2016年1月〜12月の日誌 本文へジャンプ

つれづれなるままに・・・・・・私の日常風景



2016年12月28日(水)
仕事納め
 昨日で12月の講義が終わり、本日は研究会のために大学へ。継続して行ってきた医療ソーシャルワーカーの離職研究について検討し、食事をして戻ってきたところでなぜか大学全体が停電してしまいました。エレベーターが使えず、6階までひたすら階段を上り研究室へ。おまけに、暖房もつかず、トイレも水が流れず、パソコンも部屋の電気もダメ。となると、仕事は強制終了しかありません。一瞬、数年前の計画停電を思い出しました。
 ということで、世間並みに本日をもちまして仕事納めとさせていただきます(自宅ではなんだかんだとやっているのですが)。
 今年もお世話になりました。みなさまに、穏やかな新年が訪れますように。。。

2016年12月26日(月)
どんどん仕事を片付ける!
 とにかく時間があるうちに、どんどん仕事を片付けることにしました。
 この2日間で、3日間の研修資料を作成し送り、非常勤講師を行う大学のシラバスを入力し、数百通の年賀状を書いて送り、ホームページの本紹介を更新しました。それでも、まだ周辺部分の仕事に過ぎません。その間にジムに行って、歯医者に行って、買い物をして。。。
 結局、論文書き、原稿書き、シンポジウムのレジュメ作成と頭を使う仕事は後回しに。1月末までの仕事が多いけれども、できるだけ前倒しでやっていきたいものです。まだ今年は6日もある!

2016年12月23日(金)
今年最後の静岡ワーク
 今日は、今年最後の静岡ワークでした。静岡の医療ソーシャルワーカー協会でワーカーさん達と実践能力評価表を作成しており、この2年間コンサルタントとして関わっています。今日はその研究会。
 大きな仕事を納めて清々しい達成感を味わいながら、人でごった返す東京駅から新幹線に乗り、富士山が見える温かい静岡に行くのはとっても良い気分です。
 素敵なお店でランチ女子会をした後に、3時間の話し合い。どんどん話が広がり、今後本格的な調査研究を行うことになりました。今後の展開にもワクワクです。静岡と相性が良い私はいつも心地よく静岡ワークをしているのですが、今日は大きな達成感のもと、いつにも増して充実した時間になりました。

2016年12月22日(木)
大仕事、終了!
 大仕事、終わりました!昨年は10日間かけて終えたところを、今年は6日間で終了。ポイントを覚えると効率的にできます。
 そして今日は、4年ゼミの討論を早く切り上げクリスマス会。ゼミ生全員の16名出席という、とても仲の良いゼミです。みんな社会福祉士(&精神保健福祉士)の受験勉強のなか、今日だけは思いっきり羽を伸ばしておしゃべりしていました。
 このメンバーで集まれるのも、あと残りわずか。今年度も、素敵なゼミが担当できたことを嬉しく思います。

2016年12月20日(火)
今年最後の大仕事中
 現在、今年最後の大仕事の真っ最中です。昨年もこの時期にこの仕事が舞い込み、毎日それに取りかかっていました。まるでお城を攻略するようなイメージで、果てしない仕事と思っていましたが、なんとか年内に終わらせることができました。今年もそれを目指して、ひたすら取り組んでいます。
 考えてみたら、まだ年賀状には手つかず、ホームページの本更新もしていない状態。おまけに、1月にはまたいくつかの仕事が待ち構えています。本当に「師走」そのものです。
 ホッと一息つけるのは、今日の3年ゼミで学生達がくれたマグカップでお茶を飲む時間。シンプルなスヌーピー柄が気に入りました!

2016年12月17日(土)
今年の漢字
 毎年、自分の1年間を表す漢字を考えています。2013年は「実」、2014年は「広」、2015年は「管」でした。今年は、公私ともに「整」の年でした。
 仕事では、特別なニーズをもつ学生達の学習環境を整えることに奔走しました。また、就職指導にあてる時間を多くとり、学生が自らの進路に向かえるよう環境整備に尽力しました。プライベートではままならない心身の調子を整えることを実行してきました。初の検査入院、ストレス対処法の実践、筋トレと食事管理の実践。そして、それら全てが成功!
 そんなかんじで研究は二の次でしたが、こんな年もあると割り切り、新しい年を迎えたいと思います。
※大好きなマリメッコの展示会。初日から行ってきました。

2016年12月14日(水)
訃報
 これまで10年以上、私の講義にゲスト講師として来てくださった芸術家の山野井昌子さんが亡くなられました。あまりに突然の報せに、まだ実感が伴っていません。
 山野井さんは、重度の脳性麻痺で全介助の身でありながらも、短歌、作詞、写真、本と優れた作品を生み続けられてきました。まだ学校が義務化されていなかった時代に、唯一自由に動かすことができる舌で広辞苑をめくって言葉の意味を学ぶという凄まじい学習の末に、何度も短歌で賞を取られてきました。大学の講義では、数千人の学生にその生きざまを見せていただき、大きな影響を受けた人も少なくありませんでした。
 全力で駆け抜けた83年間だったのではないでしょうか。また来年も講義に来てくださることを約束していたのに、残念でなりません。
 山野井さん、これまで本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。。。

2016年12月12日(月)
温かい結婚式
 昨日は、卒業生の結婚式でした。海の見える式場で、手作り感あふれる温かい式でした。
 彼女が大学で医療ソーシャルワーカーを目指して、念願の病院に勤め、今は立派な中堅ワーカーとして後輩を指導し、年に一度は大学に特別講義に来てくれて、昨日ハレの日を迎えました。そんな教え子の成長過程を目の当たりにし、「教師冥利に尽きるなぁ」と感慨もひとしおでした。
 病院の医療福祉相談室長さんの挨拶をはじめ、何度も目頭が熱くなるシーンがありました。彼は長く出張する仕事についているのですが、いつも彼女が寂しさを感じず、幸せに包まれることを願ってやみません。

2016年12月09日(金)
さいたま市研修
 今日は、さいたま市社会福祉協議会の対人援助技術研修でした。対象は中堅者のワーカーで、皆さん熱心に取り組んでいました。利用者と援助者との関係性理解のテーマについて1年ぶりに行ったので、細部を思い返しながらの進行となりました。
 そんななか、事務局の方は進行方法をよく覚えていてくださり、「昨年は、ここでこうしていました」と助言してもらえるのがありがたかったです。研修が終わったら、例のごとく振り返り会。事務局と一緒にアンケート結果を見ながら「次回は、ここはこうしたらいいね」と、小一時間話します。この時間が、共に作り上げている感じがあり面白いのですよ。
※昔、もらったシクラメンを枯らしてしまったので、今度は丁寧に育てます。

2016年12月04日(日)
ソーシャルワーク・コラボin仙台
 あっという間に師走です。師が走るというだけあり、確かに課題が山積み。着実にこなさなければ、後々大変なことになりそうです。
 そんな今日は、日本ソーシャルワーク学会の企画「ソーシャルワーク・コラボin仙台」で、日帰り仙台でした。担当委員としての出席です。「地域包括ケアの推進とコミュニティソーシャルワークの接点を考える」をテーマに、仙台の地域包括支援センターワーカーさん達のシンポジウムが行われました。日頃あまり接しない領域ではありますが、実践報告に加え地域福祉の大御所(牧里先生、岩間先生)2人のコメントも勉強になりました。
 それにしても仙台はけっこう近いことを実感。ノンストップの新幹線に乗ると、上野から1時間半で行けてしまいます。日々の通勤時間とほぼ同じとは驚きです!

