2017年も残りわずかです。
 年末の大仕事の影響と愛知県で行った諸々のこと、その後の年賀状作成で疲れてしました。少し休養が必要です。
 そこで、今日は年末恒例の湘南の海へ。久しぶりに茅ヶ崎に行きました。良いお天気のもと広々と広がる海を見ていると、ほんとうに癒されます。いろいろな海の姿を見てきたけれども、それぞれに表情があります。今日の茅ヶ崎の海は、包み込むような穏やかさでした。
 こうして、平穏に2017年の幕を閉じることができました。支えてくれた方々に感謝します。

2017年12月29日(金)
恩師に会いに
 冬休みに入ったので、約25年ぶりに院生時代に御世話になった先生の名古屋のお宅にうかがいました。
 あの頃、研究会の事務局員として、先生のお宅でせっせとニュース発送の作業を行ったのを思い出します。作業を行ったお部屋には亡き恩師の素敵な写真が飾ってあり、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。そして、先生から「お帰りなさい」と言っていただき、じわりと心が温かくなりました。
 愛知を離れて23年、この県は私にとって第二の故郷です。来るたびに街並みは変わっていますが、心の中にあるキラキラした青春時代の景色だけは変わらないですね。とても幸せなひとときを過ごしました。

2017年12月25日(月)
解放〜!
 クリスマスの日に、6時間かけて年内最大の仕事を終えました。もう勢いと力わざです。毎年のことながら、この仕事には骨が折れます。まだまだ小さい仕事は沢山ありますが、年明けに取り組んでも良いレベル。なので、先ほどからジワジワと心が軽くなってきています。
 思えば11月下旬から、タフな論文執筆に続いての大仕事で、この1ヶ月は常に幾分かのストレスがのしかかっていました。その間、卒論や修士論文の指導、2人の博士論文の審査を行い、2回の査読を行い、なんと人様に奉仕していることか。まあ、その分自分の研究指導能力のトレーニングになっていると思えば良いのですが。。。
 ともあれ、明日からは自分のことも少しやります。まずは年賀状作りから〜。

2017年12月24日(日)
週末の仕事
 この土日は外に出る仕事が入っていました。土曜日は3ラウンド。静岡県で、私が行った調査データ分析をチームで行い、その後は医療ソーシャルワーカーさんと一緒にルーブリック評価の作成。その後、東京でスーパービジョンの検討委員会に出席し、夜まで会議でした。そして今日は、他大学の博士論文の審査会がありこれから出掛けます。
 まだ重要な仕事の最中ではありますが、ところどころに別の仕事が入ると気分転換になります。加えて、静岡に行く途中で海と富士山が見えたり、午前と午後の間に楽しくランチができたので、嬉しくなっています。
 ゆっくりと年末年始を過ごすことを目標に、あと1週間を走り抜けましょう!

2017年12月20日(水)
追い込み
 卒論も修士論文もいよいよ大詰めを迎えました。学生が書いたものをひたすら添削しながら、とにかく期日に間に合うようにラストスパートをかけています。
 自分のタスクは、少しずつ山が小さくなってきているものの(城の外堀だけは埋めました)、日々新たな仕事が増えていきます。今日、3つのタスクを終了したところ、また一つ新たなオファーがありました。詳細は後ほどになりますが、小説かドラマでしか見たことがない他分野からの共同作業のオファーに現実味がわかず。。。でも、福祉以外の学問領域を知ることも、ある意味勉強になるかと思っています。
 そんな感じで、年末までに一通りの仕事が終えられる見込みは出てきました。が、年賀状という大きな山をいつどのように越えるか、まだ葉書を買ってもいないなかで思案中です。

2017年12月16日(土)
今年の漢字
 ホームページ史上初の1日2回の日記アップです。
 毎年行っていた「今年の漢字」を決めるのを忘れていました。過去の漢字は、2013年は「実」、2014年は「広」、2015年は「管」、2016年は「整」でした。そして2017年は「拡」です。「ひろげる・ひろがる」という意味がこもっています。
 とにかく、今年は一気にいろいろな活動が増えました。残念ながら、そのなかには亡くなった方の後釜としての役目もありましたが、自分にとっては新たな視点や知識、関係性ができる機会となりました。また、来年度から関わる新しい拠点も拡大しました。
 そんな今年もあと2週間。心おきなく年越しができるよう、まだまだ仕事しますよ〜。

2017年12月16日(土)
卒業生の言葉がしみる
 来年度、私の環境が変化することを知った医療ソーシャルワーカーを行っている卒業生から、御礼のメールが届きました。「学生時代のゼミでの教育があったから今の自分がある」と。とても嬉しかったです。
 私のもとには、よく卒業生から連絡が来たり、研究室に遊びにきたりするのですが、在学生とはまた異なる感慨深さや愛おしさを感じます。きっと、在学時は相手もこちらも必死で対応していたのが、卒業した後に互いに余裕がもてるようになるからではないでしょうか。あるいは、同じ社会人として荒波をくぐり抜ける者同士の共感があるからかもしれません。
 こんなふうに巡り巡ってお返ししてもらえると、「教師の仕事を続けていると、こんなふうに喜びの回収ができるんだ」ということに気づきます。

2017年12月15日(金)
研究日もやっぱり仕事
 水曜日、木曜日と連続で夜の講義が入っており、木曜日は4コマなので、研究日の金曜日はいつも疲れがでます。ゆっくりしたいところですが、やっぱり仕事をしています。午後からの数時間はまとまった時間が取れるので、本来なら自分の研究にじっくり取り組みたいところですが、そんな余裕はありません。
 「なぜこんな多量の仕事を引き受けたのか…」という思いと、「いやいや学問の発展のためには必要な仕事だ!」という思いがないまぜになり、軽く葛藤しながら机に向かいます。
 でも、温かい部屋でバッハを聴きながら行う仕事も案外乙なものです。落ち着いた気分で自分のペースでできるので、あまりストレスになっていないからでしょう。

2017年12月11日(月)
ひたすら働く!
 毎年、この時期に取り組む大きな仕事を城の攻略にたとえています。去年は6日で終わったのですが、今年は量が2倍のため単純に見積もっても12日間。さらに、システムが変わり年内攻略ができないことになりました。今はまだ、必死に外堀を埋めているところです。
 相変わらず次々に仕事はふってきます。昨日は、日本社会福祉学会の若手・女性会員への支援検討委員会で、調査結果をどのようにまとめるかの吟味をしました。幸いなことに仕事ができるメンバーばかりなので、報告書の仕上がりイメージが共有できるところまで具体化しました。これから仕事の合間をぬって、報告書の執筆をする予定です。
 そして今日は院生指導。間際に迫った修士論文の締め切りにむけて、ひたすら前進あるのみです。そんなかんじで、師走ももう半ばに差し掛かりますが、まだまだこれからです!

2017年12月08日(金)
切実な声
 日本社会福祉学会における若手・女性会員への支援を検討するため、10月に行ったアンケート結果が出ました。これから整理をしていきますが、自由記述には40歳未満の方々の切実な生の声が載っていました。まずはご協力いただいた方に、内容をしかと受けとめたことをお伝えします。
 そのうえで、学会ができることとできないこと、すぐにできることと時間をかけることを整理しなければなりません。また、このような調査自体が初の試みなので、来年度以降は計画的な取り組みが必要だと思いました。
 これまでソーシャルワーカーの成長過程ばかりを追いかけてきましたが、研究者の成長過程に対してもサポートが必要なことを痛感しています。必ず、何らかの形でお返しするようつとめていきたいと思います。

2017年12月06日(水)
師走の仕事
 師走に入ったとたんに、雪ダルマ式に仕事が増えました。すでに手元に届いた仕事をしながら家に帰ると、新しい仕事が届いていました。明日も別の仕事が届く予定です。
 その大半が他者が行ったことの査読・評価です。とにかく期限が決まっているものばかりなので、まずは手元で仕事量を全て広げてみて(本当は直視したくないのですが...)、何をいつ行うかの調整をしなければなりません。
 人からの頼まれ事は、一度考えてから引き受けるかどうかを決めるのですが、それでも学会に関すること、義理のある方からの依頼は無条件に引き受けるルールなので、それだけでも仕事量が多くなってしまいます。体調を整えつつ、コンスタントにこなしていきましょう!
 走ることはないけれど、机から離れられない師走になりそうです。

2017年12月03日(日)
全国周遊の旅
 いつのまにか師走に突入。そして、楽しみにしていた医療ソーシャルワーカーさんの調査を行いました。北陸のとある病院のワーカーさんのインタビューでは、私が知りたいことを存分に聞けたうえ、心の底から「実践は面白い!」と語るキラキラ輝く笑顔に癒されました。
 その後は、富山の実家に泊まり翌日は西へ。本日は岡山の大学での本の編集委員会と学会企画に出席し、夜東京に戻ってきました。ということで、2泊3日の軽い日本周遊の旅が終了。移動の合間に自分の論文の仕上げを行い、院生の論文評価票を書いたので、3日間の目標は達成です。
 短期間で各地をまわると、その土地の気候や風土の違いがわかります。カラリと晴れた太平洋側と異なり、この季節の北陸はどんよりした天気になるのですが、訪問地の駅に降り立った時に「ああ、北陸の冬の匂いがする」と懐かしい想いに包まれました。

2017年11月30日(木)
コスプレでの撮影会
 卒業式に流される動画と写真の撮影(一学部からいくつかのゼミ)があり、我が4年ゼミが撮影に選ばれました。そこで、コスプレをしてゼミを行うことに。ハロウィンパーティーの時は黒っぽい服だったので、こんどはチェック柄の服にバンダナ・眼鏡の「オタクファッション」をすることになり、私も学生から借りてチェックの服を着ました。
 みんな同じような服を着て、ゼミの最初に行う1分間スピーチでは、受験勉強の進度など大真面目な話しに。さらに、本日の担当グループの発表内容がいつも以上に力が入っており、LGBTサポートの現状について詳細で丁寧な報告が行われました。
 「みんな一丸となって面白いことを真面目に行うゼミって個性的で素敵!」と心のなかで自画自賛しながらの撮影会となりました。卒業式当日が楽しみです。

2017年11月27日(月)
書く、ひたすら書く
 毎日、ひたすら論文を書いています。本日は午前2時に目が覚めて書き始めました。なんとか一通り書いてみました。一通りというのは、論文本体だけでなく、和文要約、英文要約、修正点の対比表まで付けることです。でも、これからまた直すことになるでしょう。
 「この感覚、どこかで味わったなぁ」と思ったら、4年前の博士論文執筆時の追い込みと同じでした。立ち止まってはいられない、ただひたすら前進あるのみという感じです。
 そんななか嬉しいプレゼントが届きました。昨年のこの時期、何かのポイント交換で「季節の果物詰め合わせ」をオーダーしたところ、「すでに配送時期が終わりました」とのこと。「来年でも良いです」と言ってすっかり忘れていたら、本当に昨日届いたのです!「頑張っている自分へのご褒美」ということにして、美味しくいただいています。

