読者へ
私らは犠牲者に見つめられている──ル・モンド紙フィリップ・ポンス記者の問いに 大江健三郎 (作家)
巨大複合災害に思う──「原発安全神話」はいかにしてつくられたか? 内橋克人 (経済評論家)
敗北力 鶴見俊輔 (哲学者)
人間のおごり 坂本義和 (東京大学名誉教授)
いま人間であること──大地震の災禍の中で考える 宮田光雄 (東北大学名誉教授)
専門家の社会的責任 池内 了 (名古屋大学名誉教授)
人の生きてあるところ、語りは生まれる 松谷みよ子 (児童文学作家)
「人間愛」の社会へ──禍の経験を希望につなぐために 岩田靖夫 (東北大学名誉教授)
生まれてくる生命を支える社会を創る 中野佳裕 (国際基督教大学助手・研究員)
振り出しにもどる 木田 元 (中央大学名誉教授)
二度目の誕生日──私たちは再生できるか 坂手洋二 (劇作家)
近代産業文明の最前線に立つ 西谷 修 (東京外国語大学)
未来の追悼──『ツナミの小形而上学』より ジャン・ピエール・デュピュイ (哲学者)、訳=橋本一径
天災・人災の彼方へ 森崎和江 (詩人、作家)
脳力のレッスン 109
緊急編 東日本大震災の衝撃を受け止めて──近代主義者の覚悟 寺島実郎
制動・大洪水のこと 宇佐美圭司 (画家)
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