2016年11月30日(水)
見学実習
 今日は、社会福祉学科1年生が全員見学実習に行く日でした。高齢者福祉施設と障害者福祉施設に分かれて、バスで出掛けます。そのため、社会福祉学科の全教員が手分けして引率をします。私は学科主任のため諸々の調整・お見送り・大学で待機をしました。
 今年の1年生は、みんな集合時間・場所に遅れずに来て、一斉に出掛けていきました。これまでボランティア等で施設に行ったことがある人もいれば、初めて行く人もいます。今日の利用者さんとのふれあいが、これから始まる福祉職になる過程での原体験になる人もいるでしょう。
 各人がどんな体験をしてきたのかは、来月の発表会でのお楽しみです。

2016年11月27日(日)
日本ソーシャルワーク学会セミナー2016
 今日は、日本ソーシャルワーク学会セミナー2016でした。我が校の品川校舎で行ったため、朝から裏方として奔走していました。タイトルは「ソーシャルワークの新たな可能性〜司法福祉の現在の未来〜」です。
 シンポジウムでは、性犯罪被害者、刑務所勤務のソーシャルワーカー、刑務所から出た人をサポートする施設のソーシャルワーカーが一堂に会し、それぞれに濃い報告をしていただきました。普段あまり触れない領域なので、刺激的で学ぶことが多かったです。
 学会に携わっていると、自分の専門如何に関わらず勉強の機会が得られるのがありがたいです。そして一度話を聞けば、自分のなかに引き出しが一つできるような気がします。その後、そこにどれくらいの知識を入れるかは自分次第ですが。

2016年11月25日(金)
紅葉に雪
 昨日の関東地方は、朝から雪が降りました。大学のある熊谷はかなりの量が降り、すでに積雪しており、紅葉に雪という珍しい風景が見られました。そういえば、昨年の春は「桜に雪」だったなぁと思い出すことも。もう何があっても驚かなくなってきましたね。。。
 4年ゼミで「私は雪国出身なので、雪が降るとなんとなく心が浮き立つ」と言ったら、同じく雪国出身の学生が「それはそこに住んでいなくて、たまに見る雪だからですよ」と言っていました。全くもってそのとおり。
 今日の東京は雪のかけらもなく、よく晴れています。

2016年11月22日(火)
サプライズ!
 3年生の医療機関実習が終わり、今日から実習指導の時間は通常授業に戻りました。そして、1限目と2限目の間に、なんとサプライズの誕生祝いをしてくれました。ビックリです!
 トレーニングを始めて以降は食制限をしているのですが、今日だけはもちろん解禁。久しぶりに食べたケーキの味は、とってもとっても美味でした〜♪
 そして、いつの間にか一回り大きく成長して、仲良くなっている3年生の姿が頼もしく見えました。やはり、実習に行くと一皮むけますね。

2016年11月18日(金)
肉体改造中
 年齢的なもので、ここ数年スッキリしない体調が続いていました。そこで新しく歳をとったのを機に、肉体改造にのりだしました。通院している漢方治療の医師からは、「筋力をつけなさい」と言われ続けていたため一念発起し、プロのトレーナーのもとで筋トレを始めたのです。
 それはそれは生半可なものではありません(マジで脂汗がでます)が、筋トレ後は体がスッキリしお腹もすきます。ただし、翌日の筋肉痛に耐えなければなりませんが。。。食事管理も一緒に行っていると、自分の体の変化に気がつきます。今日も朝から筋トレを行い、休んでから机に向かうと集中力が高まりました。
 ということで、「やりたいことをやるために体力・筋力をつけること」を、今後の目標の1つとして掲げることにしました。
※写真はある日のお弁当。玄米おにぎり、卵焼き、青菜サラダ、つけもの、味噌汁。

2016年11月14日(月)
社会福祉学部創設20周年記念事業
 昨日は、本学社会福祉学部20周年記念事業を行いました。朝から夜までぎっしりです。
 午前中は学内学会を行い、裏方として自由研究発表の調整や当日の準備・片付けを行いました。その後、卒業生が戻ってくるホームカミングデーの立食ランチ。
 午後は、戦場カメラマンの渡辺陽一氏の講演があり、お話を聴きました。渡辺さんは気骨あるカメラマンであり、一番大事なのは命・安全と言い切るところがさすがでした。子どもにもわかる口調で、400人程の聴衆が聴き入っていました。その後は、保護者会で数人の方と懇談。
 そして夜は、市内のホテルに移りパーティーです。ここにも、卒業生や実習でお世話になっている方々にご参加いただき、盛会となりました。
 学部ができて20年、そのうちの12年を過ごしてきたことを思い返す機会になりました。

2016年11月12日(土)
お客様の日
 今日は、沢山お客様が大学にいらっしゃいました。
 午前中は、8年前の卒業生達がお子さんを連れてやってきました。いずれも2人のお子さんがいます。ママになった卒業生との久々の再会に、嬉しく懐かしい気持ちに包まれた一時でした。
 そして午後は、毎年来ていただいているALS患者の舩後靖彦さんの特別講義です。医療ソーシャルワーク論の一環ではありましたが、公開講座にしたところ沢山の一般市民の方々もご参加くださいました。複数の方が感動の涙を流されており、「開催した甲斐があったなぁ」としみじみ思いました。
 そんな、賑やかな秋の1日でした。

2016年11月8日(火)
この間の仕事
 この間の仕事は、なかなかハードでした。11月に行う予定にしていた本の改訂を行った後に、今後行うシンポジウムの準備を行いました。インターネットにアップされている論文4千数百件のタイトルをチェック、そのうち、約170件のアブストラクトに目を通しました。
 さすがに疲れて、海辺の街で読書三昧。なかでも、我が町にある東京芸術大学のルポ『最後の秘境 東京藝大』(二宮敦人、新潮社、2016)は面白かったです。他の職業の内容に興味があるため、まさに私の好奇心を満たしてくれるものでした。いつか、ホームページでも紹介しようと思います。
 そして今日からは、土日も含めて6連勤。風邪のひきかけです。。。

2016年11月3日(木)
休日!
 実に10日ぶりの休日です。朝から、好きな久石譲さんの音楽を聴きながら、机に向かっています。以前から最高傑作と思っていた「VIEW OF SILENCE」が羽生選手のフリー曲になったので、嬉しいかぎりです。
 時間があればやる気が出るのは昔からで、初めての内容&少々高度な知識を要する2月の研修資料を一気に仕上げて送りました。もちろんそれ以前にもやるべき仕事はあるのですが、自分にとって少し難しいことを先に片付け、外堀を埋めてから本丸に取り掛かる傾向があるようです。本丸の仕事はもう少しあとで。。。
 さて、このあとは11月に行う予定の仕事をして、ジムに行き、いくつかの手続きをして、休日を満喫したいと思います〜♪

2016年10月31日(月)
全国社会福祉教育セミナー終了
 土日に開かれた全国社会福祉教育セミナーが終了しました。私は2人の4年生を連れて、第5分科会「学生参加企画 自分はどんなソーシャルワーカーになりたいのか?」を運営しました。学生のみならず、先生方も沢山出席してくださり一安心です。
 学生達は落ち着いて発表し、質疑に対してもきちんと自分の言葉で返すことができ、頼もしいかぎりです。終わってから尊敬する先生から「久しぶりに学生の発表に感激した!」と言っていただき、私も大感激!学生の成果を褒められると、こちらもとっても嬉しくなります。
 セミナー企画委員としての仕事も、これにて終了です。いろいろな仕事があるなかで、自分のプランを形にできる企画・運営の仕事は、やはり面白いなぁと感じました。

2016年10月27日(木)
誕生日
 今日、節目の誕生日を迎えました。フェイスブックで誕生日が公開されるせいか、100人を超える方々からお祝いメッセージをいただき、嬉しい1日となりました。この場を借りて、感謝申し上げます。
 新しい歳は10年先を見据えて、一番やりたいことをやる時期にできたらいいなと思っています。また、これまで取り組んだことがないことにも取り組むつもりです。スッキリしない体調は続きますが、気持ちは前向きに、今歩いている道を進もうと思います。
 これからも、どうぞよろしくお願い致します!



2016年10月26日(水)
全国社会福祉教育セミナー
 この週末は、淑徳大学で全国社会福祉教育セミナーが開かれます。このセミナーは、毎年、どこかの大学で全国からの教員が集まって行うもので、数年前から企画委員を行っています。いわば、全国版の教員FDといったところ。
 今年は、第5分科会で我が校の学生2名が登壇することもあり、例年に増して熱が入ります。昨日、無事に最後の予行演習も終え、あとは本番をまつばかり。きっと、4年間の集大成としての報告をしてくれることでしょう。
 当日参加も歓迎です!