2017年11月25日(土)
ソーシャルワーク演習研究会
 本日のソーシャルワーク演習研究会では、去年学んできた他大学の教員が体系化した『「いきる」を考える〜デス・エデュケーションを通して』のワークを行いました。死の体験を扱うため慎重に参加の告知をし、メンバーの心理士もスタンバイするなかでの実施です。
 ワークが終わってからは、賛否両論の意見が出ました。やはり大きな意見は安全性に関すること。今日集まった人達(ほとんどが教員)のなかには、自分が病気を経験してきたり身内を亡くしたりと、様々な状況に置かれた人がいます。そこで、どのように各人の安全性を担保していくのかは大きな課題となりました。
 行った私も複雑な思いは残ったものの、気の置けない仲間のなかで、学生に教授する前のワークを試したり、意見を出し合う場が必要なことを改めて感じた時間でした。死を扱う教育については、今後も引き続き検討していきます。

2017年11月22日(水)
続く。。。
 9月22日の論文結果が戻り、引き続き要検討という結果になりました。それにしても、以前と同じく要求水準が高い…。まだ自分でもどうすれば良いか、考えあぐねています。
 こんな時はまず、ひたすらインプットから。今日は会議のみだったので、空き時間に関連する論文を集めては読み、集めては読みを5〜6時間。今はインターネット上でアップされていることが多いので、以前より論文収集がしやすくて助かります。
 読んで考えているうちに、自分のなかで方向性や輪郭が明らかになり、ようやくアウトプットできる域に達します。が、今はまだその前段階。その間、頭と心にそれなりの圧力を受けながら、意識・無意識を問わず考え続けます。
 というかんじで、綺麗な紅葉真っ盛りの季節に、論文との格闘はまだまだ続くのでありました。

2017年11月19日(日)
久しぶりの目白
 熊谷での入試業務を終え、夜に開かれるソーシャルワーク学会の理事会にむけ、日本女子大学へ。冬のような寒さのなか、理事会まで時間があったので目白駅から大学までぶらぶらと15分かけて歩いていきました。
 数年ぶりに訪れる目白通りには、新しいレストランやカフェができており、あちらこちらに素敵なイルミネーションが...。10年程前に、同僚だった先生に東京カテドラル教会や椿山荘に連れていってもらった思い出がよみがえりました。
 好きな音楽を聴きながら、夕まぐれのお洒落な街を歩くだけで、ジワジワと満たされていくのがわかります。朝は熊谷に向かう新幹線の窓から綺麗な富士山も見られたので、幸運な1日でした。

2017年11月15日(水)
合格祈願の鐘撞き
 4年生の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験にむけた勉強も、大詰めに入ってきました。今日は、校内で合格祈願の鐘撞きを行いました。
 日蓮宗の大学だけあり、我が学部には2人のお坊さんがいます。そのうちのお一人がお経をあげ合格祈願をしました。いつも見るスーツ姿と違い、法衣姿で腹の底から通る声で合格祈願を唱える姿のなんと格好良いことか!学生に続き、私達も鐘を撞きました。
 これまでも毎年この行事を行っていたのですが、数年前に試験委員を行っていたことや学科主任で慌ただしかったこともあり、一度も参加したことがありませんでした。が、すでにそれらも終わったので、私にとって最初で最後の鐘撞きに出られて良かったです。きっと学生達に御利益があることでしょう。

2017年11月12日(日)
立正大学社会福祉学会
 日曜日の今日は学内学会がありました。私は抄録集の印刷の手配をしつつ、本日は「スウェーデンの視察報告〜医療ソーシャルワーカーの仕事と教育〜」の口頭発表を行いました。これまで、フィンランド、ノルウェーの医療ソーシャルワーカー業務の視察報告を行い、今回が3ヶ国目になります。
 十分に聞けていない項目について質問され、まだまだ穴があることを実感。本格的な調査を行うには滞在期間を延ばして濃い聞き取りを行う必要を感じました。
 また、私が指導している院生2人も無事に報告が終わりました。やはり予行演習の成果が出たのか、2人とも落ち着いて話したいことを惜しみなく話せたようです。

2017年11月09日(木)
予行演習
 昨夜は、日曜日に迫っている学内学会での発表に備え、院生2人の予行演習を行いました。様々な発表前には必ず本番と同じ部屋で、マイクとパワーポイントを使い、時間をはかり予行演習をします。かれこれ、2年間で5回目になるのではないでしょうか。
 パワーポイントの印刷資料だけを見て読み上げるよりも、実際のパワーポイントを使用したほうが、色合いのバランスや説明の過不足などがわかるので修正点が見えやすいのです。加えて、本番と同じ大教室でマイクを使うと臨場感が出るので、少しだけ緊張感が和らぎます。予行演習の後は本番の日までQ&Aを考えてもらい、物理的な準備と心の準備をします。
 かつて私自身が、講義や講演、学会発表前には必ず声に出して時間をはかり練習してきました。かく言う私も日曜日は発表するのですが、今回は一人予行演習にとどめました。

2017年11月05日(日)
三連休
 今年は三連休が多い気がします。
 金曜日は念願の西での用事を行ってきました。これから頻繁に訪れる場所のフィールドワークです。土曜日は実習先訪問。前期実習と後期実習を行うため、前期と後期に1回ずつ訪問することになります。実習生もそこで働いている卒業生も元気でした。そして今日は本の編集会議があります。つまり、いつもと変わらない三連休ということ。
 そんななか昨日から、札幌で日本ソーシャルワーク教育学校連盟主催の社会福祉教育セミナーが開催されています。昨年度までは企画委員だったために毎年参加していたのですが、今年度はお役目が終わったので出掛けませんでした。新しい組織になって初めてのセミナーなので、行きたかったけれど北海道はいささか遠い(というか高い)。。。また来年、機会があれば参加したいですね。

2017年11月02日(木)
日本学術会議
 今年の7月より日本学術会議連携会員に就任し、今日はその説明会でした。日本学術会議は、「科学に関する重要事項を審議し、その実現を図ること」「科学に関する研究の連絡を図り、その能率を向上させること」が職務の「科学者の国会」と言われる機関です。
 学術会議会員は全国で210名(社会福祉分野の会員は1名)、会員を支える連携会員は約2,000名(社会福祉分野は10数名)で、身分は非常勤の国家公務員となります。
 初めて足を踏み入れる日本学術会議講堂は、国会議事堂のような階段教室になっており、年季が入っていました。が、あちらこちらに知っている顔がいて緊張感はありません。加えて、女性会員が多く心強かったです。さてさて、ここではどのような活動ができますでしょうか。知的刺激が沢山あるといいなぁと思っています。

2017年10月30日(月)
台風の影響
 昨日、静岡で2つの研究会を終えた後に、前から楽しみにしていた西に行く予定を入れていました。が、ちょうど台風の進路と私の行動予定が重なったため、急遽予定変更。。。
 東京駅から直行した行きつけの洋服店で、店員さんに相手をしてもらいたまった鬱憤を発散してから、自宅に戻りました。そのかわり、ちょうど本1冊の校正の宿題があったので、昨日から取りかかり今日で終えることができました。加えて、家事のフルコースもできたため結果的には良かったです。来月、ふたたびその予定を入れたので、こんどこそ念願を叶えたいと思います。
 この季節は、台風が来るかもしれないということを、頭の片隅に置いておかなければなりませんね。

2017年10月27日(金)
サプライズ
 本日、誕生日を迎え1つ歳をとりました。昨年はジム通いを始め、今年はまた新たなチャレンジが待っています。
 昨日の4年生ゼミでは、サプライズがありました。もともとゼミ生企画としてハロウィンパーティーをすることになっていたところ、私の誕生会をしてくれて色紙をもらいました。そして、各グループでケーキを作って食べるという面白い企画でした。どのケーキも美味しかったです。
 こんなふうに、毎年、学生から祝ってもらえるのはとても有り難いです。とても仲が良いゼミなので、全員参加してくれたのも嬉しいことでした。みんな、ありがとう!

2017年10月23日(月)
日本社会福祉学会秋季大会終了
 金曜夜の理事会からはじまり、土曜日・日曜日の日本社会福祉学会秋季大会が終了しました。私にとってのメインイベントの学会懇親会では、委員会メンバーとともに沢山の人たちにご挨拶でき、新たな出会いもあったことが収穫でした。それ以外でも、久しぶりにお会いできた方がいて良かったです。
 また、口頭発表全体統括者では、昨年度に引き続きコメントペーパーを配布して説明しました。ただ、分科会参加者の人数が今一つふるわなかったことは残念です。
 お天気は悪かったのですが、会場校の先生方・学生さんはとても感じが良く、心地良く大会期間を過ごすことができました。ありがとうございました!

2017年10月19日(木)
日本社会福祉学会秋季大会へ
 今週末は、日本社会福祉学会秋季大会に参加します。そのため、首都大学に初めてうかがいます。上野に住んでいると、どうも八王子ははるか遠くのように感じてしまうのですが、職場に行くより30分早く着くので意外とそうでもなかったりします。心理的距離の問題ですね。
 今回は、理事会、編集委員会議への出席とともに、口頭発表の全体統括者を行いますが、なんといっても自分のなかでのメインは若手・女性会員の支援検討委員会のメンバーと一緒に、懇親会に出ること。アンケート調査(10月8日の日誌)も真っ最中ですし、勢いのある委員会メンバーとともにネットワークを拡大しようというねらいです。
 寒かったり、台風が来ていたりするようですが、素敵な出会いがあることを願っています。

2017年10月16日(月)
成長した教え子との再会
 今日は、ある社会福祉協議会にいる昔の大学の教え子のもとで、記録についての研修を行ってきました。彼女が大学4年生のときに私がその大学に赴任し、その後、彼女は他校の大学院に進学して今の職場に勤めました。その間、一緒にスウェーデンに行ったこともありました。
 もう立派なベテランワーカーで三人のお子さんのママにもなり、成長した姿が見られて本当に嬉しかったです。大学院受験のときに、私が予想した問題が出たとのことで驚きました。「そんなこともあったんだね〜」とひとしきり昔話に花が咲いた楽しい一時でした。
 卒業して10数年経つ彼女の同級生達も、きっとあちらこちらでベテランワーカーとして頑張っていることでしょう。たまにこんな再会の機会に恵まれると、「教員を続けてきて良かったなぁ」と思うのでした。

2017年10月14日(土)
実習先の開拓
 いつもこの時期に学生を送り出している実習先ですが、常に開拓のために動いています。学生の住所地がまちまちなので通いやすいことと、良い実習指導を行ってくださる機関を確保することは実習の質向上のための大切な要件だからです。
 そこで、先月と今月で2箇所の病院にお願いに行きました。開拓に行く際には、担当教員と実習事務を行う助教が一緒に行き、それぞれ役割分担して説明をします。初めての病院に行く時は、いつも期待感が伴います。
 昨日うかがった病院で初対面の医療ソーシャルワーカーさんとお話していたら、沢山の共通の知り合いがいることがわかり、それだけでもう親近感がわいてきました。来年度から、充実した実習指導をしていただけそうで一安心です。

2017年10月11日(水)
ああ水没。。。
 「水没」と言ったら、今や携帯電話のことですよね。でも今日、私は手帳の水没を経験してしまいました。トートバッグに手帳とペットボトルの水を入れていたら、いつのまにかペットボトルのキャップが空き、バッグの中で横転していました!!
 そして大切な手帳の下半分が水没し、大事な見開きのスケジュール(水性ペンで記入)が判別不能ぎみに。。。何でも手帳に書き込んで管理しているため、このページが使えないのは、本当に困ります。帰りに文具屋に寄り、今年の10月からのスケジュールが書き込める手帳を物色。探しに探した挙げ句に、なんとも可愛らしい一冊をゲットしました。
 今回の教訓はいくつもあります。まず、スケジュール管理を1冊の手帳だけで行って良いのかという問題(これについては要検討)。次に、手帳に文字を書くときには水性ペンは使わない方が良いということ。そして最も大切なのは、飲み物のキャップはしっかりしめようということです。

2017年10月08日(日)
日本社会福祉学会アンケート調査はじまる
 いよいよWEB上で、日本社会福祉学会の「若手・女性会員の支援のあり方に関するアンケート調査」がはじまりました。10月1日〜31日まで、40歳未満の全会員が対象です。
 これは、私が委員長を行っている若手・女性会員の支援検討委員会(7月2日の日誌参照)にて、何度も若手研究者のメンバーと話し合いながら作成したものです。学会理事会で初披露した時には、あたかも査読を受けているのかと錯覚するほど貴重なご意見の嵐に見舞われましたが、なんとか実現にこぎつけることができました。
 まだまだ遅れている若手・女性への研究支援を、一歩でも推し進める材料になればと思ってます。該当される方は、ぜひご協力をお願いします!

