凍える寒さの昨日、来年度からの共同研究に向けて、哲学と工学の先生と3人で著名な実践を行っている重症心身障害児者施設に見学に行ってきました。
訪問に先立ち、哲学科の学生がそこでの研修体験を書いた卒論をいくらか読んだのですが、「ほとんど障害や病をもつ人と接することのなかった学生が初めて接したら、こんな感じ方をするのか」と新鮮な驚きがありました。
一方こちらはといえば、これまで医療や福祉の現場でいろいろな人や状況と出会ってきて、目の前のことを「所与の出来事」として捉えるようになっているけれども、何か忘れてはいないだろうかと、ふと頭を過ぎる場面もありました。
ただ見学を終えた後、医療現場にいた頃と同じく命について考え続けており、ジワリとした重みを抱えて過ごしています。
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