ここでは、ある小学校での感動体験をご紹介します。 |
3回目のスウェーデンでの視察先で、2度も胸が熱くなる思いをしました。
一度目は、ある小学校の朝礼での光景です。この学校では、障害がある子どもとない子どもの部分的な統合教育を行っています。日頃は別々の教室で勉強しているのですが、行事等は一緒に行います。
この日は季節の行事の日で、広い講堂に全校の子どもたちが集まりショーが開催されました。何組かの子どもたちのグループが数十人の前で踊ったり、歌ったりと楽しそうにしています。
そして次は、車椅子や身体に障害のある松葉杖の子どもたちの順番でした。彼ら・彼女らは軽快でパンチのきいたディスコ音楽にのって踊りはじめたのです。そして、フィナーレに近づいたとき、先生たちが紙ふぶきを投げ、観客である子どもたちが拍手をしたり口笛を吹いたりと大盛り上がり。本人たちも、とても生き生きとリズムに乗っていました。
その光景をみていると、なんだか急に胸が熱くなって涙がにじんできました。そういえば、最初にスウェーデンに来たときも、車椅子の学生を連れてディスコで踊ったな、その時も本人も周りの人も楽しそうだったな、ということを思い出したのです。隣を見ると一緒に旅行をしている学生が、やはり涙をボロボロ流して鼻をすすっていました。
後でその学校の先生から聞いた話のなかで、一人一人に焦点を当てて大切にすることが語られていたのですが、まさにその場を目の当たりにしたのです。いかに皆が楽しい時間を過ごせるか、いかに一人一人が主人公になれるかが、この学校では大切なんだなということを感じました。
そして、2度目は同じ学校の校長先生の話を聞いた時でした。これまでこの学校に、日本から視察に来た人はいわゆる「偉い人たち」であり、学習途上の学生が来たのは初めてだと言うのです。そのため、特別に歓迎してくれたのでした。
ともすると、他の大学の「偉い人たち」に混じって、視察をすることも可能なポジションにいる私にとって、これほど誇らしく、また学生と一緒に来て良かったと思ったことはありませんでした。3回目の旅行を準備する過程で、いろいろと嫌な思いもした自分にとって、最高の歓迎の言葉でした。
左下の写真はその小学校です。真ん中は講堂の大きな壁画、そして右下は全校集会が行われた講堂です。
時に、思いもかけない人生のベスト・ショットに出会えるから、旅に出るのはやめられません!!
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