2017年10月03日(火)
視点が増えてる
 10月に入り我が3年医療ゼミ生は、前期実習(職場・職種実習)と後期実習(ソーシャルワーク実習)のインターバルで大学に戻ってきています。この間、前期実習の振り返りをしつつ後期実習に備えての学習をするのが恒例となっており、今日は事例検討を行いました。
 グループでの事例検討を行った後に事例提供者が言ったのは、「みんな、実習に行っていろいろな視点が増えたことがわかりました」ということ。確かに、実習前よりも事例を語る際の語彙が豊富になっており、医学知識やADLに関する視点が広がっていました。こんなふうに、学習成果が目に見えるようになると本人達も面白いだろうと思います。
 今年度はみんな実習先との相性が良いのか、ストレスをためてきていません。例年、このインターバルではテニスコートで叫んでモヤモヤを解消するのですが、「それはやらなくても大丈夫!」との返事でした。この調子なら、スムーズに後期実習に移行できそうです。

2017年9月29日(金)
映画『ドリーム』
 研究日の今日は、封切りされた『ドリーム』を観てきました。1960年代にNASAで働いた、3人の黒人女性の実話に基づいて作成されています。3人とも天才ともいえる頭脳の持ち主であるものの、黒人であることと女性であることで激しい差別や偏見にさらされ続けます。やがて、それぞれの部署で本人達の努力が実を結び、実力を認められて自己実現を果たしていくのです。
 私は男性が多い今の業界において、「女性は不利だ」と思う状況に何度も直面してきているため、多くの点で共感ができました。    
 よく使う「エンパワメント」という言葉はこんなことを指すんだなとか、ソーシャルワークの歴史で教えている人種差別の実態ってこうなんだな、という実例もわかりました。女性にも男性にも学生にも観て欲しい、今年最高の映画です。

2017年9月26日(火)
後期授業はじまる
 大学ではすでに後期の授業期間が始まっていますが、私の授業は今日からスタートでした。後期は8コマ、うち2日連続夜の講義が入っており、3コマ連続の日が2日間あります。いずれにしろ、講義の準備と夜のバス・新幹線の時間に追われる日々がまたはじまります。
 前半の医療機関実習が終わって戻ってきた3年生、初対面で最初は緊張気味だったけれどもすぐ打ち解けてきた2年生、久しぶりの卒論指導で元気な姿を見せてくれた4年生。やはり、いつも学生のはじける姿にこちらが元気をもらいます。
 時折、社会福祉士の「倫理綱領 行動規範」の一節を頭のなかで唱えることがあります。「6−5.社会福祉教育を担う社会福祉士は、次世代を担う人材養成のために、知識と情熱を惜しみなく注がなければならない」。とても素敵な一文で、私の指針になっています。

2017年9月22日(金)
論文執筆終了
 ようやく修正論文を書き上げました。査読誌に投稿するたびに、何度も何度も新しいことを教えられ、自分の出来なさに直面し、改良するプロセスを経験してきました。これまで17本の査読論文を世に出してきましたが、わずかしか無修正採用になったことはなく、ほとんどが修正後再査読でした。もしくは、不採用で世に出なかった論文も数本あります。
 かつて指導教員が得られない時期、私にとって査読者のコメントはありがたい指導の場でした。そして、それは今も変わりません。人の目が入ると、論文の質が高まることを今回も実感しました。
 今回の内容は自分にとって初の試みで大きな挑戦ですが、今できる精一杯のことを行いました。最終結果がどうなるかわかりませんが、現時点では爽快感が広がっています。

2017年9月18日(月)
世は三連休
 今日が三連休の最終日だということに、夕方、三島からの新幹線に乗って気がつきました。新幹線は満員、東京駅は人でごった返し、おそらくみんなどこかから家に帰る途中なのでしょう。かく言う私はいつもの通りマイペースの日々です。
 土曜日はジムでのトレーニング後に甲府に出向き泊まり、日曜日の朝一で医療ソーシャルワーカー(MSW)と成長過程のワークショップを行い、嵐のなか東京に戻り論文指導を受け、夜は遅くまで論文執筆。今日は午前中、大学院生の指導をした後に静岡に出向き、MSWとベテランの臨床知についての調査データ分析、その後は論文内容の打ち合わせを行い帰宅しました。そしてこれから論文執筆に取りかかります。
 こんなかんじで、この三連休はなんだかんだとMSWに関わっていました。そういえば、明日も病院訪問でしたわ。

2017年9月16日(土)
甲府へ
 この週末は、日本医療ソーシャルワーク学会で甲府へ。医療ソーシャルワーカーさん対象のワークショップを行います。山梨は3月に続き今年2回目で、不思議と昔働いていた岐阜県に帰るような懐かしい気分になります。今回もまた、3月の時のように素敵な出会いがあるといいですね〜。
 それにしても台風の進路が心配。山梨から戻った足で、専門家に論文を見てもらう機会を設定しているのですが、それほど悪天候になりませんように。。。
 お土産はやっぱり信玄餅かな。

2017年9月14日(木)
トリップ
 久しぶりにハードな論文執筆と格闘しながら、内外の仕事に取り組んでいます。論文を書いていると頭がトリップしてしまい、「今がいつなのかここがどこなのか」一瞬わからなくなることがあります。時計を見るといつのまにか2,3時間が過ぎていて、さっきは朝だったのにもう昼という感じです。
 大学院生には平気で直しを要求するのに、自分がそんな状況に直面すると途端にストレス値が高まる私。まだまだ鍛え方が足りません。
 一方、内外の仕事では先週は5箇所の実習先を訪問し、今週は2回他校に行ったり2回講演したり重要な会議に出たりと、相変わらずいつものペースで仕事をしています。夏休み期間ではありますが、授業期間よりもスケジュールが混んでいるのもいつもと変わりません。

2017年9月10日(日)
職場訪問
 今日、実習生の訪問にうかがったところ、3月に卒業したゼミ生にも会うことができました。実習生と話す前に卒業生の近況報告を受けました。毎日、一人一人の利用者さんにきちんと挨拶をしてから帰るのだとか。はつらつとした姿がとても眩しくて、仕事が合っていることが伝わってきます。
 こんなふうに新卒生の職場訪問も一緒にできるとこちらも安心できるので、良い機会を得ることができました。
 さて、明日は他人様の大学で1日缶詰になります。粛々淡々とお仕事をこなさなければ。。。

2017年9月07日(木)
実習はじまる
 9月に入り社会福祉士実習がはじまりました。といっても、我が医療ゼミが他領域よりも早くはじまるということであり、他領域に実習に行く学生達は10月からなので、まだ夏休みを過ごしていることでしょう。同時に、私の校務も再開です。
 昨日は2箇所の実習先を訪問しました。2人とも元気で順調に実習に取り組んでいて、ほっとしました。そして、2つの病院を訪問する合間が4時間も空いてしまったので、道中にあるショッピングモールのフードコートへ。そこで持ってきたICレコーダーを聴きながら、2時間のインタビューデータを最初から聞き直して総チェックを行いました。何も頼まなくても長時間いることができ、とても助かりました。
 そして本日は講演、明日以降も実習訪問が続きます。

2017年9月04日(月)
日本社会福祉教育学会全国大会
 昨日は、日本社会福祉教育学会全国大会に参加するため京都でした。私のメイン学会の一つですが、本来は金曜日の理事会から行くはずが、土曜日に入試があったため日曜日からの参加になりました。
 日曜日午前中は自由研究発表。私は座長の立場で聞いていましたが、実習後のふりかえりに焦点を当てている研究が多かったです。その後はシンポジウムで、津久井やまゆり園の事件を軸にした人権と教育の問題を議論しました。語る人の立場によって、事件の見方・考え方が異なることに刺激を受けました。学会後は、京都の本屋で出版する本の編集会議。3時間半しっかり話しをして、帰路につきました。
 さて、今日は埼玉での研究会後に大学に行きます。毎日、自分がどこで何をするのかを確認して、行動と認識を一致させなければというかんじの日々です。

2017年8月31日(木)
日々移動・・・
 この1週間の移動ぶりといったら、過去最高ではないかというくらいです。とにかく、毎日異なる県にいる状態なのですから。
 埼玉県で講演を行い、大阪で専門的知識の提供を受け、富山・長野で休息し、東京に戻った後に埼玉県で仕事をして、京都で学会に参加します。こんなかんじで、ひたすら移動距離が長い毎日です。もう新幹線とはすっかりお友達になりました。
 そんななか、富山・長野では森林浴をしながらいろいろ家族とおしゃべりし、リフレッシュしてきました。定期的に自然に触れるのは良いですね。


2017年8月27日(日)
静岡ワーク
 今日は定例の静岡ワークの日。
 医療ソーシャルワーカーさん達と一緒に、実践能力をはかる指標をルーブリック評価の形で作っています。先日行ったルーブリック評価に関する調査結果が出たため、それについて考察しました。現場の実状の情報交換もしながら、濃い3時間を過ごしました。この作業も3年目に入り、いよいよゴールが見えてきたところです。良い指標ができそうな予感がします。
 それにしても、雪がない富士山はよく見ないとわからなかったりします。「富士山は冬が綺麗」と静岡の人に聞きますが、まったくそのとおりですね。それでも、私は相性の良い静岡県に行くだけで気分が高まります。


2017年8月23日(水)
NPO法人ほっとポット見学
 今日は、ゼミ生と研究会仲間と一緒に、私の卒業生が副代表を行っているNPO法人ほっとポットに見学に行ってきました。
 ほっとポットは、元路上生活者だった方等の地域生活サポートや刑務所を出所した後の居場所提供等、多くの仕事をされています。刑務所を出る人を受け入れる際には、北海道から九州まで交通費を自費負担し面接に行くそうです。なんとも恐れ入りました。
 一つ一つがきめ細かく、利用者の自立生活を目指したよく考えられた取り組みであり、感銘を受けることばかり。これからますます
必要な領域だと思いました。そしてなによりも、卒業生が思慮深く懐の深い支援者として頑張っている姿が、とても輝いていて嬉しかったです。できることなら、全ての学生に見学させたい!