2016年10月21日(金)
青空撮影
 この時期は、恒例の4年ゼミの卒業写真撮影があります。昨日は、就職活動で一人お休みしたものの15人が集まって青空のもと写真を撮りました。みんな良い顔をしています。
 写真撮影の後は、ゼミ室にてディベートをしました。テーマは「日本へのカジノ導入を含む娯楽としてのギ
ャンブルをどう考えるか」。さすが4年生だけあり、様々な視点からの意見を全員が出し合い、なかなか深まった議論になりました。
 素敵なことにゼミ生はみんな仲良く、互いを受容しあっています。そんなゼミは、私にとっても面白い時間です。

2016年10月19日(水)
実習中!
 今日から医療機関での後期実習が始まり、朝は実習先からのメールに対応し、夜は実習が終わって大学にやってきた実習生への対応を行いました。実習中には、例年のごとく、いろいろなことが起こります。そんなときも、教員はドンと構えて即座に対応するのみです。
 そんななか、昨年度実習を終えて医療ソーシャルワーカーの内定ももらった4年生2人に、10月末に行われる全国社会福祉教育セミナーの分科会で報告をしてもらうことになりました。予行演習をしていると、3年生から4年生にかけての成長ぶりが目に見えて、自分が行ってきたことがきちんと言語化できるのが頼もしいかぎりです。今日は、こちらが励まされました。

2016年10月15日(土)
ソーシャルワーク演習研究会
 今日は2カ月に1回のソーシャルワーク演習研究会でした。教員同士が集まり、学生役割になって模擬授業をしたり、演習や実習の課題について意見交換をします。
 2012年秋にこの会を立ち上げてから、もう4年になりました。細く長くではありますが、常に複数の参加者が来てくださり、一つの議題を真剣に討議します。いわば、教員同士の質保証にむけたピアスーパービジョンの場ともいえます。
 大きな魅力は、複数の視点から意見を出し合うので、「こんな見方もあんな見方もあるんだ」という多様な考え方がわかること。そして、教員同士フラットな関係で話し合うので、気負わなくていいのが楽ですね!

2016年10月10日(月)
静岡ワークと科研費と
 三連休の最終日は静岡県へ。昨年度から、静岡県の医療ソーシャルワーカーさん達と実践能力の評価基準作成を行っており、いよいよまとめの段階に入ってきています。3時間活発な議論を行いました。
 帰宅後は、科研費申請書の作成を行いました。4年前に申請した際より格段に倫理審査が厳しくなっており、審査関係書類をいくつも提出しなければなりません。きっと、この間幾多の不正が起こったからでしょう。それを一気に作成し、これまで何時間も費やし作成してきた申請書も電子申請で提出しました。
 たまっていた課題を終えると、それなりにスッキリするものです。でも、手帳には次の課題の山が。。。

2016年10月5日(水)
頼もしい卒業生
 今日は、卒業して3年目の元ゼミ生が、近況報告をしに来てくれました。
 公務員の彼女は、県庁と市役所に受かり市役所を選んで働いているツワモノです。3年目なので後輩の指導をしながら、自分の仕事もきちんとこなす「先輩」になっていました。また、正義感の塊で竹を割ったような性格は昔から変わらず、ますます頼もしく成長していました。「大人になったなぁ」と感慨もひとしおです。
 こんなふうに、卒業生の元気な姿が見られると本当に嬉しいですね。

2016年10月2日(日)
誕生月
 また私の生まれた10月が巡ってきました。次の一年は、私にとって節目の年になると思います。そんななか、一足早い誕生日プレゼントが!
 昨日、品川校舎での研究会後の移動の車中で、羽生選手の新しいショートプログラムの動画をチェック。そして、午後からは「JAPAN OPEN 2016」(スケートの試合)を観戦。織田君や宮原さんの華麗な演技に、思いっきりスタンディングオベーションしまくりでした。
 「今日はスケートが沢山見られて幸せだなぁ」とほくほくした気分で帰ったら、念願のグランプリシリーズNHK杯のチケットが当たりました!!これはかなりの高倍率で、昨年は何度トライしても外れていたのです。講義と会議の合間をぬって北海道に飛んできます。
 ということで、11月末を楽しみに仕事に励むことにします〜♪

2016年9月27日(火)
はじまる!
 長いようで短い夏休み期間が終わり、今日から授業が始まりました。今日の午前中は、実習指導の時間。我が医療機関ゼミは9月中に前期実習を終え、中休み期間を大学に来て過ごした後に、10月から後期実習が始まります。今日は中休み期間の1週目でした。
 前期実習の振り返りをした後に後期実習の計画を立てたのですが、学生達から「大きな声を出したい!」とのリクエストが。そこで、少し校舎から離れたテニスコートに出向き、かつての演劇少女だった私の十八番である腹式呼吸による発声練習をしました。いろいろ叫んだ後、みんなで円陣を組んで「エイエイオー」で締めました。
 そんなかんじで、もやもやしたものを外に出して、スッキリとしたスタートを切った秋の日でした。

2016年9月23日(金)
9月卒業式
 今日は大学の9月卒業式でした。全学で数十名の学生が卒業しました。3月の卒業式と比べると簡略な式ではありましたが、一人一人の名前を読み上げて卒業証書が渡されたことは、今日の卒業生にはずっと覚えていてほしいことです。
 半年遅れの卒業式は本人達にとっては複雑な気分かもしれませんが、これからの長い人生、半年の遅れはハンディにはならないと思います。
 頑張って卒業したという達成感を持って、体に気をつけて、存分に自分の力を発揮してほしいものですね〜。

2016年9月17日(土)
9.17緊急討論集会
 今日は、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会主催の『「我が事・丸ごと地域共生社会」をめぐる9.17緊急討論集会』に出席しました。この間、政府が矢継ぎ早に発信している福祉の枠組みを変える改革案を受け、今、福祉業界が行うべきことについて話し合うのです。
 そのなかで、他職種がソーシャルワークに参入しつつある現状への危機感と、それに対してソーシャルワーカーや教育現場に求められることについて意見が交わされました。実践者、教育者、研究者が多く参加し、関心の高さがうかがえます。
 一連の流れのなかで私も何かをしなければと思い、先日の日本社会福祉学会の特定課題セッションを設定したところですが、来春には日本社会福祉教育学会で今の動きを受けた福祉教育のあり方について、シンポジウムを行うことにしました。私は福祉教育研究の課題を話すため、今後論旨を洗練させていきます。

2016年9月13日(火)
日本社会福祉学会終了
 日曜日に、日本社会福祉学会での2つの大きな仕事が終わりました。特定課題セッションでは、参加者は多くはありませんでしたが、多角的な意見が出されて今後に向けた示唆が得られました。分科会では、いつの間にか私よりも若い人達が発表者となっており、時間の流れを感じました。
 そんななか、元同僚、かつての教え子、かつての共同研究者、現在の共同研究者、知り合いと、数十人の人達と言葉を交わしたり美味しい京料理をいただいたりと、内容がぎっしりの濃い学会期間となりました。
 そして本日からは通常運転。今日も明日も会議です。

2016年9月08日(木)
次は日本社会福祉学会へ
 またしても週末に学会です。今度は佛教大学で日本社会福祉学会があり京都へ。私は、2日目の特定課題セッション「ソーシャルワークマインドとはなにか」のコ―ディネーターと、午後の社会福祉教育・実習分科会の全体統括者を行います。それ以外にも会議が2つ。
 2年前に、はじめて日本社会福祉学会でセッションを行った時の魅力が忘れられず、再び取り組むことになりました。さて、どんな時間が待っていることでしょう。
 その前に、あと3か所の実習訪問を終えなければなりません。今のところ、久しぶりに会った学生は元気な様子で安心しています。

2016年9月05日(月)
学会でパワーチャージ
 2泊3日の関西への旅が終わりました。今回の学会では、心身ともに沢山のパワーをもらうことができました。
 @学会に先立ち、羽生選手ファンの「聖地」である弓弦羽神社へ参拝。Aその後、優雅なランチタイムを楽しむ。B学会では、インタープロフェッショナル教育と死の準備教育について実践的に学ぶ。C元同僚と再開し旧交を温める。D春の研究集会の企画を立ち上げる。
 ということで、学会期間中にしっかり充電しました。今週は、実習訪問をしながら少しずつパワーを放出していきます。

2016年8月31日(水)
日本社会福祉教育学会へ
 今週末は日本社会福祉教育学会があり、関西学院大学へ。今年度は「関西」の当たり年なのか、私が関わっているメインの3学会(日本ソーシャルワーク学会、日本社会福祉教育学会、日本社会福祉学会)が全て関西であります。それ以外にプライベートも含めると、毎月のように関西に行っています。
 今回の学会ではとくに大きな役割はなく、理事会やワークショップ担当を行うことになりますが、そのぶんメインテーマであるIPE(Inter Professional Education)についてしっかり学んできます。そして、同窓会気分でみんなと会えることや、元同僚と会えることがとても楽しみです!
 当日受付も歓迎です〜♪

2016年8月29日(月)
夏休み期間
 先週は夏休み期間でありながら、よく働きました。
 大学での学生指導に始まり、教員研修講師、韓国からのお客様の接待、県社会福祉協議会の3日間の継続研修、主催する研究会の開催といったかんじです。さすがに研究会では「疲れているよ」と言われ、昨日は休みました。
 そして台風が来ている今週は内外の会議や学会、来週は実習訪問と学会があります。夏休み期間とは「授業がない期間」であり、「仕事がない期間」ではないですね。
 それでは、今から外の会議に行ってきます!

