私の日記 2009年4月・5月 本文へジャンプ
2009年4月・5月の日記です。



2009年05月28日(木)
時間をかけて向き合うことの大切さ
 珍しく日記の連日更新です。今の気持ちを記しておきたくなりました。
 昨日から論文を書いています。実に半年ぶり!! 昨日(正式には今日)は深夜3時まで、研究日の今日は昼過ぎまでと夕方から23時まで。夏が締め切りの論文を書き出したら、面白くなって2本書くことになりました。
 そこで思ったことは、やっぱり研究は時間をいくらかけたのか、そしてどれくらい真剣に向き合ったのかが問われるということ。
 そう考えると、中途半端にしか向き合わ(え)なかった時の、自分の恥ずかしい思い出が浮かんできます。また、未熟な頃の(研究上の)失敗も…。でも、やっぱり昨年度までは時間が無かったのも事実。研究者は時間が命です。
 そして、常に研鑽しないと能力は錆びることも感じました。指導教員がよく浅田真央ちゃんの話をするのですが、ナンバーワンでありながらいつも果敢に挑戦し続ける真央ちゃんの凄さが今はわかります。きっと真央ちゃんのように、研究に専心しなさいと暗に私達に仰っているのでしょう。

2009年05月27日(水)
積み上げる感覚
 今年度に入り、これといった大きな仕事はしていないのだけれど、徐々にいろいろなことを積み上げてきている感覚はあります。 そのなかの2つを挙げると…
 一つは新任教員との関係形成。2人の助教さんと、毎週1回その週にあったことや悩みを話す時間を持っています。慣れない環境に2人が溶け込み、自分の力を発揮する姿が目に見えて、私にとっては楽しい時間です。
 もう一つは研究。こちらはスムーズとはいえないけれど、試行錯誤しながら新しい研究方法を使い、今後の調査準備を進め、論文を書いています。半年前に比べると、遅々としながらも進んでいる感覚はあるので、とにかくやるしかないかと思っています。
 劇的な出来事は起こらないけれど、日常生活ってこんな積み重ねの連続なのでしょうね、きっと。

2009年05月21日(木)
打ち合わせで思ったこと
 今日は、夏に行う某医療ソーシャルワーカー団体の研修の打ち合わせに。中堅のワーカーさん達と話していると、彼女・彼らがいろいろ悩みながらも、超えなければならない壁に直面していることがわかりました。
 以前、20代・30代のワーカーにインタビューして研究をまとめた頃の思いが、再びよみがえってきました。先の見えなさや自分の実践方法がこれでいいのか、と不安な気持ちを抱いている状況に対し、自分の立場では一体何が出来るのだろうと考えてしまいます。
 とりあえず、現在行っている研究を形にしてお返しするのが一番かなとか、研修講師を行うほうが直接的かなとか、一つではない答えを探していますが、やっぱり研究成果だろうなと自分のなかで結論付けています。

2009年05月14日(木)
図書館ガイダンスの恩恵
 4年ぶりに1年生ゼミの担任を行っており、1年生に大学生としての学び方を伝えています。昨日は図書館ガイダンス。学内にある2つの図書館に学生22人を引き連れ、図書館の使い方を教えてもらいました。
 そこで、我が校の図書館には映画のDVDが沢山所蔵されていることを発見。あれもある、これもあるとカタログを見て、なんだか嬉しくなりました。また、新聞の数が豊富だったり、様々な検索機能があることを改めて知り、図書館をもっと使わなければもったいないと思いました。
 ただ、日頃は10分単位でどの仕事を片付けようかと動いている慌しい生活のため、なかなか自分の職場の図書館に足を運べないのが残念です。なんとか時間を捻出したいものですが・・・。

2009年05月06日(水)
連休終わり
 今日で5日間の連休が終わりです。
 この連休で行ったことは、毎日数時間ずつ机に向かい、懸案の調査データの分析を行ったこと。初めての分析手法のためスイスイとは進まず、疲れたら休みながらやっていますが、まだ終わっていません。新しい手法を使いこなすには時間が必要なようです。
 それから、3日の間に4人のソーシャルワーカーに会ったこと。日頃は教員仲間と会うことが多いので、現場の話が聞けて新鮮でした。3日間ともいろいろお話して、美味しいものを食べて、楽しい時間を過ごしました。
 そんな連休も今日で終わり。明日からは再び気合を入れて仕事に向かいますか!!

