私の日記・2008年12月・2009年1月 本文へジャンプ
2008年12月と2009年1月の日記です。


2009年01月30日(金)
やはり少人数にかぎる!!
 来年度、病院実習を行う3年生対象の事前学習を行いました。いつもは200人に対して講義を行い、20人のゼミを担当しているのに比べ、実習に行く6人に対する事前学習はとても濃厚な時間でした。
 新聞記事を丹念に読み、事例検討をじっくり行い、全員がそれぞれの意見を発表する3時間は、あっという間に過ぎました。
 教員にとっては、臨機応変で多角的なコメントが求められるので、常に考え、即座に判断しコメントするという、対話型学習の醍醐味が味わえる至福の時間です。
 丁寧な教育を行おうとすると、やはり少人数制にかぎりますね!!

2009年01月24日(土)
「仕事しているから安心症候群」から抜け出す方法
 入試に期末試験、会議とバタつく年明けですが、こんな時に陥りやすいのが自称「仕事しているから安心症候群」です。つまり、仕事をしているから精神的には安心だけれども、その実、とりわけて研究も勉強も行わず仕事オンリーになってしまう状態です。これまで何度この状態に陥り、気がつくと幾日もの月日が流れてしまっていたことか…。
 そこで、そろそろこんな状態から脱するべく、動きを始めました。まず、昨日は他大学の先生のもとで、研究方法に関するスーパービジョンを受けました。そこで、次回までの宿題が明らかに。そして本日は、いつもの「ソーシャルワーク理論研究会」と、研究にむけての調査依頼をしました。これで、調査までに整理しなければならない課題が設定され、研究へのモチベーションがあがりました。
 とにかく時間のある時に少しでも何かをすること、目の前の課題を設定して幾分か自分にプレッシャーをかけることが「安心症候群」から抜け出す方法です。

2009年01月21日(水)
次は評価の時期
 センター入試が無事終わりホッとしたのもつかの間で、こんどは様々な評価を行う時期になりました。
 まずは昨日行った200人分の試験の採点と成績評価。1週間以内に提出しなければならないので、うっかりしてはいられません。そして、大学院生の修士論文の評価。
 教員同士で「昔は春休みがあったのに、今はないね〜」としばしば話すようになりました。でも時代の変化に伴い、大学教員の仕事が全体的に忙しくなるのは必然であり、そのなかでいかにやるべきことをやるのかで真価が問われるのでしょう。
 なんて偉そうに書いていますが、そろそろちゃんと勉強しなくちゃと内心焦っているこの頃です。

2009年01月15日(木)
またこの季節がやってきた…
 一度経験した大学教員の多くが「敬遠したい」と、口をそろえて言う仕事を実施する時期になりました。「センター試験」の実施です。受験生に対して、マニュアルどおりのアナウンスを日に何度も行わなければならないことと、1日目のリスニングで気を遣うのが敬遠の理由でしょう。
 今年も私は監督ではなく本部詰めなので、今日からその準備に入り、明日から泊りがけでの缶詰生活が始まります。
 受験生も大変、でも実は裏方も大変なこの試験が、滞りなく終了してくれることを願いつつ、粛々と仕事を行うのみです。

2009年01月10日(土)
1年間の締めくくり
 大学では年度末の他に、授業の終わりという1年間の締めくくりがあります。昨日は2つの講義が終了しました。
 一つは4年生の上乗せ実習の時間。希望者だけが、4年の初夏に病院実習等を行います。昨日は、一人一人が実習の感想を述べて閉めましたが、4年生にとってはこれから社会福祉士の試験があるため、まだまだ「終わり」ではないでしょう。
 そしてもう一つは3年生の社会福祉援助技術演習の時間。全員で写真を撮り、年末から準備していたという色紙とプレゼントをもらった時は、ジワリと感動がこみ上げてきました。学生からの温かい言葉を読んでいると、いろいろあったことが思い出され、思わず微笑んでしまいます。
 どちらの時間も学生・教員ともに「完全燃焼」できたので、とてもいい「終わり」が迎えられました。だから、スッキリと次の「始まり」につなげられそうです。

2009年01月06日(火)
さて、どうやって闘うか
 尊敬する日欧文化交流学院(デンマーク)の千葉忠夫先生より、新年の決意が書かれた手紙が届きました。そこには、「私は第3の人生を『闘い』の展開と決めた次第です」「『闘う』と決意しましたが、決して国を崩壊させるような物騒な闘いではなく、むしろ住み良い国づくりのための闘いです」と書かれてありました。
 私も、昨今の構造的不況の中で切り捨てられる多くの人たちを目の当たりにし、闘う必要性を痛感しています。福祉研究者であり教育者である自分には、どのような闘い方があるのか、思案しているところです。

2009年01月02日(金)
あけましておめでとうございます
 新年は雪国で迎えました。吹き荒ぶ嵐のなか、苦行のようにスキーを続けました。その合間に温泉に入ったり、家族とゆっくり話したり、美味しいものを食べたりと、お正月気分を味わえました。
 さて、明日からの日常生活では、遊びすぎた生活リズムといささか増えた体重を戻さねばと、意気込んでおります。
 今年の目標は、取り組んでいる論文の大方を作成すること。昨年以上にしっかり時間をとって進める予定です。


2008年12月30日(火)
今年も終わり
 残すところ今年もあと1日。先程まで旅に出ていて、古都の冬景色を見てきました。観光地では年明けに備えて年末は休んでいる店が多く、駅は大移動の人たちでごった返していました。
 そんななか、訪れた寺院はどれも静謐さのなかにあり、こちらも厳かな気持ちになれました。昔は日本文化に触れたいと思うことはあまりなかったのですが、無性に本物の仏像や日本画が観たくなり出掛けたところ、思った以上に心に響きました。
 というかんじで、今年は最後まで素敵な機会に恵まれた1年でした。来年も良い年になりますように…。