2017年8月20日(日)
帰国後の仕事
 木曜日に帰国し、時差ぼけなのか疲れなのかわからない状態が続いてはいますが、そんななかで金曜日以降は比較的よく仕事ができている気がします。
 学会ニュースの記事を書き、スウェーデン旅行記を書き、ベテラン医療ソーシャルワーカーの調査を行い、演習テキストに掲載するコラムを書き、学会で出版する本の編集会議を行い、その本の企画書を書きました。そして、これからは調査のテープ起こしに取りかかります。しかし、予定ではすでに執筆しているはずのKJ法論文には手つかず・・・。予定は未定です。
 帰国後は朝起きるのが遅いので、明日からの外の仕事に遅れないよう気を引き締めなければなりません。9月から校務が始まるので、8月中にやれることをやっちゃいましょう。

2017年8月18日(金)
カロリンスカ大学病院
 昨日、スウェーデンから帰国しました。6箇所の視察を行ったのですが、今回は大学病院の医療ソーシャルワーカーへの調査で印象的なことを書きます。
 スウェーデンで最大のカロリンスカ大学病院にて、医療ソーシャルワーカー(Kurator)の総合マネジャーとユニットマネジャーの2名の女性にインタビューできました。総勢170名のKuratorが7ユニットに分かれて仕事をしています。日本と共通しているのは、患者への情報提供や退院支援、経済的サポートを行っていることですが、特有なのは心理職もいるなかでトラウマケアを行うことです。2017年4月のテロが起きたときに、家族へのトラウマケアを行ったそうです。また、Kuratorの全国組織があることも日本と共通していました。
 ソーシャルワークの勉強をして大学を卒業した人はSocionomと言いますが、ストックホルム市に雇用されているSocionomに比べるとカロリンスカ大学病院のKuratorは月給が5,000クローネ(日本円で約75,000円)も低いそうです。そのため、「自分の価値はどこにあるの?」という問題意識を持っているよう。国は変わっても、ソーシャルワーカーの存在意義への問いは存在するようです。それでも、カロリンスカ大学病院のKuratorはカロリンスカ研究所とも協力して研究を行っており、業務と研究ができる現在のポジションに対する誇りを感じました。
 病院内の組織でユニークだったのは、疾患毎に組織化が進んでおり、ミクロ・メゾ・マクロの組織のそれぞれに患者会代表が入って意見を言っていることです。さすが「自己決定」の国です。
 上記の調査結果は、近いうちに論文にまとめる予定です。そして、2年後には、北欧の医療ソーシャルワーカー調査の最終国デンマークに行くことを決め、爽やかなストックホルムを後にしたのでした。

2017年8月9日(水)
スウェーデンへ
 さて、埼玉県、さいたま市の終日研修の講師を連続で行い、そのまとめも書いて送りました。あとはオープンキャンパスの担当を行えば、久々のスウェーデンです。
 昨年は韓国の国際会議出席のため北欧はお休み、その前はノルウエー、その前数回はフィンランドに行ったため、随分とスウェーデンはご無沙汰していました。今回は食研究の専門家もご一緒なので「食」の調査と、医療ソーシャルワーカー業務の調査がメインです。医療ソーシャルワーカー業務の調査は、北欧4ヶ国のうち3ヶ国目となります。
 空港に降り立った時の甘い香り、大好きな市庁舎の中庭、南の島とガムラ・スタン、誇り高きグランドホテル・・・懐かしい親戚の家に行くような感覚です。新しい歳になり転換期を迎えた今、自分は何を感じ取ってくるのでしょうか。そんなことにも関心があったりします。

2017年8月7日(月)
京都で充電
 土日の京都で、エネルギー満タンにしてきました。土曜日は、KJ法ワークショップで日頃使わない頭と感性をフル回転させ、様々な地域から集まった人々とワークを行いました。やはり毎年のブラッシュアップ作業は欠かせないことを実感。
 そして、好きなホテルに泊まり、翌日は暑い中お寺2箇所を巡りました。今回は「数で勝負」なかんじで、三十三間堂で1,001体の観音様を拝み、伏見稲荷で千本鳥居をくぐるという誠に有り難い経験をさせていただきました。
 美味しいものを食べて、本も2冊読み、大満足です。昨年の今頃も京都でしたが、若い人の通夜の翌日で辛い旅でした。が、今回は穏やかな状態で過ごせました。
 充電したエネルギーは、本日行った研修と明日予定している研修で放出する予定です。

2017年8月4日(金)
そして京都へ
 今日から夏休み。400人分の採点と成績提出が終わりました!あとは来週行う2回の講演の準備を終わらせて、この週末は京都でお勉強です。
 これまた夏の恒例行事になりつつある、川喜田晶子先生主催のKJ法ワークショップに参加し、その後一気にKJ法論文を書く予定。そして合間をみて美味しいものを食べ、少しだけお寺巡りをしてこようと目論んでいます。
 生きることに欲張りなバブル世代なので、あれもこれもやりたくて仕方ありません。とりあえず、まずはジムに行って体力をつけてきます。読みたい本も山積みですし。ああ、夏休みっていいなぁ〜。

2017年8月2日(水)
社会福祉士実習演習担当教員研修会
 本日、私にとって夏の風物詩のようなイベントである、社会福祉士実習演習担当教員研修会を終えました。この研修を受けることで、社会福祉士養成校での実習演習が担当できるため、これから実習演習を担当する人や大学院生の就職活動の一環として受講する人が多いです。
 今日の参加者の人達はとてもノリが良く、私もフルスロットル、参加者も全速力というかんじで6時間を走り抜けました。そのため、終わった時はいつも以上に疲れてしまいました。
 数年前までこの業界では「若い方」だったのに、気がつけば「歳をとっている方」になることが多くなり、その事実に驚くこともしばしば。もちろん今日もそうです。「だって教員になって20年目だからなぁ。まあそうなるか・・・」と、しみじみ思ったりするのでした。

2017年7月28日(木)
一足飛びでベテランにはなれない
 昨夜は、卒業生の新人医療ソーシャルワーカーになった人のスーパービジョン。新人ならではの焦り、もどかしさ、気後れがないまぜになった気持ちを抱いており、その気持ちを語ってくれました。
 それに対し、研究者になる道のりも交えながら、「一足飛びではベテランにはなれないよね。初めは点だった知識や技術がつながって面になり、それが積み重なって次第に自信をつけていくんだよ」ということを話しました。
 自分で自分の長所を認めること、もやもやがたまったら外に出していくことと、いろいろできることがあるようです。大学教員も社会資源の一つとして、必要なときに活用してもらえたらいいなぁと思っています。

2017年7月24日(月)
日本ソーシャルワーク学会全国大会
 2泊3日の北海道の旅から戻りました。
 今回の学会の焦点は、現場実践者の研究課題に対して研究者がコメントするライブスーパービジョンを行うこと。私はその企画・運営を行いました。研究者と実践者30人程が集まりました。
 実践者は切実な研究上の悩みを持っており、やはりその悩み解消のためにはパイプになる研究ガイドブックの出版が不可欠なことを感じました。研究者はみんな話したい人達ばかりで、次から次へと意見が出されて、熱いライブが繰り広げられました。
 良くも悪くも第1回目のセッションは刺激的で、面白く、混沌としていて、時間不足です。もっとこんなセッションを重ねていくことこそが、私達の課題なのだと痛感しました。
 今は亡き岩間先生と私が、「学会で版を重ねて使われ続ける本を作ろう、本だけでなくワークショップも行い、研究方法について広めていこう」と話し合ったことが形になり、最初の一歩を踏み出した瞬間でした。

2017年7月19日(水)
再び北海道へ!
 今度の週末は、6月に次いで再び北海道で学会です。今回は私のメイン学会の1つである日本ソーシャルワーク学会の全国大会があり、理事会への出席、研究についてのワークショップの司会、人との顔合わせなどを行います。
 6月はとても寒かったけれども、さすがにもう温かいことでしょう。なんたって、先日帯広が日本における最高気温になったのですから。
 北欧もそうだけれど、夏に北のほうに行くときは美しい景色が見られるのではないかという期待でいつも心弾みます。そして、湿度の低い温かさを切望中です。期待どおりでありますように〜。

2017年7月17日(月)
非常勤の講義終了
 非常勤先の講義が本日で終了し、あとは試験を残すのみとなりました。
  実に12年ぶりの週1回の非常勤講師。基本に忠実な内容で行いました。学生達の感想文を見てみると、社会福祉士試験に対応できる医療福祉の基本を押さえ、事例検討を通して応用のイメージを持ってもらい、かつ医療ソーシャルワーカーの大変さとやりがいを伝える、という盛り沢山の目標はほぼ達成できたようです。ほとんど全員が、医療福祉に関心を持ったと書いてくれたので、ピンチヒッターの役割が果たせたことにひとまず安堵。。。
 最初はやや緊張ぎみでしたが、行き帰りに通るエキナカやデパ地下で食料品を見て華やかな気持ちになるという楽しみを噛みしめながら、1時間半の道のりを通ったのでした。あっという間の4ヶ月でした。

2017年7月14日(金)
日本社会福祉学会関東部会企画委員会
 今夜は、来年3月に行われる日本社会福祉学会関東部会大会の企画委員会でした。昨年度から運営委員として携わっています。今年度は昨年度よりも企画がサクサク進み、早くも大会概要が決まってしまいました。そのなかで、私は参加者同士で情報交換を行うワークショップ担当に。けっこう面白い企画になりそうです。
 ふと、それにしても自分はなぜこんなに様々な活動をしているのだろう、と思いました。たまに、ホームページを見た人から「激務だね」と言われますが、自分ではそんな意識は全く無いのですが(何かある日しか日記は書いていないし…)、でも立ち止まって振り返ると「けっこう活動をやっているな、私」と思ったりします。
 一言でいうと、こんなことが好きなのでしょうね。とりわけ、イベントや研究の企画・運営・実行が好きみたいで、いつも新しいことをする時にワクワクします。だからやることも増えるのでしょう、きっと。

2017年7月12日(水)
いよいよラスト1回
 3年生の実習前授業が、いよいよ来週で最後となります。医療機関ゼミは他ゼミ(10月から)よりも早く、9月初めから実習に行くためです。来週は車椅子・高齢者・アイマスク体験の日で、身体に刻み込む学習を行います。これまでいくつかの事例を使い、ロールプレイやアセスメント演習を行い、しっかりと座学には取り組んできたつもりです。
 そんな3年生が実習を前に不安に思っているかと思いきや、昨日のゼミで休憩から戻ると「実習前にビアガーデンに行きたい!」という話がまとまっており、さっそく日程も決めました。元気なゼミ生達にこちらのほうが安心させられます。
 こんな仲の良いゼミ生達を見ていると、「大丈夫、きっと実習もみんなで乗り切れる」という確信を持つのでした。