2016年8月24日(水)
教員研修
 今日は、全国の福祉系大学教員を対象に、ソーシャルワーク演習教授法を教える研修を行いました。国が定めた要件を満たさない教員は、この研修を受けないと演習を教えることができません。この頃は、大学院生が就職活動の一環で受講する傾向がみられます。
 数えてみたら、この研修講師を始めてから今年で8年目を迎えていました。最初は自分よりも年上の受講生が多く、まさに「まな板の上の鯉」状態。ある時は、こちらが教授法を教えているにも関わらず、受講した教育学博士のアンケートに「あなたの授業の○○は評価できるが、○○は課題だ」と書かれるなど、教育実習生の扱いでした。でも、そうやって他者に研修を見てもらい荒波に揉まれてきたことで、人前に出る度胸がついた気がします。
 今日の受講生の方々は熱心に取り組んでくださったため、こちらも気持ち良く終えることができました。

2016年8月22日(月)
またもや台風
 またしても台風到来です。そして、関東を直撃しました。
 今日は外国からのお客様がいらっしゃる予定で、歓迎会を行うため大学に行ったのですが、飛行機が欠航して来日が1日遅れてしまいました。明日、無事に到着されることを願うばかりです。
 そこで、大学では2人の学生の就職指導のみを行いました。台風のため帰れなくなるかもと思い、泊まる準備もしていったのですが、幸い新幹線が動いていたため無事に家に辿りつくことができました。
 この時期のお天気はあなどれませんね。。。

2016年8月17日(水)
ルノワール展
 今日は、学生とのバーベキューの予定だったのが、台風のためなくなりました。そのため、引きこもりがちな日々の気分転換に、ルノワール展を観にいきました。このところ、映画よりも美術館に足を運ぶ回数のほうが多く、月1、2回は行っています。
 するとチケット売り場に並ぼうとしていた私に、見ず知らずの女性が声をかけてくださって、余ったチケットを譲ってくださいました。「こんなこともあるんだなぁ」と有難く使わせていただき、人混みをぬって絵画鑑賞。
 何度か見ているルノワールですが、今回もとても素敵でした。

2016年8月11日(木)
帰省
 お盆より一足早く帰省し、先ほど東京に戻ってきました。涼しい故郷の海と山を堪能し、家族とゆっくり過ごすことができました。さらに、持っていった仕事もはかどり、論文2本の仕上げと調査データの打ち込みをすませてきました。
 先週は5日間で東海道新幹線に3回も乗ったり、ストレスになる出来事もあったのですが、帰省して沢山の栄養をもらい回復した感じです。明日からは、講演、勉強、研究会と通常運転に戻ります。

2016年8月06日(土)
ケア
 先日、大学教員になり20年で最も辛い仕事を終えました。予想どおりに、かなりのダメージを受けました。でも管理職ゆえ避けられなかったので、今は心身のケアを実施中です。
 こんなとき、6月20日に書いた「ストレス対処の100の方法」がかなり役立っています。どれくらいの出来事がどの程度のストレスになるのか、それはどのようなことを行えば解消に向かうのかが、以前より自覚できるようになってきました。なので、ひたすらそれを実践。
 ということで、辛い仕事の前には仲間と出版の打ち合わせをし、今日は京都でのKJ法ワークショップに参加しました。明日も熊谷で研究会です。好きなことで辛い出来事をサンドイッチにし、相対的にダメージを薄めるのがねらいです。大好きな京都で沢山の刺激と学びをもらい、少し元気になってきました。

2016年8月01日(月)
採点
 今日は、先日行った期末試験の採点のために大学へ。今年から私が担当する科目が卒業必修となり、1年生全員が履修するため、これまでの記述式試験からマークシート方式に変更しました。そのかわり、課題図書の読書感想文の提出とあわせて100点満点です。
 すると、これまで2日がかりで行っていた採点がなんと1時間で終了!!!なんなのでしょう、この大幅な時間短縮は!ところが、以前より試験が簡単になったのではないかという予想に反して、昨年度まで続出していた満点をとった人はゼロでした。
 問題が難しかったのか、問題の作り方がイマイチだったのか。。。私にとってはマークシート元年のため、これから試験内容を吟味してみます。

2016年7月28日(木)
最後の実習ゼミ
 一昨日、前期最後の3年生の実習ゼミが終了しました。私の担当する医療機関ゼミは、他の分野よりも早め(夏休み中から)に実習に行くため、これで実習前に顔を合わせるのは最後です。
 最終日は例年どおり「体で感じるシリーズ」を行いました。高齢者体験、車椅子体験、アイマスク体験です。合間にリラクゼーションも。体験したことが、実習中に何かの形で生かされることをねらっています。アイマスクをして食べたアイスは、不思議な味がしました。
 みんな夏休み中にしっかり勉強し、元気で実習に臨んでください!



2016年7月24日(日)
6連勤終了
 本日のオープンキャンパスの学部ブース担当を終え、6日連続勤務が終了しました。そのうち昨日までの3日間は夜までスケジュールが入っており、さすがにくたくたに。それでも、今週読んだ3冊の本がどれも面白かったり、気の置けない仲間と会ってゆっくり食事をしたり、研修講師として良い時間を過ごせたためか、メンタル面では元気です。
 明日はゆっくり休みつつも、たまっている仕事を片付けることにします。そして、「やはり今回のような少しハードな日程は、今の自分の状態には向いていないなぁ。もっと一人の時間を持たなければ」と終わってから思うのでした。もう少し上手に管理をしないとね。。。

2016年7月19日(火)
『患者とともに〜寄り添う医療ソーシャルワーク〜』
 連日の日記更新です。久しぶりに、快晴の空のような清々しさと感動を与えてくれた本に出会ったため、紹介しておきます。いずれ本紹介で詳しく書きますが、私の興奮と感動が冷めやらぬうちに第一報を!
 川村博文著『患者とともに〜寄り添う医療ソーシャルワーク〜』(2016年、新潮社)。タイトルに惹かれて手にとったこの本は、30年あまり医療ソーシャルワーカーを行ってきた川村先生の実践を物語風にまとめたものです。ひとりひとりの患者の生き様や、医療ソーシャルワーカーが成長する姿、時代が変わっても常に原点である患者に寄り添う医療ソーシャルワーカーの存在そのものが、強く心に響きます。私が追い求めてきたものが、1冊の本の形をして現れました。

 「どんなときも、患者の心に寄り添い、
  どんなときも、人間の価値と可能性を信じて、
  わからないことは、専門職の誇りにかけて学ぶ、
  これが患者とともに学んだ、医療ソーシャルワークの原点である。」(p.218)

 全ての医療ソーシャルワーカーに、医療ソーシャルワーカーを目指す学生に、一般の人々に読んでいただきたい1冊です。ただし、電車やバスで読むのはやめた方が良いでしょう。なぜなら、思わず泣きそうになる箇所が、何度何度も出てくるからです。
 医療ソーシャルワークの現場が舞台なのですが、人生について教えられ、考えさせられる、どこか懐かしい本でした。

2016年7月18日(月)
さよならメガネ生活
 メガネ生活が始まり、ようやく2週間が経過。毎日毎日、目薬に追われていましたが、目の病気も治り医師から再びコンタクトの許可が出ました。
 コンタクトに変えて、まず姿勢が良くなりました。視力がでないメガネのようにパソコンを覘きこまなくてもよいので、猫背になりません。そして顔が軽い。さらに、「自分ってこんな顔だったっけ?」と少しの違和感。今まで何気なく送っていたコンタクト生活が、実は有難いことだったことに気がつきました。
 祝!コンタクト生活再開&上野公園の国立西洋美術館世界遺産登録(近所のため)。

2016年7月16日(土)
快挙!実習成果報告会
 今日は4年生の実習成果報告会でした。3年生秋の実習経験をまとめ、現2・3年生と実習指導者さん達にプレゼンをするのです。我がゼミは、一人の高齢者が「急性期病院→回復期病院→老人保健施設」に移っていく姿を、実習生の目線から追いかけた動画を作りました。女子ばかり6人の最小人数ゼミで、誰一人として「お客様」がいないゼミです。
 そして、学生と実習指導者さんが最も良かった発表に1票を投じ、別々に順位が出されます。結果はなんと10数ゼミ中1位でした!それも学生・実習指導者さん共に。学生達の発表内容が良かったのに加え、最後の最後まであきらめずに入念に準備を行った成果が実りました。
 その後の打ち上げでは、みんなで喜び、美味しいご飯を食べ、1年半行ってきた実習のクラスを終えることができました。学生達がサプライズでケーキを準備してくれたのも嬉しかったけれども、やはりみんなで力を合わせて一つのことを成し遂げたことが最高の贈り物です。とっても頑張った6人を心から称えます!

