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2010年10月・11月の日記です。 |
2010年11月28日(日)
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新鮮な異業種研究交流会 |
ぐずぐずしていた体調も回復し、今日はパーソナルコンピュータ利用技術学会で発表を行いました。私の発表した「教育分科会」は発表者5人が全て異なる分野の教員で、総合情報学部、工学部、商学科、人間社会学部、社会福祉学部所属という顔ぶれ。
唯一共通していることは、コンピュータ技術を活用した教育を行っている点です。他の人の発表では聞いたことが無い用語が出てきたり、IT企業の人が質問したりと、私にとってはかなり新鮮でした。そして、その会場で女性は3人という、社会福祉系学会との違いもまた感じた経験でした。 |
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今日は業務で弁理士事務所に行きました。初めての領域、初めて聞く話、初めての原理、必死にメモを取りながら1時間程弁理士さんのお話をしました。自分が携わっている領域がいかに狭く、社会の一部分にすぎないのかを実感し、『まだまだ知らない世界が沢山あるんだ〜』と思いました。
この1ヶ月は体調がイマイチなこともあり、自分の研究に没頭するよりも、他の分野での経験を沢山している気がします。でも、不動産の買い方も商標登録も、とても新鮮で興味深いことばかり。
もう少し回り道をして、師走になったら本業に戻れたらいいな…。まずは体調の回復ですね。 |
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昨日、来年から住む新居が決まりました。人生史上最高の買い物です。
良い不動産業者と出会えて、数ヶ月かけて慎重に話を進めてきました。そしてこの間、これまで関心が向かなかった家やインテリアについて何冊か本を読みショールームに行き、センスを磨いてきました。
今回病気になったことにより、住まいのこと、食事のこと、身体のこと、お金のことと、仕事以外の部分ともキチンと向き合う機会が得られたことで、自分の幅が広がった気がします。
今日もこれから入試ですが、仕事もまた頑張れそうです。 |
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毎年、この時期になると土日が全て仕事で埋まるという現象が起こってしまいます。
昨日は、全国の社会福祉系教員が集まる教育セミナーがあり、午前中は関連の会議、午後はシンポジウムに出席しました。夜は懇親会があり、なぜか私ともう一人の先生が司会を務めることに。けっこう気疲れ…です。
今日は学内学会に出席し、午前一番から座長を務め、午後はシンポジウム出席、そして夜はやっぱり懇親会。ドクターストップにより断酒して1ヶ月以上が経ち、酒抜きの宴会も普通になりました。
そういえば、次回の土日は入試でフル出勤です。いつになったら土日が休日になるのでしょう。貴重な平日の研究日は、このところ休息日と化しています。
※写真は、マドレーヌ型で焼いたフィナンシェ
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2010年11月08日(月)
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そういえば私も京都に行くのだった |
土曜日の研修会で参加者の自己紹介をしていた時に、ある人が「明日から京都に行きます」という話をしていました。『この季節にいいなぁ〜』と思いきや、「そういえば私も明日(11月7日)は京都だった」と思い出しました。といっても、もちろん観光ではなく研究で。
7日は同志社大学教授の研究室に私を入れて3人が集まり、学会の課題研究の方向性の検討を始めました。まだ茫洋としたタイトルが与えられているだけの状態で、三者三様の話をするなかで少しずつ形が出来てきました。今後の行方が楽しみです。
それにしても、本当は紅葉など見ながらゆっくり京都の旅を楽しみたいところですが、いつも遠出してもこんなふうに研究や仕事でトンボ帰りするので、正直なところ自分では『長い間、旅をしていないなぁ〜』という感じがあります。いつかゆっくり古都を巡りたいものです。
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2010年10月31日(日)
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盛況だった社会福祉学部フェスタ |
金曜日から文化祭があり、今日は社会福祉学部主催のフェスタを行いました。5つのゼミ等が日頃行っていることをまとめて発表する場です。私が学部のとりまとめ役で、この半年で5回の文化祭実行委員会主催の会議に唯一の教員として出席しながら、チラシを印刷したり、学部内での調整を行ったりと、細々と働いてきました。
そんなフェスタは盛況で、次々にお客さんが訪れてくれて社会福祉学部の良い面を伝えることができた気がします。こんな形で文化祭に参加することはけっこう新鮮な出来事でした。そして、頑張った学生達のパワーに乾杯!!です。