2017年7月10日(月)
演習研究会とスーパービジョン実施検討委員会
 この土日は、例によって研究会と社会的活動の日々でした。
 土曜日は、私が主催しているソーシャルワーク演習研究会を行いました。社会福祉士の人達との地域活動を行った実践例の発表で、今流行のアクティブラーニングの最前線を行く活動例といえます。その後は障害と高齢についての研究発表もあり、いつものように濃い4時間となりました。
 日曜日は、認定社会福祉士のスーパービジョン実施検討委員会が終日行われ、5時間にわたり数々の課題を検討しました。委員の人達は皆忙しいのですが、全国から集まってきます。
 そんなかんじの週末ですが、合間にジムに行き、家事全般を行い、地域のお祭りの様子を味わい、ホテルでディナーをし、インタビューデータのテープ起こしも行った、盛り沢山な2日間でした。

2017年7月07日(金)
週サイクル
 7月は4週連続で、6連勤+1日休みのサイクルになっています。それも土曜日から始まる1週間で、土日はおおむね研究活動と社会的活動が入っています。昔、医療ソーシャルワーカーのときも、月曜から土曜までの6連勤サイクルでした。が、その時と若さが違います。それでも、今のほうが週1回筋トレを続けているので、持久力があるのかもしれません。
 そして、この間痛感した課題は、自らの力量のマネジメントが下手なこと。私の場合は、自分ができることを過小評価してしまいます。大学に行くときは、あれもこれもと研究ではない課題を沢山設定し「今日1日で終わるだろうか?」と思うのですが、早めに片づき時間が余ることがしばしばあります。「そんなことなら研究の資料を持ってくれば良かった…」と思っても後の祭り。午前中の授業が終わってから夜の授業までの数時間をひたすら雑事に費やし、中だるみしてしまいます。
 正確に自分の力量を把握・コントロールして時間を有効活用したいものです。まずは、常に研究関連の資料を持っていくことからですね。

2017年7月04日(火)
ロールプレイの時間
 火曜日の1・2限目は3年生の実習指導の時間です。我が医療ゼミは6名という少人数で、今日は一人休み5人でした。いつもはワーク時は3人ずつのグループを作成し、グループ毎に取り組んで全体共有するのですが、さすがに今日は全体で取り組みました。
 メインは事例場面のロールプレイです。役割(利用者・ソーシャルワーカー・観察者)決め、役作り、10分間のロールプレイ、各役割からフィードバック、教員のコメントと続きます。
 2年生のロールプレイでは、まだ実感がわかず十分に役に入りきれないことが多いのですが、さすがに実習前の3年生は迫真の演技をします。そんななか、ワーカー役が行う面接は難しいようで、止まったり、必死に絞り出したり、相手に助けを求めたりしながら取り組みます。いつもは使わない頭と心のどこかを回転させながら、必死に10分間頑張ります。
 そんなかんじで、学生達はできる自分とできない自分に向きあいながら、9月から始まる実習に備えているところです。

2017年7月02日(日)
やっぱり勢いがある
 連日の日記更新です。今日は、第2回日本社会福祉学会の若手・女性会員の支援検討委員会の集まりでした。全国から選りすぐりの若手研究者が集い、若手・女性会員を対象とした調査内容の検討を行いました。実は第1回目は4月9日の日記のときで、あの時感じた「爽やかな快晴の空の色」のイメージを、本日もまた感じることができました。
 とにかく30代の研究者達は勢いがあります。そして、この委員会は実に面白いですね。メンバーが若手当事者というリアルな実体験に基づいた内容を調査票に落とし込めたので、きっと個々の若手・女性会員の実態を反映した調査結果になると思います。そしてこのメンバーとなら、顔の見えない全国の会員の痒いところに手が届く提案ができそうです。
 最初は欠員理事の補充として声がかかり、学会の仕事は断らないというポリシーに加え、「とにかく引き受けるしかないか・・・」と義務感が先行していましたが、軌道に乗ったら心底面白くなった稀なケースとなりました。

2017年7月01日(土)
調査はじまる
 7月初日は、某県のベテラン医療ソーシャルワーカーさんへのインタビュー調査でした。今年度から4年計画で行う研究の幕開けです。ベテラン医療ソーシャルワーカーの実践行動と根拠を抽出する試みで、他職種におされぎみのソーシャルワーカーの強みを打ちだすのがねらいです。
 3時間、しっかりお話をうかがい、とても刺激を受けました。まだ1例目だというのに、医療ソーシャルワーカーの固有性・専門性の一端がもう少しで見えそうな予感に満ちており、ゾクゾクしています。
 その後、東京でも人気のフルーツタルト店(この県が発祥地)の姉妹店カフェに連れていっていただき、素敵なインテリアとタルトの味に大満足!良い1日だな〜。

2017年6月29日(木)
スーパービジョン委員会
 今日は学校が終わってから四ッ谷の日本社会福祉士会事務所へ。認定社会福祉士認証・認定機構のスーパービジョン委員会委員に就任したため、そこで行う研究事業の具体化について話しました。今年度からはじまった活動の一つです。
 私も含めメンバー4人が全員女性で、気が置けない方々ばかり。検討会はいつも夜に行うため、毎回各自が美味しい物を持ち寄って「女子会」のような雰囲気になります。私はスイーツ担当で、今日はゼリーを持っていきました(夏はゼリーが美味しい♪)。
 ひとしきり研究の段取りを話し合い解散しましたが、また来週末に会議があります。「まるでサークル活動みたいだな〜」なんて思ったり。今年度は、とにかく学外での活動や研究会が多いです。来月からは、国家公務員(非常勤)としての仕事も行うことになりました。いずれにしろ、自分の研究だけはどんな状況でも続けていきます!これまでと同じように。。。

2017年6月28日(水)
天才棋士の思考方法
 14歳の棋士藤井四段の活躍が連日報道されるなか、私達にとっての天才棋士といえば、やはり羽生善治さんです。そこで、羽生さんとNHKスペシャル取材班による『人工知能の核心』(NHK出版新書、2017年)を読んでみました。今回の本は私の現在の研究テーマである「固有性・専門性の提示を目ざすベテラン医療ソーシャルワーカーの実践行動と根拠の解明」に示唆を与えてくれる点がありました。
 最も面白かったのは対局の際の3つのプロセスで、直観で大まかな判断をし、そこから細かいところを論理的に詰める読みに入り、最後は大局観で全体を見る点です。また、自らの「美意識」をいかにきめ細かく磨き込むかが将棋の強さに関わってくるといいます。
 医療ソーシャルワーカーの研究を進めるなかで、再度、羽生さんの思考方法と見比べてみたいと思いました。この本は、いつか本紹介のコーナーで詳しく取り上げたいと思います。

2017年6月21日(水)
ゼリーで乾杯
 4年生の医療実習ゼミも今日で終了です。そのため、頑張った学生達にゼリーの差し入れを。実習報告会での成果を喜び合い、ゼリーで乾杯しました。
  「1位になった時はどんな気持ちだった?」の質問に、「あれだけ頑張ったから上位に入ると思った」というクールな返答が。それは、自分達が行ったことを的確に評価できていることであり、『なかなかマネジメント能力が高いじゃない!』と感心しました。
 そして、それぞれにとって1年半の実習期間がどんな時期だったのか、一緒にやってきたゼミがどんな場だったのかを分かち合い、誰にとっても思い入れのある素敵なゼミだったことが確認できました。ゼミ生同士の絆を支えに、まだまだ続く就職活動と社会福祉士受験勉強にむけて頑張ってほしいものです。

2017年6月17日(土)
V2達成!
 今日は4年生の実習成果報告会でした。12ゼミが20分ずつ実習成果をまとめて報告するもので、この日のために医療実習に行った4年生達は授業時間に加えて授業時間外も、一生懸命に準備を行ってきました。報告会を聞いた後は、2・3年生と実習指導者の方々が最も良かったゼミに投票を行うことになっています。
 そして、なんと昨年度に引き続き、我がゼミが2冠を達成しました!なんという達成感。
 私のゼミには誰も「お客様」はおらず、みんながそれぞれにできることを一生懸命行った結果だと思っています。みんな、おめでとう、お疲れさま、ありがとう!

2017年6月10日(土)
大学院中間報告会
 今日は大学院中間報告会でした。私が指導している修士課程の2人と副指導の博士課程の2人は、無事に発表を終えることができました。発表本番では、それぞれに落ち着いたプレゼンができ、準備した成果を発揮することができたようです。
 そして、今日は21日連続勤務の最終日。最初はそんなに疲れていなかったのですが、だんだんボディブローのように効いてきますね。今回は北海道出張が入ったからなおのこと。疲れの目安は生産的な活動ができなくなることです。とにかく、日々の講義はきちんと行う+αくらいの活動で、新しいことを行う元気がでない「守りの生活」です。
 今後は、絶対に週1回は休みを入れようとかたく誓いつつも、たまに同じことを繰り返してしまう、学習できない自分なのでした…。ひとまず休みます。

2017年6月07日(水)
社会福祉研究所
 本学には社会福祉研究所があり、教員達に研究の機会や研究発表の場を提供しています。今日は今年度第1回目の研究会で、若手教員が仏教福祉や難病患者への支援に関する研究発表を行いました。なぜか私は、後者の研究に関するコメンテーターを行うことに。
 仏教福祉のような全く異なる研究テーマの話では、初めて耳にするような用語が出てきて、意外な発見や新鮮な学びがあります。また、難病患者への支援は私の研究テーマではありませんが、勉強して資料をまとめることで少しだけ整理ができました。
 そんなかんじで、専門分野以外の回り道をする時間がもてたときは、知らない街を散策するような気分でワクワクします。

2017年6月05日(月)
日本医療社会福祉協会全国大会
 昨日までの3日間は、日本医療社会福祉協会全国大会で北海道でした。私達は、医療ソーシャルワーカーの離職要因の研究発表を行ったのですが、時間が押して質疑応答ができませんでした。それでも、沢山立ち見の人がいて、関心の高さがうかがわれました。
 それ以外にも、元医療ソーシャルワーカーだった方の講演、実習指導、ポスター発表、地域包括ケア、医療政策と福祉政策の講演等、ノンストップで学び続けました。
 参加者の多くは若い医療ソーシャルワーカーで、千人弱が熱心に参加しているのを見て、「まだまだ大丈夫」と心強く思った次第です。個人的には、5月11日の日誌に書いた本が売れたこと、北海道の友達と美味しいものを食べにいったこと、沢山の人達と名刺交換したことが印象的でした。ただ、とっても寒かったのは予想外。7月下旬に学会で再度北海道に行くのですが、さすがにその頃は温かくなるだろうと思っています。

2017年5月31日(水)
北海道へ!
 ただいま21日連続勤務の真っ最中です。といっても、9時〜17時の勤務というわけではなく、1日のどこかで公的な仕事が入っているということです。なので、昼過ぎまで家にいる日もありますし、研究室で集中した勉強ができる日もあります。そんなかんじなので、きちんと睡眠をとり生活のペースを保っていれば、疲れは蓄積しないようです。
 そして今週末は、医療社会福祉協会の全国大会で発表するため北海道へ。北海道に行く前はいつも期待が高まりますね。気候や風景、食べ物のどれもが魅力的です。昨年の11月にスケートを観に行った時は昼着・朝発のトンボ帰りだったので、今回はゆっくり北海道の空気を吸ってきます!