2009年05月03日(日)
大型連休
 ようやくゴールデン・ウイーク。久々の長期休暇です。人と会う以外は、仕事で出かける予定はありません。お休みの日は、なんといってもまとまった時間がとれることが貴重ですね。
 昨日は、3年ごとに何度もインタビューしているソーシャルワーカーに、3年ぶりにインタビュー調査を行い、元気な姿に嬉しく思いました。それから、数時間かけて大学に提出する書類を作ったり。
 やりたいこと、やらなければならないことは山積みでも、余裕をもって取り組めるので気持は楽ですね〜。家族がよくゴールデン・ウイークの渋滞ニュースを見て、「家にいて好きなことをして過ごす自分は幸せだなと思う」と言っていますが、その気持ちがわかるような気がします。

2009年04月27日(月)
元気になれる静岡出張☆
 数年前から研究面でお世話になっている静岡県に、今日は調査の打ち合わせに出向きました。研究協力者の方と、調査のことだけでなく互いの職場のことも話しながら、充実した時間を過ごしました。
 そういえば、いつもいつも静岡県に行くと元気になれます。数年前の連泊しながらの調査の時も、昨年夏の研修会講師(8/9の日記)でも、3月の医療ソーシャルワーカー協会の研修会(3/7の日記)でも、なにかしら刺激を受けています。きっと「水」が合うのでしょう。
 今日も、調査の段取りについて話しながら、「やっぱり研究って面白いな〜」としみじみ感じることができたハッピーな時間でした。

2009年04月25日(土)
この1週間
 この1週間を振り返ってみると、何かまとまったことを行ったという実感は無く、ひたすら講義と会議とそれらの準備に追われていました。毎日、手帳に書いたいくつかの仕事をこなしては消していく連続です。
 そのなかにあり、新たな仕事がスタートしました。木曜日に熊谷市の開発審査会委員の辞令交付式がありました。初めて市長さんに会ったと言ったら怒られるでしょうか?以前は学内ローテーションの介護認定審査会委員を行なったことがあったのですが、今回は指名なので少々プレッシャー…。
 そんな日常生活のなか、やはり土曜日の大学院ゼミは自分のペースメーカーになっています。今日も博士号取得者の話を聞き、触発されました。中身の進展はともかく、研究の段取りだけは立てて進んでいるこの頃です。

2009年04月20日(月)
出版記念パーティー
 昨日は、秋に出版した研究書の出版記念パーティーを行いました。半年ぶりに仲間達と、丸の内ビル35階のレストランで再会しました。
 素敵な景色、美味しい食事、変わらない仲間の元気な姿があり、とても楽しい時間を過ごすことができました。4年間、一緒に過ごした人たちなので、離れていた違和感は全くありません。
 そして、1年後に再び調査を行うことを約束し解散したのですが、それまでに自分自身の研究にキッチリ取り組み、パワーアップして再会しようと思いました。

2009年04月15日(水)
開始1週間目の感触
 授業が始まって、今日で1週間が経ちました。学部の1年生から大学院生までを対象にした授業が7コマ+卒論指導が隔週で2コマ+新任教員のスーパービジョン1コマが毎週のスケジュールです。それに学部執行部の仕事と、例のごとく数時間の会議が入ります。
 そのうち、大学での泊まりが1日、夜間の講義が1日ありますが、昨年度までの入試業務に比べればかなり時間的余裕があります。
 しかし、まだ始まったばかりでこのサイクルに慣れるのに精一杯で、毎日疲れがたまります。これから、このリズムに慣れていくのが当面の課題ですね。

2009年04月08日(水)
捲土重来!!
 やりました!!今の私にとっては最大の吉報、今年度の科研費採用通知が届いたのです。(「研究活動についての雑記帳」File.9参照)
 前回の申請では不採用になり、かなりガッカリしましたが、ようやく巻き返すことができました。昨年の秋、ヘトヘトになりながらも何十回も計画書を書き直した甲斐がありました。
 補助金がもらえること以上に、この研究計画で研究を進めていいんだと背中を押してもらえたことが、 なにより大きな収穫でした。1年生のオリエンテーション・キャンプ先でこの知らせを受け、ホテルの部屋で一人声を出して喜んでいました。
 私にとってのコアなニーズである研究活動を展開するうえで、弾みになったことは間違いありません。
 

2009年04月04日(土)
新しい季節のはじまり
 とうとう新学期が始まりました。新しい研究室でのスタートです。眺めがよく明るい研究室は、なかなか居心地が良いもの。今のところ快適に過ごしています。
 1日の入学式の後、会議やガイダンスが続いています。まだ1年生とは1回しか顔を合わせていませんが、来週はオリエンテーション・キャンプに行き、2日間一緒に過ごします。
 送り出した卒業生以来の1年生の担任なので、また楽しい4年間を一緒に過ごせる期待で胸がふくらんでいます。


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