2016年7月11日(月)
学会の余韻
 昨夜遅く自宅に戻り、研究日の今日はゆっくりして疲れをとりました。今回の学会テーマは「ソーシャルワークの『グローカル』な展開をめざして―ますます世界的に、あくまで日本的に―」でした。世界大会で感じたグローバルだけでなく、京都発信というローカルな実践も知ることができ、なかなか味のある学会でした。
 特に印象的だったのは、ベテランの実践者が話していた「私達の言葉は研究者に届いているのでしょうか」という発言です。それについて、「両者(実践者と研究者)の考えを結びつける場が仕組みとしてできていない」という研究者からの意見に同意しました。これから、もっと意識的にそのような場を創っていくことが大切です。
 そして、世代交代の動きも感じました。ソーシャルワーク学会の理事20人弱のなかでは、私が一番若造ですが、司会をしながら分科会参加者のお顔を見ていて、私よりも若い人のほうが多いことに気がつきました。もじもじせずに、次代を担う一翼になっていかないといけないですね。
 と、いろいろな刺激を受けた京都の学会。いつも梅雨の時期に行われますが、気持ちは梅雨の晴れ間です。

2016年7月7日(木)
ソーシャルワーク学会へ
 この週末は、京都の同志社大学で日本ソーシャルワーク学会の全国大会が行われます。今回のお仕事は、理事会への出席、分科会司会、他の会議への出席です。なんと、私がこの学会に一番に申し込んだようで、「一番」と書いてあるチケットが届きました。よほど知的刺激が恋しかったのでしょう。
 タイミング的に、世界大会で受けとめたことと日本の学会で受けとめることの違いが感じられそうで、それもまた楽しみです。
 メガネ生活で少々鬱々していたので、沢山学んで沢山の人に会って発散してきま〜す。

2016年7月5日(火)
メガネ生活始まる
 韓国の疲れが出たのか目が炎症し、ドクターストップにより2週間のメガネ生活が始まりました。さらに、5分間隔で3種類の薬を1日5回の点眼!もう目薬中心に生活がまわっています。
 超ド近眼のためメガネは分厚く(レンズを圧縮してもビン底)、かけるだけで人相が変わる+鼻の上が重くなる+コンタクトレンズほど視力がでないという状況です。同僚からも「そうとう目が悪そうなメガネですね」と言われるしまつ。
 まあ、この歳になると次々にいろんな症状が出るものですね〜。ただでさえ人前に出ることが多い2週間ではありますが。。。ジタバタしても仕方がないので、この状態を受け入れつつ楽しいことを探してやっていきます。

2016年6月30日(木)
ソーシャルワーク国際会議終了
 ソウルでの国際会議が終了し、先ほど帰国しました。以前、早稲田大学で行った国際会議の時よりも、格段に身の入れ方と英語の理解度が違うことを感じました。
 何より、外国での会議に出席することで、多様な国の多様な人々が多様な課題に取り組んでいる姿を目の当たりにし、ソーシャルワークの定義が絵空事ではないことを実感しました。例えば、HIVのディスクロージャー過程について、ラテンアメリカのソーシャルワーカーの闘いについて、世界の性的少数者が置かれている現状について、そして実際に開会式で行われた障がい当事者のデモについて見聞きし、肌で感じました。
 また、私達の発表への関心は高く、沢山質問もでました。そして、受身で理解する英語と、相手とディスカッションできる英語能力には雲泥の差があることも痛感。後者の域に達するには、数年の修行が必要なことがわかりました。
 全体を通して、今の私のレベルでちょうど理解できる大会内容だったため、本当に行って良かったです。付け加えると、美味しい食事と清潔で広いホテルステイが快適で、東京から2時間余で行ける韓国には、何度も足を運べそうです。出張をさせていただいた職場に感謝します!

2016年6月25日(土)
統計の勉強成果
 大人の数学教室に通い、統計処理の勉強を始めて2年目。以前より、数字アレルギーがなくなったことが良かったと思っていましたが、この間、それだけに留まらない目に見える成果がありました。
 まず、統計処理を行った論文を執筆したこと。以前も執筆したことがあったのですが、再び執筆してみて「やればできるんだ」という実感が伴いました。そして、統計処理を行った論文の査読を行ったこと。以前の私なら全くお手上げでしたが、なんとか査読コメントが書け、それを踏まえて修正してきた論文が格段に質が高くなっていたので、嬉しくなりました。
 まだまだ新人の域は出ませんが、続けることに意義があることを改めて感じています。

2016年6月20日(月)
ストレス対処の100の方法
 昨日まで、『キラーストレス』なるNHKスペシャルが放映されており、みていました。そこで、ストレス対処がいかに大事かということで、100個対処法を書きだそうという提案がなされました。なぜなら、ストレスがたまった時に自発的に対処できるようになるために、自身の対処法を認識しておくことが大切だからです。
 さっそくやってみたところ、100個書けるものですね!さらに、分類項目も作ってみました(例;行く、食べる、観る、話す等々)。そして、書き出して認識したことは日常生活でも役立ちました。例えば今日の午後、100個のうち7個実行することができました(重複があっても気にしない)。「よく晴れた日になる」「素敵な写真を撮る」「○○さんと話す」「お洒落をする」「アフタヌーンティーをする」「甘い物(ケーキ)を食べる」「ミルクティーを飲む」。

 こんなふうに、対処法を自覚するだけでも気分が良くなりました。そこで、今後授業でも取り入れることにします〜♪

2016年6月15日(水)
韓国行きの心の準備
 今月末に、ソウルで開催される国際会議に出掛けます。これまで毎年外国(北欧)に行っていますが、いつも夏季休暇中(それもお盆休みばかり)。そのため、授業期間中に外国に行くのは初めてではないかと思っています。昨年も国際会議で共同発表しましたが、今年は現地で直接聴衆の反応が聞けるのが楽しみです。
 韓国とは昔から馴染みがあり、物心ついたときからキムチを食べたり民族舞踊を観てきました。10数年前に行ったとき、どのお料理もほんと美味しかったです。再びどんな風景に出会えるのか、期待が高まります。日常業務に埋もれる梅雨の季節に、少しずつ気持ちは隣の国に向かっています。

2016年6月10日(金)
大学院打ち上げ
 先週の土曜日に大学院中間報告会があり、2人の修士課程の指導院生が無事に初報告を終えました。研究計画書を提出する時期と重なったこともあり、報告会前は慌ただしいことだったでしょう。
 ということで、昨日は出されたコメントを確認して次なる課題を設定する振り返りと、打ち上げ会を行いました。場所は、大学前の美味しいカフェレストランです。
 今後も、11月の学内学会での発表、1月末の中間報告会と節目が続きます。1年目が終わったら、一人の院生さんの故郷である広東料理を食べに行くことを楽しみにして、また次の目標に向かって進むことになりました。

2016年6月02日(木)
指導の日々
 4月14日の日記では、「日々ソーシャルワーク業務を行っているかんじ」と書きましたが、この頃は日々学生指導を行うために大学に行っています。
 毎週木曜日の就職試験のためのレポート添削に加え、新たな就職活動を行う学生の相談や履歴書の添削。さらに、主指導・副指導を行っている大学院生(修士課程4人、博士課程2人)6人の指導が入ってきます。そのため木曜日は、2限目から6限目まで各時間ビッシリ予定が入っています。
 このごろは相手のニーズや進度を把握し、それに合った対応が可能になりました。昔行っていた医療ソーシャルワーク業務で培ったものが、今別の形になって生きている気がします。

2016年5月30日(月)
総会シーズン
 このところ、いろいろな団体の総会が行われています。先週の土曜日は日本社会福祉教育学校連盟と関東甲信越ブロック支部の総会、土曜日は社会福祉系学会連合の総会でした。そのうち、書記を1回、監査報告を2回行いました。
 でもそのおかげで、全国から総会会場にいらした秋の学会課題セッションの登壇者と打ち合わせができ、濃い時間が持てました。幸いなことに、集まったテーマのバランスが良く、様々な論点が設定できそうです。後は各人の主張をいかに引きだし伝えていけるかは、コーディネーターの腕の見せどころ。予定調和的な内容の話や原稿よりも、何が飛び出すかわからないライブならではの醍醐味にワクワクします。それに向けて、自分の考えも鍛えなければなりません。

