学生との「哀」 本文へジャンプ
ここでは、学生と一緒に体験した「哀しいこと」を綴っていきます。

2008年5月13日(火)

 この日、4年生ゼミでは車椅子バスケットを行う予定を立てていました。2回前のゼミから文献で勉強して準備を進め、1コマ前の授業時間から担当学生が車椅子の準備を行っていました。
 ところが、ゼミの時間に借りようと予約した体育館を、私たちより先に他の先生が予約を入れていたのです。それも音楽の授業のため、傍らで車椅子を使うことはできません。
 どうやら体育館の管理をしている部署が、うっかりとダブル・ブッキングしてしまったようです。当然、形としては後から予約を入れた私たちが身を引くしかありません。
 これからバスケットと、やる気満々で集まったメンバーも私もガッカリ…。外で運動しようかと思ったものの、雨が降ってとても寒く、そんな気持ちになれません。かといって、いつものゼミの教室に戻って何かをするのも、やはり気持ちが収まらず。
 多数決の結果、校内のカフェでお茶会をすることになりました。さっそくカフェに移動し、四方山話。就職のこと、親の介護のこと、病気のこと等々。皆でお茶会ができたことは楽しかったけど、どうもこのゼミはイベント時にアクシデントと遭遇する運命にあるようです。以前、ゼミ合宿で軽井沢に行ったときにも台風が直撃し、全ての予定をキャンセルしてバスに揺られて戻ってきました。今回、またしても頓挫…。
 「卒業までには絶対にリベンジしてやる!!」これが目下の合言葉になりそうです。学生との「トホホ…」な体験でした。

次回へ続く


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