2017年5月28日(日)
総会・会議・研究会
 この土日は、とても濃厚な時間でした。土曜日の日中は福祉系教育三団体が統合して発足した、ソーシャルワーク教育学校連盟の総会でした。私はその前に行われた、関東甲信越ブロック協議会の監査報告を行いました。そして、夜は会議に出席。
 日曜日の午前中は、日本社会福祉学会総会があり、私が理事として選出される議案が通りました。同時に、若手・女性会員の支援検討委員会の委員長に。このプロジェクトはこれから本格始動します。午後は学会のシンポジウムで教育と福祉の連携について学び、夜はスーパービジョン研究会で勉強しました。
 この2日間は日帰りで別の大学に行ったにも関わらず、泊まりがけの学会のように濃い時間でした。初めて会う人達との名刺交換、総会でのまな板上の鯉状態、久しぶりに会った人との楽しいおしゃべり、新しい知識。。。そして、今日まで5日連続の夜までの外出で、さすがに疲れました〜。

2017年5月26日(金)
ゼミ生企画
 私の4年ゼミでは、前期・後期にグループでテーマを決めた発表をするのですが、発表までは少し時間をとり、卒論の書き方やゲスト講師の話、ゼミ生の面接等を行います。その時に行うのが、ゼミ生企画です。いつも教員が何かを準備するのは大変なので、ゼミ生自身が行うことを決め準備をして実施するという、いわば教員が楽をするための機会です。
 昨日のゼミ生企画は体育館での運動でした。最初はドッジボールをしていたのですが、だんだんと伝承遊びに。はないちもんめ、目隠し鬼ごっこ、だるまさんが転んだと幼い頃に行った遊びをしてみました。
 はじめて行うという学生も多く、かえって新鮮だったようです。ストレスがたまる4年生には、たまにはこんな機会も良いものですね。

2017年5月22日(月)
東京スカイツリー開業5周年
 今日は、東京スカイツリー開業5周年です。自称「日本で一番多く東京スカイツリーの周辺を歩いた社会福祉研究者」(博士号取得への道〜その4「研究休暇前半」参照)の私には、感慨深いものがあります。
 東京スカイツリーを建設していた時、「上を向いて、頑張ろう日本」の横断幕を毎日見ながら、自分自身を鼓舞していました。その言葉が原動力の一部になったのは確かです。あの頃は、細く険しい山道をひたすら登っていた時期であり、今は周りの空間をどんどん広げている時期だなぁと思ったりもします。
 今夜の東京スカイツリーを見ながら、少しだけ甘酸っぱい気持ちになりました。

2017年5月18日(木)
大学に泊まる
 昨夜は遅くまで院生指導を行い今日は朝から講義のため、7年ぶりに大学内の宿舎(学生寮の一部)に泊まることにしました。今の家に引っ越す前は、大学まで2時間以上かかったため、夜の講義がある時や学生との飲み会の時は泊まっていました。が、引っ越してからは1時間半なので毎日通っています。
 久しぶりの大学内宿舎は、部屋を空けると懐かしい匂いがしました。昔よりセキュリティが厳重になっていたり、食堂のメニューが変わっていたりと、もろもろの変化はありましたが、基本は変わっていませんでした。久しぶりに長時間、眠ることができました。
 朝、宿舎を出て緑の木々を見上げながら深呼吸した時のなんともいえない清々しさを感じながら、いつか同じ木々の匂いを嗅いだことを思い出しました。五感(私の場合は嗅覚)に刻まれている思い出は、何かの拍子に懐かしさを伴いよみがえるようです。

2017年5月14日(日)
ソーシャルワーク演習研究会
 昨日は、終日ソーシャルワーク演習研究会でした。今回のテーマは、ソーシャルワークのグローバル定義に新たに入った「集団的責任」の内容をどのように教えるかです。多義的で抽象的な概念を学生に伝えるのは、なかなか難しく工夫を要します。
 研究会に参加している教員が学生の立場で受ける模擬授業後は、教え方についての率直な意見交換がなされました。議論の展開が予定調和的でなく、かなりヒートアップしました。その後、話題提供として、今起こっている現場での問題について現場実践者が実例を交えながら話し、とても新鮮で刺激的な時間でした。研究会後は演習テキスト編集委員会を行い、トータル7時間の濃い時間となりました。
 そんなかんじで、この研究会は教員としてのピアスーパービジョン・相互学習の時間にもなっており、毎回教育の奥深さと仲間同士で話ができる醍醐味を感じています。

2017年5月11日(木)
本が出ます!
 昨夜、自宅に帰ると中央法規出版より本が届いていました。2年がかりで取り組んできた『保健医療ソーシャルワーク〜アドバンスト実践のために〜』が出版されるのです。中堅・ベテランの医療ソーシャルワーカーの実践力向上を目指した本です。
 私は編者の一人として「第7章 ソーシャルワーク実践の評価」を編集し、「第3節 質的研究によるソーシャルワーク実践の評価」(質的研究法とはなにか、事例研究法、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ、ルーブリック評価による実践能力の評価)を執筆しました。6月に北海道で行われる日本医療社会福祉協会の全国大会でも販売されます。
 表紙のデザインが気に入っており、愛着のある1冊となりました。

2017年5月5日(金)
春の帰省
 水曜日の夜実家に帰り、金曜日の朝東京に戻るという強行軍で帰省してきました。木曜日には山と海に行き、富山の自然を満喫しました。東京にいると味わえない空気がそこにあり、たまに行くことでその恩恵に与れます。
 どこか一箇所だけでなく、こんなふうに異なる土地土地の良さを楽しめる暮らしは、なかなか味があるなぁと思います。来年になるともう一箇所拠点が増えるので、それぞれの土地の良さを満喫し(あくまでもプラス思考)、豊かに暮らしていこうと思います。
 ということで、本日の午後から明後日までは3日連続で会議&研究会ですが、リフレッシュしたのでエネルギーが沸いてきました!

2017年4月30日(日)
ノートを作りに
 年に数回しかない、全く予定のない休みを迎えました。あれもやりたい、これもやりたいという希望はあったのですが、結局、昼過ぎまで家にこもって勉強タイム。一段落したところで、運動不足解消と気分転換のため、区内の文具店にノートを作りに行きました。
 表紙も裏表紙も中に入れる紙も全て自分でチョイスできるため、自分だけのノートが作れます。少し値段がはるものの、中の紙を使い切ったら新しいものに取り換えてもらえるようです。なかなか素敵な仕上がりになりました。
 この文具店のことは、いつも見ているブログ主さんがアップしていたのですが、区内にこんな素敵なお店があったなんて嬉しいかぎりです。これを機に、自分が住んでいる街をもっと堪能しようと思いました。

2017年4月27日(木)
ジプシー・キングスライブ
 今日はひとつ趣味の話を。25年以上前から、ずっと聴き続けていたジプシー・キングスが2年ぶりに来日し、幸運なことにチケットが取れてライブに行ってきました。長年のファンにも関わらず初ライブです。
 最初から知っているナンバーを連発し、満員の会場も熱気に満ちていきます。そして、後半では私が携帯の着信音にしている曲(インスピレイション:ドラマ『鬼平犯科帳』のエンディング曲)が。若い頃から、辛い時にこの曲に支えられてきた私にとっては、思わず感極まりました。そして、最後は定番の『マイウエイ』を聴きながら、自分が歩いている道を想うことも。
 本当に行って良かった、いえ、生きていて良かったと思える一時でした。たぶん3月と同じように、身近な人が亡くなった後には、ことさら「自分の生」を噛みしめたくなる衝動があるようです。そして「生きること」に貪欲な私は、これからも何度も何度もこんな瞬間を味わっていこうと、余韻にひたった一夜でした。

2017年4月23日(日)
ストレスコントロール
 4月は新しいリズムをつくる月であり、心身共に気忙しく過ごしています。おまけに、またもや身近な人が亡くなったりして、自分でも「ストレスがたまっているなぁ」と自覚していました。
 こんな時は、睡眠をとること、人に話すこと、ストレス解消に向けたことを行うこと、ストレスをためる行動をしないことが大事です。昨年から取り組んでいるストレス解消の100の方法リスト(2016年6月20日の日記)は毎日チェックしており、この頃は自らのメンタル状態を意識できるようになりました。
 とにかく、仕事で十分なパフォーマンスが発揮できることが基準になるので、仕事にストレスの影響を持ち込まないように、それ以外の場面で調整する日々です。



2017年4月17日(月)
非常勤講師
 月曜日は他大学での非常勤の仕事が入りました。週1回ずつの非常勤は実に12年ぶりです。これまで定期的な非常勤はお断りしていたのですが、今回はどうしても引き受ける必要がありました。
 その名前を聞けば多くの学生が憧れを持つ大学です。今回は140人の受講生で、他大学の学生をこんなに沢山受け持つのは初めてです。今日観たDVDの感想文は、おしなべて質量ともに充実しており、学ぶ意欲の高さがうかがえました。
 とはいえ非常勤先は講義を終えたら帰るだけで、いささか味気なさが伴うもの。道すがら、なにか楽しいことでも探したいと思います(例えば素敵なカフェのような...)。

2017年4月14日(金)
講義開始
 本務校の講義は火曜、水曜、木曜ということで、ようやく1週間が終わりました。週8コマに加え、今週だけ夜の仕事が3日間続きました。交通の便が悪いところに大学があるため(夜は特に)、19時40分過ぎに講義が終わっても、バスと電車の乗り継ぎの都合で自宅に到着するのは22時になります。そして、来週からは別の曜日に他大学の非常勤が入る予定。
 こんなかんじで、なかなかハードな今年度の幕開けとなりました。もちろん、自宅では持ち帰り仕事が待っていますし、外部の仕事の遂行や研究では別の時間をとる必要があります。
 そのなかで、今日のような研究日があるため、平日に金融機関に行けるのは助かります。「やはり大学教員には体力が必要だなぁ」と実感。あわせて、「体力をつけておいて良かった!」と思うこの頃です。

2017年4月09日(日)
新プロジェクト始まる!
 今年度は、外部の仕事で新しい役割が3つ増えます。
 今日はその第一弾で、全国規模の若手研究者との会議第1回目でした(詳細はもう少し後で…)。委員長である私の裁量で全国からメンバーを選んだのですが、私の見立ては的確でした!力があり、プロジェクトのテーマに意欲的な人達が揃い、話がどんどん展開しました。
 そんな若手研究者とコラボすると、こちらも刺激を受けモチベーションが上がります。どのような手順で成果物を出すのかの筋道も明らかになったため、あとは徐々に進めていくのみ。
 今日はあいにくの雨模様でしたが、このプロジェクトを色にたとえるならば、爽やかな快晴の空の色です。