2016年5月24日(火)
縦のつながり
 今日は、我がゼミ恒例の4年生による3年生訪問の日でした。実習を前にした3年生に対して、昨年度経験している4年生がゼミに来て、いろいろと説明をしてくれる時間です。自主的にお菓子まで買ってきて、細部にわたる説明をしてくれました。自分達も先輩からこんなふうにしてもらったことが嬉しかったようです。
 このような縦のつながりと、他大学との合同学習会という横のつながりの場がもてる3年ゼミのスタイルは、けっこう気にいっています。

2016年5月20日(金)
教育の原動力
 昨日は、卒業して10年ちかくになる医療ソーシャルワーカーさんが、特別講義に来てくれました。4年生ゼミと1年生のソーシャルワーク総論でお話してくださり、学生にとっては刺激的な時間になったことでしょう。また、病院での就職を考えている学生達と昼食もご一緒でき、とても良い時間が持てました。
 卒業生の頑張っている姿をみると、日々行っている教育の励みになります。今行っている教育が、いつかどこかにつながるかどうかはわからないけれども、時々卒業生の姿を見て「教師をやっていてよかったなぁ」と思えることが、原動力の一つになっています。

2016年5月14日(土)
日本社会福祉学会で特定課題セッションやります!
 仕事で疲れていたところ、今日は嬉しいニュースが飛び込んできました。日本社会福祉学会第64回秋季大会で、特定課題セッション「ソーシャルワークマインドとはなにか」を開催することが決まりました。3人の応募者がいないと成立しないセッションだったのですが、3人の応募者によりめでたく成立!マニアックなテーマに応募してくださった方々に感謝です。
 2年前に初のセッションを行ってからライブの魅力にとりつかれた私は、その後全国学会で3回のシンポジウムに登壇し、それなりにライブ慣れしてきました。そして、次なる機会を得ることができました。
 さてさて、どんな時間が繰り広げられるのでしょうか。今から楽しみです。

2016年5月12日(木)
3連続夜勤
 連休が終わり、いきなり3日連続夜勤でした。夜勤といっても泊まりではありませんが、夜の時間帯まで仕事が入っているのです。さすがに疲れました。
 そして、昼間なら1時間半もあれば職場から帰宅できるのですが、夜はバスや電車の乗り継ぎが悪く、2時間以上かかってしまいます。
 後期は1日5コマの授業に加え21時過ぎまで授業があるため、帰りが23時過ぎになる予定。寝不足を避けるようにと医師から指示されているのですが、今からどうしようかと対策を検討中です。

2016年5月6日(金)
癒しの時間
 3連休最後の昨日は、職場のお姉さま方との食事会でした。たまにしか行かない高級ホテルの40階で、綺麗な眺めを見ながらゆっくりお話ができました。偶然にも、3人とも学科主任を経験しているため、感覚が合って話が弾みます。私の前を歩く方々のお話からは、沢山の刺激がもらえました。
 入院中に感じた「美味しい物を食べたい!」という思いもかなえられ、癒されました。
 そして今日からの3日間は、研究会+会議が5つ入っています。それでは、充電したエネルギーを放出しに行ってきます!

2016年5月4日(水)
再始動
 ゴールデンウイークもあっという間に半分が過ぎました。昨日、1泊2日の入院先から退院してきたところです。病室の環境、スタッフの対応、手術室の雰囲気、食事、各種手続き等々、身を持って体験しました。
 なかでも、全てのスタッフの対応がとても良く、嫌な思いをしない2日間でした。が、食事はイマイチ。きっと同じ金額でも病院間の差があるのだろうなぁ、と思います。いろいろな意味で、日常生活のありがたみを感じました。
 今日はこれから遠方で研究会。少しぼんやりしている心身を再始動させます。

2016年4月28日(木)
ゴールデンウイーク
 明日より待望のゴールデンウイークに突入です。出校日が火曜・水曜・木曜のため、ラッキーなことに11連休の予定です。
 その間、たまっていた原稿書き、研究会と勉強会4回、会議2回、お食事会、そして検査入院もしちゃいます。職業柄、入院が一番関心大!フィールドワークのつもりで、いろんなことを見聞きしたいです。
 今朝も朝から、学生と院生12名の指導・面接&講義がぎっしりつまった一日でした。連休に少しはリフレッシュできるといいな〜。

2016年4月22日(金)
卒業生の元気な姿
 今日は卒業生の就職祝いで、共通の知り合いを含めて3人での女子会でした。三者三様の大変な状況を抱えつつも、美味しい物を食べそれぞれが話したいことを話して、スッキリした気分で帰ってきました。卒業生の元気な姿にホッと一安心。
 また気忙しい日常生活に戻るけれど、たまにはこうやって息を吐きながら、楽しい時間が持てると明日もやっていけそうです。こんなかんじで、所々にご褒美を組み入れながら、どうにかこうにか進んでいます。
※先日カフェレストランのママからいただいたイチゴは、甘くて酸っぱくて瑞々しい味でした!

2016年4月18日(月)
今できること
 またしても大きな地震が起こりました。繰り返す地震と天候不順、土砂崩れ・・・もはや言葉もない状態です。ニュースを見れば悲しくなり、沢山の命が奪われたり危険にさらされていることに落ち込むばかりです。安全な場所で暮らすことへの申し訳なさも同時に感じます。
 とりあえず、今自分ができることをやっています。日本赤十字社への義援金の送付、被災地の近くにいる人の安否確認、川内原発を止めるための署名。。。いつか泊まった阿蘇のペンションの人達が無事だったことを知り、少しだけ胸をなで下ろしました。
 現地に入るだけの体力と手段がない自分ができることが、他にもあるかもしれません。今週の講義でも学生に呼びかけてみたいと思います。

2016年4月14日(木)
タイムスタディ
 今日もけっこう疲れる1日だったので、備忘録としてのタイムスタディを。

8:50〜9:05 熊谷駅からのバスでレポート添削
9:05〜9:10 大学に到着、事務室との打ち合わせ
9:10〜9:40 研究室にてメールチェック、書類作成、レポート添削
9:40〜9:50 校内郵便局で振り込み
9:50〜9:55 学生サポートルームとの打ち合わせ
9:55〜10:20 カウンセリングルームと打ち合わせ
10:30〜12:10 4年ゼミ
12:10〜13:50 昼食(10分)、研究室にて書類作成、各種調整
13:50〜15:50 研究室にて学生・院生対応(4名)、各種調整
15:50〜17:50 ソーシャルワーク総論講義と前後の準備・後片付け
18:00〜20:00 院生指導(2名)
20:10〜     同僚の車で駅まで送ってもらい帰宅(ありがたい!)

 この頃は、日々ソーシャルワーク業務を行っているかんじがします。大学では各種コーディネートと学生・院生指導がメインです。家に帰ると「研究的な仕事」が待っています。今日は、科学研究費補助金報告書作成と査読の仕事が新たに舞い込みました。明日は研究日。仕事一掃とお勉強の日です。

2016年4月10日(日)
休日のありがたさ
 ようやく休日になり、久しぶりにそのありがたみを噛みしめています。ふらっと海に行ったり、小難しい本を読んだり、数時間かけて授業準備を行ったり、研究会に行ったり・・・。やはりものを考えたり形にするには、時間がないとできないことを実感しています。
 ガイダンスが終わり通常授業がはじまったので、ある程度ルーティンの流れで物事を運べるようになり、ようやく一息つきました。今年度は、特別なニーズのある学生の大学生活をサポートすることと、大学院生2人の主指導が新たな仕事です。
 研究、教育・学生指導、社会的活動、学内行政と、大学教員の仕事に終わりはありません。

2016年4月05日(火)
新入生ガイダンス
 4月1日の入学式が終わってから、怒濤の新入生ガイダンスが行われています。新入生全体+特別なニーズのある学生への対応で、毎日けっこうハードに働いています。
 日曜日は休めたので久々に論文を執筆しましたが、平日は帰宅しても疲れてまとまった仕事ができない状態。
 例年、この時期は消耗しますが、今年は特に消耗感が強いです。明後日からの講義準備も行いながら、当面は自転車操業が続きます。明日、明後日は夜もガイダンスと講義なので、気合いを入れてまいりましょう!!