2008年12月25日(木)
今年の一文字
 会議の合間に、今年行ったことを整理しました。この数年、年末に手帳を見直して、その年に行ったことを書き出しています。自分の仕事量を目に見える形にして、確認するためです。
 そして、自分の1年間も漢字で表してみようと思いました。「挑」か「学」か「忙」か「詰」で迷った末、今年の一文字は「詰」に決定です。充実していて、ギッシリ詰まった1年でした。でも、いささかオーバーワークであることは否めません。
 そこで今年の反省に立ち、来年は「集」中し「創」る「豊」かな年にしようと、密かに決意した一人反省会でした。

2008年12月21日(日)
今年最後の宿題
 昨日、今年最後で最大の宿題を終えました。毎週通っている大学院ゼミで、7月以来5ヶ月ぶりに研究発表を行ったのです。このプレゼンの予定は、ずっと心を圧迫し続けました。
 とにかく今回も、持てる力を出しきろうと発表レジュメを書きました。そして、自分がこれまでやってきた研究の到達点と限界が整理でき、今後の見通しが持てました。発表では、今後検討すべき点がいくつか指摘されましたが、「これからもやっていける」という気持ちになれました。
 4月12日の日記に、「今年度は、少しでも歩を進めることが目標」と書きましたが、ようやく「少し歩を進めたよ」と答えられます。ご指導いただいた先生やお世話になった方々に、この場を借りてお礼申し上げます!!

2008年12月18日(木)
だから教員は辞められない☆
 このところ、立て続けに学生との楽しい時間を過ごしています。火曜日は、4年ゼミ生と念願の車椅子バスケットを行いました。久しぶりに運動したせいか未だに筋肉痛ですが、とても楽しい時間が過ごせました。
 水曜日は2年の援助技術演習で、施設実習で行うことを想定したレクリエーションの披露を行いました。数々のレクリエーションに感心させられたり、爆笑したり…。そして、今日は同じメンバーとの忘年会。ほぼ全員が参加した忘年会は、それぞれの個性と芸を存分に発揮しあい、あっという間の2時間でした。
 授業の場だけではなく、学生と一緒に何かを行う時間はとても素敵な時間で、『これだから教員は辞められないな〜』としみじみ思いました。

2008年12月14日(日)
教員研修会
 今日は、全国の社会福祉士養成校の実習・演習担当者の研修会がありました。私は主催団体の研修委員を行っているため、受付業務を行いました。
 とても寒い日でしたが、全国各地から先生方が集まり熱心に講義を受講されていました。というのも、この研修を受けなければいずれ講義が担当できなくなることが決まっているため、指定された科目の受講が不可欠なのです。来週もまた研修が予定されています。
 事務局側の私も2人の先生の講義を受けさせてもらい、久しぶりに学生の気持ちがわかった貴重な経験をしました。講義方法の勉強になりますね。

2008年12月11日(木)
新しい研究室の場所
 今度の4月から、現在建設中の新しい建物に研究室が移ります。今よりももっと高い階となり、眺めも変わることでしょう。ただし、外向きの眺めが良い研究室ばかりではなく、内側に位置しており外が眺められない研究室もあります。
 そして昨日、新しい研究室の場所を決めるくじ引きがありました。研究室の番号がついたくじを引いた人が、その部屋に入るという公平なやり方です。
 結果は…一番日当たりの良い外向きの部屋をいただけることになりました!!これから長く使う部屋ゆえに、やはりハッピーです。さあ、実際はどんな部屋になることでしょう。数ヵ月後を待つばかりです。

2008年12月08日(月)
野菜宅急便〜♪
 嬉しい便りが届きました。
 先日、一緒に直島に行くはずだった青森の共同研究者の先生から、野菜宅急便が届きました。青菜に大根、白菜にキャベツ、ジャガイモに人参、南瓜、大きな林檎と昆布まで入っていました!!ご自宅でとれた野菜なのでしょう。
 日頃、不足しがちなビタミンも食物繊維もタップリ取れるものばかりで、料理を作るモチベーションもかなり上昇しました。さっそく、いくつかの食材を使って料理を作り、美味しくいただきました。
 当面は、豊かな食生活が送れそうです♪

2008年12月06日(土)
いつもの土曜日+α
 体調もすっかり元に戻り、今日はいつもの土曜日の過ごし方をしています。午後から大学院ゼミに出席し、帰りに本屋に寄って本を買って帰りました。
 でも、今日はプラスアルファがあるのです〜♪。それは「自分へのご褒美」(別名、ストレス発散とも言う)。なんのご褒美かと聞かれると困ってしまうのですが、日頃の全てに対してです。
 ある金額以上買うとテディベアがもらえるために洋服を買い(もちろんベアもGET)、ピアノのCDを沢山買い、来年のカレンダーを買い、美味しいものを食べました。
 エネルギーを充実したためか、弾みがつき深夜まで研究を実施。沢山勉強して、沢山自分を甘やかした1日でした。

2008年12月1日(月)
本当なら船に乗って…
 昨日まで四国で学会があり、本来なら今頃はオプショナルツアーで直島の美術館に行っているはずでした。高松港発の船に乗って…。
 が、またもや体調を崩したために、土曜日の勤務が終わり帰宅してからは、ずっと布団の中で夢の世界を漂っていました。今朝はスッキリした朝を迎えられたので良かったのですが、やはり今年前半に頑張りすぎたツケがまわってきたようです。
 今頃、仲間達が美しい直島を歩いている姿に思いを馳せならが、久しぶりに机に向った月曜日の朝でした。


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