2017年4月05日(水)
新年度の活気
 今日は、新入生が終日大学内でオリエンテーションを受けながら先輩や仲間と交流するイベントでした。時間ギリギリだと駅から大学行きバスが混んで乗れないだろうからと、開始1時間半前のバスに乗ったのに、それでも座れず20分間立ったままでした。講義では90分立っていても全く疲れないのに、なぜかこんな時は疲れてしまいますね。オリエンテーションでは、教員紹介で壇上へ。一言話すだけなので、学科主任の時と異なり気軽でした。
 その後は、各種手続き、講義準備、学生指導、打ち合わせと1日フル稼働。手帳に書いてある10の課題をクリアして帰宅の途に着きましたが、自宅でもせっせと課題をこなしました。
 年度初めはこんなかんじで、しばらくは活気と慌ただしさが入り交じった状態が続きます。

2017年4月01日(土)
新年度スタート!
 冬のような寒さのなか、新年度がスタートしました。我が校の入学式では、久しぶりに多くの社会福祉学部の新入生が入学してきて、また賑やかなキャンパスになりそうです。
 学科主任を終えた私は心身共に軽くなり、新しい年度を迎えることができました。毎年、自分に課している査読論文1本の出版というノルマ(昨年度分)も果たすことができ、本日、論文が掲載された学術誌が届きました。さらに、日本学術振興会の科学研究費補助金も獲得できたので、また4年間は新たなテーマで研究に取り組めそうです。
 なかなか幸先がよい4月1日となりました。
※追記:羽生選手が世界最高得点で逆転優勝!なんと素晴らしい演技を見せてくれたことか。心が震えました。

2017年3月30日(木)
年度の終わり
 明日で2016年度が終わり、明後日から2017年度を迎えます。今日は、在学生のガイダンスや履修相談がありました。すでに学科主任としての仕事は終わり(正式には明日まで)、4月から始まる新しい役割(学術情報委員)の仕事を先取りして行いました。
 学科主任の2年間を振り返ると、それはそれは気忙しい時間でした。上手に取り組めたかといえば疑問符が残りますが、なんとかゴールに辿り着くことができました。が、もう一度戻りたいかと言われると、謹んでご辞退させていただきたいです。
 とはいえ、私にとって管理職業務は学ぶことが多く、大学組織というものを俯瞰して見ることができた貴重な機会でした。

2017年3月27日(月)
解散総会
 昨日は、スーパービジョン研修会への参加のため日帰り名古屋でした。受講生の立場だと気楽で知的好奇心が満たされるので、純粋に楽しいです。おまけに、講師の話し方が勉強になりました。新しい出会いもあり、記憶に残る1日になりました。
 そして、今日は私が事務局次長を行っている日本社会福祉教育学校連盟の解散総会&パーティーでした。私はパーティーの司会という大役を任されたため、気合いを入れてお洒落をして行き、無事に終えることができました。4年間関わってきた学校連盟事務局も今日で終了。全国規模で福祉教育を考える機会がいただけたことに感謝します。
 そして、今年度で学科主任と学校連盟事務局を終え、来年度は外部では新たな役割が3つ増える予定です。

2017年3月25日(土)
山梨研修
 今年度最後の講演は、山梨県医療社会事業協会での医療ソーシャルワーカーの成長過程の研修でした。皆さん、熱心に参加してくださり、私にとっても刺激的な時間になりました。
 何より、新人だった頃研修会でご一緒していた人と、20数年ぶりに再会できたことが嬉しかったです。妹キャラだった彼女は、すっかりベテランワーカーになっており、時の流れを感じました。
 みんな温かく迎えてくださり、海がない盆地という共通点もあり、昔勤めていた岐阜県を思い出して、どこか懐かしくほっこりした気分になりました。

2017年3月23日(木)
卒業式
 今年度最後の学内セレモニーは、本日の卒業式でした。大ホールでの卒業式を終え、それぞれの学部で中ホールにて学位授与式が行われます。私は学科主任最後の仕事でもある、成績優秀者の表彰を行いました。
 その後はゼミでの記念写真です。これまでの卒業式で初めての、16名全員が揃う撮影会でした。とても優秀な学生達が集っており、社会福祉士・精神保健福祉士の合格率は87%と、それぞれに嬉しい春が迎えられました。学生達は卒業したという実感が、教員はこれからもう会えなくなるという実感が伴わないまま、それぞれの道へと旅立っていきました。
 これから先もみんな元気で、沢山の幸せを感じていってください!

2017年3月18日(土)
大学院修了式
 今日は大学院修了式で、4人の院生が旅立っていきました。私はそのうち2人の副指導教員を行っており、山あり谷ありのなかで指導を終えました。
 年齢が異なる4人に対し、どのような言葉を贈れば良いかと考えた結果、私が好きな草間彌生さんの本から引用させてもらいました。いわく「人生は真実素晴らしいとつくづく思い、体が震えるほど、芸術の世界は尽きることなく興味があり、私にはこの世界しか希望のわく、生きがいのある場所は他にないのだ。そして、そのためには如何なる苦労をしても悔いはない。私はそのようにこれまで生きてき、これからもそう生きてゆく。」(『無限の網 草間彌生自伝』作品社、2002年、p.247)。「できれば芸術を研究と読み替えてほしい。そして、草間さんのように潔く豊かな生き方を共にしましょう」と。
 先日の悲しい出来事があってから生きる活力を求めている私が、草間彌生展を観にいったところ、そこは生命のエネルギーが満ち溢れており、随分と勇気づけられました。そのような人の生き様を伝えることで、院生へのはなむけになればと思ったのです。でも結局のところ、それは自分自身にかけた言葉になったのでした。

2017年3月14日(火)
3連休
 久しぶりに私にとっての3連休でした。人と会ったり、統計の勉強をしたり、テキストの校正をしたり、興味ある論文を読んだり、部屋の片付けをしたり、しっかり家事をしたり、ショッピングモールを歩いたり、相撲をみたり、複数の人に依頼メールを出したり、ジムに行ったり…。そして、これまでの疲れがドッと出て沢山眠った日々でした。
 できるだけ、「○○しなければならない」ではなく、「○○したい」という気持ちに忠実な時間を過ごしました。まるで、生きていることの幸せをひたすら感じようとしているかのようです。

 さて明日からの4日間は、教員の歓送迎会から始まり大学院修了式で終わる、セレモニーの日々です。気がついたら、もう3月も半ばに差し掛かっていました。

2017年3月12日(日)
8連勤終了!
 ようやく怒濤の8連勤が終了し、今は開放感のなかにいます。数日間、睡眠障害があったため心身共に大変な期間でした。それでも、毎日やることがあり、しっかり御飯を食べていたので乗り切れたのかもしれません。
 それでは、後半4日間の食道楽のもようを。水曜日は大学で4年生の卒業祝賀会があり、立食パーティーでした。私は例によって終わりの挨拶と一本締めを。木曜日は恒例の我が3年ゼミと身延山大学楢木ゼミとの合同学習会で、白熱した議論をしました。そして夜は浅草でもんじゃです。金曜日は雑誌のインタビューを行った後に、夜の会議でお弁当をいただきました。そして土曜日は非常勤講師懇談会での立食パーティーでした。
 ということで、終わってみたら8日間中8日間、会食する機会がありました。この期間に震災から6年目も迎え、命の大切さや生きていることのありがたさを感じる瞬間が何度もありました。そしてこれからも、何度もそれを感じながら生きていくことでしょう。

2017年3月07日(火)
8連勤中日
 心痛を抱えながらも日々は流れ、ようやく8連勤中日を迎えました。ここのところ、ずっと出先でお食事をいただいています。
 土曜日はお弁当を食した後に入試と学生指導、日曜日は私が企画した日本社会福祉教育学会春季研究集会があり、お弁当を食べた後にシンポジウムを行いました。そして、夜は夏のスウェーデン視察の顔合わせ会で素敵な洋食レストランへ。これだけは仕事以外の会食です。月曜日は高層ビルで仕事の打ち合わせをしながら高級ランチをいただき、本日は特別養護老人ホームの会議後に給食をいただきました。
 ラッキーなことに、こんな食道楽をしている割には体重が減っており、トレーニングによる基礎代謝の向上を実感しています。こんなかんじで、まだまだ仕事と外食の日々は続くのでありました。

2017年3月04日(土)
訃報
 学会でご一緒していた、岩間伸之先生が何の前触れもなく逝かれました。あまりに突然の出来事に、まだショック状態のなかにいます。先生は激務のなか、常に日本の福祉を切り開くお仕事をされており、いつも刺激を与えてくださいました。将来は、必ず日本の福祉研究の第一人者として、数々の学会を率いてくださると信じていました。
 こんど、実践家のための研究に関する本を一緒に作ろうと、計画を立てていた矢先でした。まだかける言葉がまとまらないけれど、先生のご遺志は必ず受け継いでいきます。必ず、実践家に還元できる成果をあげていきます。
 今は、あまりにも早すぎる死がただ悲しいです…。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2017年2月28日(火)

 明日から金曜日までのわずかな期間、私にとっては、風がやみ波が穏やかになる凪のような状態が訪れます。といっても、人間ドックや講演は入っているのですが、比較的時間がとれる期間です。とはいえ、すでに手帳にはいつ何をやるかが書かれており、この間には確定申告を行います。
 そして土曜日からは、また怒濤の8連勤が。。。入試、シンポジウム、各種の会議、合同ゼミ学習会、雑誌のインタビュー、非常勤講師懇談会と予定が目白押し。そしてこの時期のポイントは、8日間中6日間に会食(大半が仕事絡み)が入っていることです。
 せっかく絞った身体を維持しつつ、いろいろな作業や準備をしながら、元気に乗り切っていこうではありませんか!

2017年2月23日(木)
ひとまずゴール
 短期間で6回の講演が今日終わりました。今日は、午前・午後と別の場所で2ラウンド。おまけに、公共交通機関が1つしかない場所に朝早く行かなければならないため、先日の失敗で懲りたため講演会場の近くで前泊しました。我ながらあまりにも心配性とは思いますが、まだ軽いトラウマがあるため「それも良し」ということに。きっと、時間が過ぎればまた元に戻るでしょう。
 ということで、ひとまず講演の日々はゴールに到達。そんな仕事と会議の合間に、書きかけの論文を書き、査読を行い、予定していたことも全てできたので自己満足しています。今年度は、3月にあと2回の講演+学会シンポジウムを行います。
 明日の会議は昼なので、少しゆっくりできるのが嬉しい〜♪

2017年2月20日(月)
私のリカバリーも完了
 羽生選手の驚異的なリカバリーを観た翌日、私のリカバリーも完了しました。というのは、2月13日に失敗した研修の2回目(であり最終回)が本日行われましたので、私なりのけじめをつけました。
 まず、朝は新幹線で会場に向かい、1時間前に着きカフェで時間調整。そして、受講生と事務局にお詫びのお菓子を配り、時間どおりに研修を進めました。といっても、先週行うはずの内容を取り入れたため幾分か時間は押しましたが、どうにか時間内に納め、アンケートでもまずまずの評価が得られました。なんといっても、今回はいささか難しい内容を初めて教えるため、半年前から勉強や準備を重ねてきたので、どうしてもきちんと完結したかったのです。
 研修後は、いつものように事務局と1時間の反省会。「良い研修にしよう」という熱意はお互い強いので、どんどん改善策を出し合いました。そして、今後に向けたベースができたのでホッと一安心です。