2016年3月30日(水)
在学生ガイダンス
 つかの間の春休みを家族や友人とゆっくり過ごし、今日は新2年生から4年生までの在学生ガイダンスでした。例によって、私は各学年のガイダンスの最初に学科主任挨拶を行います。昨年は羽生選手の言葉一色でしたが、今年度はいろいろと本からの引用も取り混ぜてパワーポイントを作り、無事三つの学年での挨拶を終えました。
 先日、昨年度の学科主任の仕事を書き出してみたところ、自分ではそれほど仕事をしていないのではないかと思っていたのとは裏腹に、細々した仕事を広範に行っていることがわかりました。何より、常に少しだけ重苦しい気分に包まれること自体が、一つの仕事なのかもしれません。
 1年生が入学してくる明後日から、学科主任2年目に突入します。

2016年3月24日(木)
卒業式
 今日は学部の卒業式があり、4年生達が旅立っていきました。長いようで短い4年間は、あっという間に過ぎました。
 実習指導を開始した3年生の初めには、みんな手探り状態だった関係も、時間と共に固い絆に変わっていきました。教員としてどれくらいのことができたかは分からないけれども、それぞれの卒業生がいつか振り返ったとき、大学時代がかけがえのない時間だったなぁと思ってくれるといいですね。。。
 満開の桜が見られるのも、もうすぐです。

2016年3月19日(土)
仰げば尊し
 “仰げば尊し”なんて何年ぶりに聴いたでしょうか。今日、我が校の大学院修了式が執り行われ、私が指導した院生さんが自慢の美声で歌ってくれました。歌を聴いている間中、この2年間の様々なことが思い出され、目頭が熱くなりました。
 博士論文執筆が終わった直後で、軽くバーンアウトしていた私にとって、初めて主指導を行う彼女の存在は未来を託せる希望でした。その後、彼女はグングン成長する一方で、産みの苦しみも抱えながら、やがて修士論文という大作を完成させました。同時に、私も指導教員として学ぶ機会をもらいました。
 4月から大学教員になる彼女とは、まだまだ長いおつきあいになりそうです。これからはまた違った距離感で、知的な時間を共有したいと思います。
 これからの彼女の人生に、沢山の幸がありますように!

2016年3月15日(火)
社会福祉士合格発表
 今日は社会福祉士国家試験の合格発表でした。現役の受験生に限って言えば、全国平均を大きく上回る合格率となり、嬉しい結果となりました。まさに「サクラサク」春の到来です!
 くる日もくる日も、みんな一生懸命に受験勉強に取り組んでいたので、さぞ達成感で一杯でしょう。あと半年で社会人になってしまうため、今のうちに最後の大学生活を満喫してほしいものです。
 4年生と会えるのも、明日の合格報告と卒業式を残すのみとなりました。門出を祝いたい一方で、ちょっぴり寂しい気分です。

2016年3月10日(木)
合同ゼミ学習会
 毎年恒例の、身延山大学との合同ゼミ学習会の日がやってきました。この日のために、両方のゼミ生達は、発表テーマをまとめ練習してきました。異なる大学の学生達で交流すると、また新しい文化や物の見方に触れることになり、とても刺激的です。
 折しも、5年前の3月10日にこの学習会を行い、その翌日に身延山大学の人達が被災して帰れなくなったという、大変だったことが思い出されます。
 学習会の後は、東京スカイツリー、浅草でのもんじゃへ。学生達も教員も楽しい時間を過ごしました。来年度は、さらにもう1つのゼミが加わりそうで、ますます面白い展開が期待できます。
 ※写真は夜のカマンベールもんじゃ。絶品です!

2016年3月08日(火)
卒業祝賀会
 4年生の成績発表の後、卒業祝賀会が行われました。3年生以下の学生が頑張って4年生を送り出す行事です。私のゼミ生も数人参加し、就職が決まったという嬉しい報せも届きました。
 祝賀会の最後の挨拶で、私は幼い頃から見続けてきた『男はつらいよ』で寅さんが話す素敵な言葉を、卒業生達へのはなむけとして伝えました。それは以下の言葉です。

満男:人間は何のために生きてんのかな
寅:難しいこと聞くな、お前は・・・何と言うかな、あー生まれてきてよかった。そう思うことが
   何べんかあるだろう。そのために生きてんじゃねえか
    
   第39作 「寅次郎物語」

 初めて聞いた時からこの言葉が好きで、ことあるごとに学生達に伝えてきています。みんなが沢山の「生まれてきてよかった」瞬間に出会えますように。。。

2016年3月05日(土)
非常勤講師懇談会
 今日は、本学部の非常勤講師懇談会でした。本学部に関わって下さっている非常勤講師の先生方をお招きして、懇談+FD研修+懇親会を行いました。
 そこで、私はホストとして奮闘!(誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めておきます。)挨拶と学科の現状報告をして、FD研修の講師をして、懇親会の終わりの挨拶&一本締めをしました。その後も学生の親御さんと面談するなど、なんだかとても気を遣う一日でした。
 ここ数日、このような学科長役割が求められる日々が続いており、少々疲れ気味。ということで、明日はこの間の疲れをとりに湘南の海へ行ってきます♪

2016年3月02日(水)
複雑な思いが交錯する月
 いつの間にか、3月になっていました。大学では年度末。6年前の3月までは、様々なまとめの作業とセレモニー、新年度の準備と期待が入り交じった、慌ただしくも華やかな月でした。が、5年前からは辛く・苦しい震災の記憶が加わりました。
 昨夜の日本テレビ『教科書で学べない災害』で、羽生君が震災に遭って避難した体育館での生活の様子を再現していました。寒い中、狭い空間で、わずかな食料を家族と分け合って食べたこと、汚い仮設トイレの匂い…避難された人たちが感じた温度、匂い、感覚はテレビでは伝わって来ません。自分が知らなかった現実があることを改めて感じ、衝撃を受けました。
 そんな震災から5年目の3月がやってきました。もう5年、まだ5年。人によって時間の流れは異なるでしょう。震災に巻き込まれた私のフラッシュバックは起こらなくなりましたが、心の奥に深い傷を負った人達はまだまだ沢山いることでしょう。

 羽生君が最後に言っていた言葉が印象的でした。「僕たちは生きている人間だからこそ命を全うして、亡くなった方々またはもっと今辛い思いをしている方々に、胸を張って生きられるような生き方をしなきゃいけないなって強く思っています」と。ほんとにそうだなぁと、痛感した3月の初めでした。

2016年2月25日(木)
最後の宴
 今夜、4年生ゼミのコンパがありました。出席者は多くなかったけれども、大学院生さんも加わり和やかな宴となりました。
 幸運なことに、卒業式に壇上で卒業証書を受け取る総代と、学科で行う3つの表彰のうち2つの表彰者が私のゼミ生に決まりました。また、指導していた院生さんも大学院修了式で総代を務めます。でも、そうでない学生達も、一人残らず大学生活を頑張ってきた人ばかり。
 会うといつもおしゃべりがはじまる、楽しい時間を共有した学生達でした。こちらが御礼を言いたいくらいです。
 そんな4年生と会うのも、3月に数日を残すのみとなりました。新しい生活への期待と、別れの寂しさが入り交じる季節がまたやってきました。

2016年2月21日(日)
シンポジウム終了
 本日は、日本社会福祉教育学会第6回春季研究集会でした。私は、シンポジウム「社会福祉教育におけるユニバーサル化と福祉マインドの涵養をめぐって」のコメンテーターとして、福祉マインドとはなにかについて話をしました。関西学院大学の卒業生2名も登壇するという、とてもユニークで面白い時間になりました。
 「福祉マインド」は茫洋とした言葉ですが、少しでもその実態に迫りたいと思い、今年の目標の一つに設定して取り組んでいるところです。とりあえず私の中での第一ステップは終了し、第二ステップは秋に行われる日本社会福祉学会において、「ソーシャルワークマインドとは何か」をテーマにした特定課題セッションを行うことです。
 今日の研究集会でヒントをもらったので、引き続き、概念整理を進めていく予定です。

2016年2月19日(金)
ボッティチェリ展
 今日は会議が早く終わったので、帰宅途中に上野の東京都美術館でボッティチェリ展を観てきました。観る前はあまり食指が動かなかったのですが、感想は「観て良かった!」です。色彩、バランス、構図等が素晴らしいものばかりでした。これまでも何度かボッティチェリの絵は観ているのですが、観る度に新しい発見があります。こんなふうに、行きたい時にふらっと美術館に行けるので、改めて上野に住んでいる喜びを噛みしめました。
 昨日は初めての内容で講演を行いエネルギーを放出し、明日は講演&会議、明後日はシンポジウムが待っています。でも今日、美術館+スケート(四大陸選手権)+勉強(本1冊+数本の論文読了)で充電したので、頑張って取り組めそうです。

2016年2月16日(火)
確定申告
 この時期の風物詩「確定申告」が始まりました。様々なところから収入を得ている私は、毎年、確定申告に行きますが、史上初めて初日に行ってきました。
 初日だけあって、税務署内は活気づいています。約2時間かけて申告を終え、お小遣い程度のお金が戻ってきました。今はインターネットから申告もできるのですが、「自分でやった!」という感じがするため、税務署に足を運ぶのが好きなのです。
 さて、今週もなかなかハードな毎日が待っています。会議3日間、講演2回、学会シンポジウムのコメンテーターを1回行います。インフルエンザ予防で、明日からマスクを着用することにしましょう。