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体調と同じく研究も一段落つきました。昨日、学会誌への投稿論文を仕上げて投函し、ホッと一息です。
その後、他学部の先生から11月の学会での発表の誘いがありました。それも「パーソナルコンピュータ利用技術学会」。私の書いた、パソコンによる遠隔授業の論文の存在を知った先生から声がかかったのです。私にとっては「異業種交流会」に近いものですが、面白そうなのでやってみることにしました。
先日の社会福祉学会は発表15分、質疑応答10分でしたが、その学会は発表10分、質疑応答2分ということ。これまで発表してきた幾多の福祉系学会は全て社会福祉学会と同じような長さだったのですが、領域によっても発表形式はいろいろなのだということを知りました。
※写真は、フルーツショートケーキ
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病気の診断を受けてから2週間が経ち、ようやく一段落つきました。この2週間は、気分の落ち込みや薬の副作用でフラフラしながらも、とにかく仕事をして切り抜けた日々でした。
でも、もう大丈夫のような気がします。落ち込みも底をつき、薬の量も調整できるようになり、食事制限のある生活も普通になりました。なにより今日は、以前のように学生の相談にのることができたので、自分の身体のことよりも他者を思う余力が出てきたようです。
『私って意外に適応力あるんだ〜』と自画自賛しつつ、『まあしょうがない、この病気とつきあってやるか』という気持ちになっています。長期戦になりそうですが、ぼちぼちやっていきますかね〜。 |
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2010年10月17日(日)
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母校のスクーリング無事終了 |
先週、今週と日曜日に母校の行事に関わっています。朝9時半から18時まで、実に8時間半の演習のスクーリングです。
社会人の方ばかりで、様々な経験を持った人達が集まり、熱心に取り組んでくれました。この日のために海外から帰国された方もいたくらいです。少しでも、ネットワークができれば良いのですが…。
10日前に病気の診断を受けてから、長時間の研修講師は初めてだったので「どうなるのかなぁ〜」という思いが心をよぎったのですが、無事に終わってホッとしています。とりあえず今は、食事制限、生活上の注意のもとで、自分の状態を探りつつ暮らしているところです。今まで経験したことのないやるせない思いを抱きつつ、緩やかに受容していくプロセスを観察し、学生に教えることにしましょう☆
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2010年10月11日(月)
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母校での学会が終わる |
昨日、一昨日と、母校の大学で社会福祉学会が終わりました。懐かしい顔にお会いできて嬉しかっただけでなく、一応現時点での出せる力を出して発表を終えることができ、自分としては完全燃焼しました。
それにしても、発表順が一番最後で、どんどん人が帰って行きどうなることかと思いましたが、私の発表前には10人くらいが入ってきてくれて、ホッとしました。たとえ何かを言われたとしても、関心を持たれないよりはいいですものね。
発表後に、コメンテーターを努められた元師匠から暖かい言葉をいただき、やる気も倍増です。いい学会になりました。
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毎年この時期になると、ソーシャルワーク総論でお客様に来ていただきます。全身性障害のある山野井昌子さん。歌人で芸術家、様々な物事へチャレンジする方でもあります。
今日も山野井さんと彼女が作詞した歌でCDデビューした歌手のシータθさんに、大学に来ていただきました。山野井さんの一言一言は重みのある言葉で、シータθさんの歌声も心に染みました。今年もまた、とても良い時間を持つことができました。学生達にも大きな影響を与えたようでした。
本当に、ありがとうございました!!
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また、私が生まれた10月がやってきました。今週末には、母校で行われる社会福祉学会で発表します。
今日、学会抄録集のDVDを開いてみたところ、なんと偶然にも私が発表する分科会では、私に医療ソーシャルワーカーの仕事を紹介してくださった先生と、研究を教えてくださった先生が司会とコメンテーターでした。もう、それだけで「豊かな学会になりそう」と、ハッピーになってしまいました。我ながら単純だなぁ〜と思います。
でも、辛い学会よりも楽しみがあった方がいいですものね。配付資料は準備したので、あとはQ&A対策を行い万全な態勢で臨むべしです。
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