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ここでは、大学内部のお仕事と外部のお仕事について書きます。ソーシャルワーカーのお仕事についても紹介します。

<大学内部のお仕事> 



 大学で給料をもらっているかぎり、教育と研究だけで仕事は終わりません。俗に言う実務(雑務とも言う)が沢山あります。具体的にどのような仕事をしてきたかの詳細は省きますが、これまでに学生部関係、ボランティアセンターの仕事、入試関係、地域連携関係、広報関係、クリーンキャンパスに向けた仕事、研究所の運営委員、労働組合の仕事、懇親会の幹事等々を行ってきました。
 ソーシャルワーカーの経験があるため実務は全く苦ではありませんが、何しろこの頃では実務量が授業時間を上回っている有様です。多い月では、8日間も校外出張が入っていたりします。そのため、大学に出向く日以外でも、外で大学の仕事を行っていることが多いのです。
 そもそも私はスペシャリスト志向が強いため、大学では社会福祉実習関係の講義や実務に費やす時間を多く持ちたいと思っています。しかし、現実にはそれを許してもらえない事情があり、スペシャリストであるよりもジェネラリストであることを要請されます。これから管理職の仕事に就くため、果たしてどれくらいスペシャリストとしての時間が取れるのでしょうか・・・。
 でも、この職場でご飯を食べさせていただくために、これからも仕事しますよ!!一応、ここで宣言しておかなければ・・・。


<大学外部のお仕事>



 
 大学教員には外部での多様な活動も求められます。私もこれまで様々な活動に携わってきました。なかでも、私を育ててくれた最たる活動は日本社会福祉士会の活動です。
 日本社会福祉士会が結成された時、私は岐阜県社会福祉士会の理事(調査研究部長)でした。まだ20代半ば。組織の運営についてもよくわからない、いちソーシャルワーカーにすぎません。そんな私が八王子大学セミナーハウスで開かれた日本社会福祉士会の設立総会に参加し、これから社会福祉士会を作っていくのは自分たちだということを感じました。まだ、会員数が500余名の頃です。
 その後、東京に移住し、東京社会福祉士会の会員になった私は、いろいろな活動をさせてもらいました。研修委員、ユース委員会の立ち上げ、事務局長、選挙管理委員長等々。また、日本社会福祉士会でもいろいろやりました。実践事例集の編集、生涯研修制度運営委員、模擬試験の作成、保健医療分野の専門研修の委員…。
 ミクロ・メゾ・マクロと様々な視野を持つことがソーシャルワーカーにも大学教員にも必要だと思いますが、特に全国規模の視野を持てる機会は他にはあまりありません。そんななか、多様なレベルの活動に携われたことは、私にとっての財産です。そこでは、組織や会議、研修の進め方、事業の立ち上げ方・まとめ方、報告書の作り方、財務について、人事について等々を学びました。私にとっては、マネジメント手法の生きた学校でした。だから、大学教員として、今できるだけの恩返しをしようと思っています。東京都、埼玉県、日本社会福祉士会の研修講師をスケジュールが合うかぎり務めさせてもらっています。
 その他にも、日本社会福祉士養成校協会の仕事等も行ったり、日本社会福祉教育学校連盟の事務局次長を行ったり、依頼された講演や勉強会講師を行っています。やはり、大学教員の仕事は大学内だけでは終わりませんね。


ソーシャルワーカーの思い出

大学教員の仕事の流儀

社会的活動のなかで学んだこと