2008年6月の日記です。 |
いつも家を出る時と帰った時に、「行ってきます」「ただいま」と声をかけます。私が留守の間にも同居人は目を見張る勢いで育っていて、久しぶりに会うと驚くこともしばしば。
いつもひっそりと私の傍らに佇んでいて、お互い同じ空間で調和して暮らしています。いてくれるだけでホッとする大切な存在。
その名は「アボ」。まだ実がならないアボカドの木です。
今日も2日ぶりで会ったところ、かなり大きくなっていて嬉しくなったので、記念に記しておきました。
|
|
週末に私の研究分野でのコア学会に参加してきました。場所は兵庫県のとある大学。
シンポジウムや研究発表を通して、様々な研究テーマと方法があることを学び、かなり刺激を受けました。ただ内容はとても面白いのですが、多分レベルが高い&マニアックなために敬遠されるのか、髄分と参加人数が少なく寂しかったです。
また私自身、日頃の疲れがとれずに体調がイマイチ…。それでも今日は大学に行き仕事の続きを行ったり、他大学で文献収集を行いました。先週の落ち込みモードからは幾分か解放され、少しは前向きになってきています。
|
|
なぜだか今日はむしゃくしゃすることが多く、消耗ぎみ。そんな時には、ひたすら気分転換です。
帰りの電車をいつもの新幹線から在来線(縦席)に変え、お弁当を食べながら小旅行気分で帰ってきました。そして人に話すこと。自分一人で抱えていたらスッキリしない気分を引きずってしまうので、電話でシッカリ話しました。
そして、今度授業で見せる医療ソーシャルワークのビデオを観ながら、病院で患者さんや家族と話している医療ソーシャルワーカーの姿を自分の昔と重ね合わせ、こんどは頭のトリップ。
これで、心穏やかに眠られそうです。
|
|
昨夜は仕事が終わってから県内のR大学図書館へ行き、文献収集を行いました。係の人がとても感じが良く、帰りのバスの時間まで教えてくれました。今日はT大学図書館で文献収集です。やはり、レファレンス係の人が懇切丁寧に教えてくれて、洋文献を無料で印刷してくださいました。
資料が揃っているのみならずサービスも行き届いており、やはりこんなところに大学の力量が表れるのだろうなと、少し羨ましくも思いました。
我が大学の図書館ももっと活用し、職員とも信頼関係を作っていきたいです。そして、より使い勝手の良い図書館にしたいです。
|
|
2008年06月11日(水)
|
ホームページが取り持つ出会い
|
6月に入ってゆとりが生まれたところで、嬉しいことが次々に起こっています。昨日、私のホームページを見ていただいたある大御所の先生から、リンクをしていただきました。
もちろん先生のお名前は存じていましたが、研究分野も住んでいる場所も違い、面識がなかったため、私にとっては雲の上の方だったのです。が、こんなふうに軽やかにホームページを通じて出会って繋がることができるとは、本当に嬉しいことです。
一昔前なら考えられないなぁ〜と、感慨深い思いで一杯です。いつか、その先生がいらっしゃる、まだ見ぬ鹿児島に行ってみたいものです。
|
|
昨日は、遠くに住んでいる友達に会いました。彼女とは20年近く前に知り合い、誰よりも長い付き合いで、お互いの昔からの状況をわかりあっています。
彼女は九州でソーシャルワーカーをしており、私は関東で大学教員と、置かれている境遇は違いますが、会って話すとすぐに「あ、うん」の呼吸で話ができる人です。
家が離れているので会えるのは年に1回程度ですが、昨日も瞬く間に数時間が過ぎてしまいました。お互いの身内のこと、仕事のこと、これまで一緒に行った場所のこと…。3年後には一緒にスウェーデンに行くことも約束しました。
次はいつ会えるかわからないけれど、彼女が頑張っていることを想像すると、私もまた頑張ろうという気になれる最高の友達です。
|
|
入稿を済ませただけで、なんとゆとりのある生活になったことでしょう。相変わらず宿題は沢山あるものの、心の軽さが違います。それほど自分にとって、今回の本作りは大きな山だったのだと感じています。
昨夜はデンマーク研修の事前講義で、スウェーデン研究で著名な先生をお呼びして北欧の社会と暮らしについて話を聞きました。先生のお話によると、スウェーデン人は5週間のバカンスのためにあとの11ヶ月間仕事を行うとのこと。でも、土日休みで残業無し。多くの人がバカンスのためにセカンドハウスを持っている現状。
これぞまさしく人間の文化的な生活です。スケジュールがギッシリで、いつも生き急いでいる私の暮らしとは天と地の差…。数年後に大きな転機を迎えることがあれば、その時にはスウェーデンに移住し根本から生活を変えようかな〜と、チラッと思ったりするのでした。
|
|
今日、出版社に本の原稿を持って行きました。ようやく足掛け4年にわたる持久走のゴールに辿り着きました。この研究に関しては、まだまだ論文執筆や学会発表をする予定ですが、ひとまず大きな山を越えることができました。
生きるうえでの喜びはいろいろあるけれど、大きな仕事をした後の開放感は何ものにも代えがたい極上の喜びです。「この気分を味わうために生きているんだよね」と、共同研究者と語り合いながら、心理的には5キロくらい体重が減ったような身軽さのなかにいます。
これでまた、新しい何かが始められそうです。始めるために終わる。終わるために始める。私たちの人生って、果てしない循環の繰り返しですね。
|
|
|
|
|