2017年2月19日(日)
会議×3+α
 今日は、この3月末をもって発展的な組織統合・解散を行う、日本社会福祉教育学校連盟の会議が3つもありました(運営委員会、理事会、広報委員会)。そして、3つとも私が書記で、朝から午後までず〜っとパソコンを打ちっぱなし。そして無事に会議が終わり、あとは3月の解散総会を待つばかりです。4月からは、別の立ち位置で統合組織であるソーシャルワーク教育学校連盟に関わる予定です。
 そして、会議の後は広報委員会の打ち上げへ。2年間行ってきた最後の委員会で、みんなと飲みに行くのも最初で最後になりました。解散するのが惜しくなる、楽しい委員会でした。
 さらに戻ったらスケート中継が。会議の合間に見たライブストリーミングがあまりにもカクカクしていたので、羽生選手のジャンプが何回転か判別できなかったのですが、テレビで見て脅威のリカバリーに心が震えました。結果は2位でも心に残る名演技でした。
 そんなこんなで、いろいろな思いが詰まった1日になりました。

2017年2月17日(金)
授業期間よりも慌ただしい春休み
 昨日までに、2月に6回ある講演が3回まで終わり、今日は会議と院生指導が入ってます。この1週間、なんだかとてもバタバタしていました。日本社会福祉学会関東部会の自由研究発表窓口になったため、20数名の発表応募者との何度かにわたるやりとりやリスト作りなど、常にメールを出したりもらったり…。昨日でようやく一段落です。
 そして、明日の休み後は会議・講演・研究会と8日間連続で予定が入っています。その間、書きかけの論文の仕上げも。授業期間よりも長期休暇期間が慌ただしいのはいつものこと。とはいえ、この8日間にスケートと映画を観て、飲み会とジム、美容院にも行っちゃいます。
 マスク効果があったのか体調は良いので、このまま走りきります〜。

2017年2月13日(月)
ああ失敗…
 今日、これまでにない失敗をしてしまいました。今日の講演先は自宅から電車で40分程の隣県で、そこに行くまでの手段が@新幹線→在来線各駅乗り換え、A在来線急行→各駅乗り換え、B在来線各駅停車の三通りあります。慎重な私は、いつも会場には30分以上前に着くように家を出ています。今日も10時からの講演に備えて、8時過ぎに家を出ました。
 最寄り駅に着いた時点で、人身事故により在来線急行のダイヤが乱れていたため、まだ時間があるからと各駅停車に乗りました。途中までは順調に行っていたのですが、あと10分という駅に来た時に、1つ先の駅で人身事故があり全ての列車が止まってしまいました。
 その時点ですでに9時を超えていたので、急いでタクシー乗り場に行ったものの、タクシーが出払っていて15人以上の列ができていました。そのため、結局タクシーに乗れたのは10時すぎ。そして会場に着いたのが11時前という恐ろしい状況でした。幸い事務局の方が機転を利かせてくださり、なんとかその場をつないでもらっていたのですが、もう参加者にも事務局にも平謝りです。幸い16時までだったので、その後はスムーズに進めることができました。
 今日の反省点は、もっとリスクに対する直観と技を磨き、少しでも危うさを感じたら迷わず一番確実な方法(今回は新幹線に乗る)をとること。遅刻するのが嫌いな私にとって、手痛い経験となりました。

2017年2月10日(金)
最後の交流会
 昨日は、4年ゼミ最後の交流会でした。みんな社会福祉士・精神保健福祉士国家試験が終わり、放心と安堵感が入り交じった顔を見せてくれました。
 ゼミ生同士とても仲が良く、「学ぶときは学ぶ、遊ぶときは遊ぶ」を徹底しており、いつも私が支えられていました。こちらが一人一人に時間をかけて接してきたぶん、それぞれのメンバーも力を発揮し成長してきた、まさに一緒に時間を過ごした人達です。
 交流会の最後には、「良いゼミだったね〜」とみんなで話し合い、名残惜しいなかでの散会。気がつけば、もうそこまで新しい春がやってきているのですね。。。

2017年2月8日(水)
会議の日々
 2月前期入試が終わり、このところ会議の日々を送っております。昨日は1つ、今日は3つありました。明日は1つの会議があり、週末には大学院入試が待っています。
 さらに日曜日からは講演の日々(11日で6回)が始まるため、絶対に体調を崩せないので、毎日マスクを着用しています。昨年の11月からトレーニングと食事調整をはじめ、これまでに5s減量したのですが、炭水化物も含めて毎日お腹いっぱい食べているので、免疫力は落ちていないのが何よりでした。毎日のバナナが効いているのか…?
 この調子で冬を乗り切ります!

2017年2月4日(土)
快気祝い
 入試の合間をぬって、今日は家族の快気祝いのため、故郷富山に日帰りでした。
 お祝いのあと、私達が東京に戻る前に立山連峰が綺麗に見えるスポットに行き、家族4人で山を見ました。お天気にも恵まれ、久しぶりにとても美しい山々を見ることができました。富山は海も綺麗ですが、晴れた日の立山連峰は格別です。
 こんなふうに家族で綺麗な景色が見られ、今日は最良の1日になりました。
 いろいろな偶然と多数の方のサポートが重なって助かった命、ひたすら感謝します。。。

2017年1月31日(火)
採点
 試験から成績提出まで短期間の我が校では、2科目で300人を超える答案の採点はかなり負担が重いので、夏の試験からマークシートを導入しました。そして先日、2科目のマークシート試験を実施し、今日はその採点日です。マークシートだと一瞬にして採点できるものの、上手にマークができていない答案はこちらの修正が必要となります。
 前期試験の際は満点が一人もいなかったものの、今回は2科目とも満点が複数出ただけでなく、うまく点数がばらついていました。それを見て、なんだかホッとしました。あとは、提出されたレポートの点数と合わせて、全体の点数をWEBに書き込んでいくと採点が終了です。 
 少しずつ、こちらもマークシート試験の作成に慣れてきたところです。

2017年1月28日(土)
祈り
 32年前の今日、私の母校でスキーバス事故が起こり、25名が亡くなりました。先ほどニュースで長野での法要の様子が流れていました。バスの運転手の過重労働が原因でした。
 そしてまた1年余り前に、軽井沢でスキーバスの事故が起こり、15人の命が喪われました。大半が未来ある大学生でした。遺族やまわりの方々の哀しみを思うと、いたたまれなくなります。やはりずさんな管理体制による人災と言わざるを得ません。
 同じような事故がまた起こったのは、大変残念なことです。これ以上、同じ過ちを繰り返さないために、訴えていかないといけないし、亡くなった方々のために祈りたいと思います。

2017年1月26日(木)
試験の季節
 試験の季節がやってきました。昨夜は2名の大学院生の口頭試問を行いました。そして本日は、2科目の学期末試験です。さらに、今週末は社会福祉士・精神保健福祉士国家試験があり、来週には入試を控えています。
 あの試験前特有の張りつめた空気、試験中も続く緊張感、終わった後の解放感。なんとも独特な時間です。
 そして、試験は教えてきた者や試験問題作成者にとっても、試される時間です。昔、試験委員を行っていたときに、「不適切問題」と指摘されないだろうかと試験当日にやけにヒヤヒヤしたのを覚えています。さて、採点結果はどうなりますやら。。。

2017年1月21日(土)
1月の仕事
 一般的な大学教員の仕事量として、多いのか少ないのか見当がつきませんが、備忘録として1月に入ってから今日まで行った研究的仕事を書いておきます。

<原稿執筆>
・1月末締め切りの演習テキスト2つの章執筆
・統計処理論文の執筆
・雑誌依頼原稿の下書き
・研究所年報に掲載する報告書の作成
・学部紀要に掲載する論文の校正
<資料作成・報告・その他>
・春に行う学会シンポジウムの資料作成
・国際会議出席報告にむけたレジュメ作成と報告
・連続研修3回分の資料作成
・査読1本
・(講演1回:これから実施)
・(科研費の手続き:これから実施)

 上記以外の主な教育・校務としては、来年度の2つの大学での講義シラバス十数科目作成、修士論文・博士論文の指導、学科の人事案件、最終講義の調整、4年生(受験生)への激励の手紙、学科の総括・方針作成、学科のマニュアル作成、講義、会議があります。
 一つ一つの仕事を終えて手帳から課題を消すと、少しスッキリします。

2017年1月18日(水)
最終講義
 昨日は、永年お勤めになった三友量順先生の最終講義がありました。「普遍思想と佛教」がテーマで、三友先生がこれまで歩んでこられた道のりについて話されました。先生は立正大学仏教学部を卒業後、東京大学に進学し、その後デリー大学でPhD.を取られました。
 このように講義をうかがう機会はなかったのですが、たいへん格調高いお話でした。なかでも、先生がマザーテレサと関わりをもたれたことは、貴重な機会だと思います。これまで先生が実施されてきたことの偉大さを、改めて認識する機会となりました。
 ご家族や卒業生、ゼミ生が集まり、皆さんから沢山のお花が贈呈され、素晴らしい最終講義となりました。

2017年1月12日(木)
嬉しい報せ
 明日、ようやく家族が退院することになりました。大晦日もお正月もない初めての入院。本人も周りも、いろいろと気忙しい日々でした。心から安堵しています。
 さらにもう一つ嬉しいことが。私が指導している大学院の留学生が、奨学金が通ったことを報告してくれました。昨年、推薦状を書いてから数ヶ月経っているのでどうなったかと思っていましたが、本当に良かったです。一生懸命行っているアルバイトを少し控え、勉強の時間が増やせるねと喜びあいました。
 写真は、彼女からの御礼の品です。

2017年1月6日(金)
ゆっくり眠る
 研究日の今日は、久しぶりにゆっくり眠ることができました。大晦日から続いていた緊張からくる疲れや一昨日の日帰り帰省、昨日の夜までの授業等々、怒涛のように押し寄せる出来事のなかで、いささか寝不足ぎみの日々。。。
 ゆっくり眠った今日はスッキリし、統計の勉強に行った後に1月末締め切りの原稿を書きました。いつものように、ピアノ曲を聴きながら机に向かうと、とても心が落ち着きます。こうやって平常心を取り戻したら、今後への対処を考えるゆとりが生まれてくるものですね。
 遠くにいる老親のサポートをするために、私には何ができるのか。今、与えられた課題を考えています。

2017年1月2日(月)
新しい年
 新しい年は複雑な心境で始まりました。自分が「患者」になったことはあるのに、大晦日に与えられた「患者の家族」という初めてのポジションに戸惑いながらも、踏ん張りつつ、いろいろなことに思いを馳せる機会をいただいています。
 これまで新年を迎えたときに、きっと様々な状況におかれている人達が「おめでとうございます」と言えなかったのではないかと、遅まきながら改めて感じています。
 そんななかではありますが、例年どおり新年の目標を立てたいと思います。

・これまで行ってきた医療ソーシャルワーカーの業務継続中断研究のまとめを行う。
・引き続きソーシャルワーク演習研究を行い、テキストを出版する。
・医療ソーシャルワーカーの力量形成過程に関する新たな研究テーマに着手する。
・2年ぶりに北欧視察を行う。
・これまで以上に家族と過ごす時間を増やす。
・トレーニングを継続し、自分の心身の状況にあった環境をつくる。
・スケートと芸術に触れる時間をもつ。

 それでは、今年もよろしくお願い致します。


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