2016年2月11日(木)
会議×2
 祝日の今日は、日本社会福祉教育学校連盟の会議が2つあり、品川の事務所に行きました。その一つが広報委員会。事務局次長の立場で関わっています。これから、どのような広報戦略が求められるかを討議し、やりたいこと・やらなければならないがどんどん出てきました。
 すでにルーティンにそった守りの仕事を行っているだけでは時代の波に追いつけず、これからはいかに攻めの仕事ができるかが大事なことがわかりました。特に、福祉業界全体のイメージアップに向けた広報が不可欠であることを実感しています。
 私の性格上、ルーティン業務だけではすぐに飽きてしまうので、なにか新しい風を吹かせたいと思っています。

2016年2月08日(月)
しみじみとした思いに包まれた2日間
 昨日の午前中3時間、午後3時間、2つのテーマの講演を大分で行いました。一つは、医療ソーシャルワーカーの組織アプローチについて。もう一つは、医療ソーシャルワーカーの成長過程についてです。中堅者以上の方が熱心に聴いてくださり、とても話し甲斐がありました。
 そのうえ、役員の方とは初めて会った気がしないほど意気投合し、もっと近くにいたら日常的にお話ができるのにと、後ろ髪引かれつつ帰ってきました。
 一昨日の院生さんの修論報告も無事に終わり「成長したなぁという思い」と、「各地で頑張っている医療ソーシャルワーカーさんがいるんだ」という心強さで、感慨無量の思いに包まれた2日間でした。
※写真は大分でいただいた銘菓。私からは定番の「東京ばなな」を差し上げました。

2016年2月04日(木)
大分へ!
 猛ダッシュで400人分の期末テストの採点を終え、全ての成績をつけ終わりました。さらに、入試監督もひとまず終了し、あとは土曜日に大学院成果報告会に出て、私が指導した院生さんの最後の晴れ舞台を、しかと見届けます。その足でこんどは大分へ!
 今回、大分の医療ソーシャルワーカーさん達に、2つの異なるテーマでの講演をします。以前からオファーをいただいていたのですが、ようやく日程が合い実現することとなりました。これまで2回湯布院に行ったことがあり、これまた魅力的な県の一つです。
 どうか、雪で交通機関が乱れませんように。そして、素敵な出会いに恵まれますように。。。

2016年1月31日(日)
あたたかい青森の旅
 青森の医療ソーシャルワーカーさん達(+学生さん+函館の医療ソーシャルワーカーさん)に、医療ソーシャルワーカーの成長過程のお話をしてきました。皆さん熱心に聴いてくださり、こちらのモチベーションも上がりました。
 そのうえ、懇親会では美味しい郷土料理をいただき、心身共にほっこりとして帰ってきました。雪は降っていましたがとてもあたたかい時間で、今も余韻に包まれています。
 さて、明日は250人分の採点を一気にやります!
※写真はねぶた博物館のねぶた。ボランティアさんがいろいろ説明をしてくださいました。

2016年1月28日(木)
雪の青森へ!
 この週末は青森で講演があり、出掛けることになりました。東京は先週雪が降って以降、今回の寒波で雪は降らなかったのですが、青森はスゴイ雪だという情報が入ってきました。一か月前に行った北海道を思い出し、防寒を徹底しなければなりません。そんな青森にはもう何度も訪れていますが、北欧と雰囲気が似ていることもあり好きな県の一つです。また、青森の人達とお会いできるのも楽しみです♪
 そして、来週までに今日実施した400人分の期末テストの採点を終え、入試監督を行い、また来週末には講演のために大分に出向きます。なんだかんだと慌ただしくなってきました〜。

2016年1月24日(日)
静岡ワーク
 今日は昨年から行っている、静岡での医療ソーシャルワーカーさん達とのコラボワークでした。久しぶりに綺麗に雪化粧した富士山を見ながら静岡へ。現場の状況と課題についての議論を重ねて、今日の話しあいの成果をまとめました。
 頭の片隅で、「4年生は、今日行われている社会福祉士国家試験で頑張っているかなぁ」と思いつつ、こちらも頑張らなければという気持で取り組みました。
 静岡の医療ソーシャルワーカーの方々と様々な面で関わるようになって10年くらい経ちますが、いつも心地よい充実感を感じています。
※写真は室内のレタスファーム。レタスの成長過程を見ることができます。

2016年1月21日(木)
口頭試問
 昨夜、私が指導している院生さん達の口頭試問がありました。修士論文を書いた後に、口頭試問を受け、論文の発表会があり、要旨を提出して、ようやく修士号が授与されます。
 初めて本格的な論文を書く人には、修士論文の執筆は大きな試練なのですが、口頭試問はそれに緊張感が加わります。諮問を受けた人達は、いずれもしっかりと自分の考えを話しており、とても落ち着いているように思いました。が、内心はドキドキだったことでしょう。
 あと2つの関門を越えると、待ちに待った春が来ます。この一歩一歩着実に進んでいく道のりが、後になって必ず自信になると思います。
 そして、今週末は社会福祉士・精神保健福祉士国家試験。受験する4年生一人一人に、フィギュアスケートの佐藤信夫コーチが小塚崇彦選手をリンクに送り出す時のような、合格のおまじないをかけてきました。

2016年1月17日(日)
祈り
 今日は、阪神・淡路大震災から21年目の日。あの日、名古屋に住んでいた私は、明け方の強い揺れで目を覚ましました。その後、勤務先の病院のテレビで数々の衝撃的な映像を見て、『こんなことがあっても良いのか…』と大きなショックを受けたことを覚えています。被災者や遺族のなかには、いくら時間が経っても癒えない悲しみを抱えてきた方も多いことでしょう。
 そしてもう一つ。長野で起こったスキーバス事故。どうしても、昔のことが思い出されます。今回も犠牲者のほとんどが大学生で、なかには社会福祉を学ぶ学生もいたようです。ご家族や担当教員のことを思うと、やりきれない気持ちになります。
 そんな悲しい出来事を忘れないこと、できることがあればすること。朝から、そんなことを考え祈っています。

2016年1月11日(月)
祝日研究会
 世は三連休。そして私はいつものように研究会でした。今日は私の研究室に集まり、朝から午後まで詰めました。4年計画の科学研究費補助金研究の3年目になり、いろいろと調査を行ってきたことのまとめに入っています。
 今日は、春の研究発表に向けた量的調査結果の抄録作成と、これから書いていく質的調査に基づく論文の打ち合わせを行いました。
 振り返ればもう二十年近く、こんな工程を繰り返している気がします。暦の上での休日かどうかは問わず、時間がとれるときに研究会や集中した作業を行ってきました。その原動力は、質の高い成果をまとめたいという気持ちにつきます。日々の地道な作業が次のステップにつながることをひたすら信じて、目の前のことをコツコツやっています。

2016年1月6日(水)
リスタート
 年末年始休暇が終わり、1月3日から働いています。大学は昨日から始まり、またいろいろと仕事が発生してきました。年末の出来事などは随分前のことのようです。
 例年1月の下旬まで講義があり、その後は期末試験+採点が待っています。さらにこの時期には、入試監督+入試判定が入ってきます。また、来年度に向けての様々な準備(例えばシラバス作成)が必要になってきます。
 外の仕事では、1月から講演が増えていくのと、外部団体の1年を締めくくる会議や総会が入ってきます。新しい手帳が、毎日の課題と新たなスケジュールで徐々に一杯になっていく年明けです。
 ※写真は年末に行った札幌の赤れんが庁舎。雪の積もる寒い日でした。

2016年1月3日(日)
あけましておめでとうございます!
 新年は久しぶりに故郷の富山で迎えました。山と海を見て、家族との時間を満喫しました。
 それでは、今年の目標を立てたいと思います。
・「医療ソーシャルワーカーの業務継続中断」研究では、調査結果に基づいた論文を執筆し、
 様々な場で公表していく。
・「ソーシャルワーク演習教育のあり方」研究では、韓国での国際学会で発表するとともに
 論文を執筆する。同時に、本の出版準備を進める。
・「ソーシャルワークマインド」について日本社会福祉学会でセッションを行い、概念整理を進
 める。
・昨年に引き続き、可能なかぎりスケートを観にいく。また、芸術に触れる機会を増やす。
・自分の心身の状態にあった環境を保つようにし、心地よく過ごせる時間を確保する。
 今年もよろしくお願いします。


 

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